先日クフ王のピラミッドの内部に、186年ぶりに新しい巨大空間があることが発見されました拍手拍手拍手

4500年前に作られたとされる、世界最大のエジプトのクフ王のピラミッドは、未だ謎の多くは解明されておらず、積み上げられた石が崩落の可能性がある為、穴を掘ることは出来ないので、調査は進んでいませんでした。

 

しかし、今回宇宙から降り注ぐ「ミューオンと呼ばれる素粒子の量から物質の質量を計測して、レントゲン写真を撮る様にピラミッド内部の調査して、内部に巨大空間があることを実証しました。

※ミューオンは宇宙線(素粒子)の一つで、常に地球に降り注いでいて、物質を透過する力が非常に高いという特徴があり、1kmの厚さの岩盤でも通り抜けてしまいます。

ミューオンは物体を通過する時、物体の密度や内部構造によって通過しやすさが変わるので、ミューオンがどの方向からどれくらいの数到達したか測定することにより、物体を傷つけることなく、内部構造を反映する画像が作れるのだそうです。

ファイバースコープを使い、ピラミッドの北側の斜面から中央部に向かって延びる通路のような形の、縦横2メートル、奥行き9メートルの空間の内部が撮影されました。

8年前の2015年からエジプトと日本、フランス、ドイツなどの国際調査チームが最新の技術を用いて調査を進めてきて、今回森島邦博 特任助教が率いる名古屋大学の研究チームが、原子核乾板と呼ばれるフィルムを「女王の間」に続く洞穴に置き、ミューオンの飛跡が目に見える形で記録され、今回の発見となりました。

また、このチームは6年前に今回とは違う別の空間の解析データも得ているので、更に新しい発見があるかもしれないので、すっごく楽しみです。

 

わたくしの歴史好きは、小学校の時にテレビでエジプトのピラミッド特集を見た時から始まっているので、今回の発見にすっごくワクワクしますし、新しい科学の力でもっと色々な事が見つかると期待します。