MIB辺りから、観たい映画ラッシュがやってきて、今までできるだけ月2本に抑えていたのが、週1~2本というとんでもない数になっています。

 

映画鑑賞券が値上げされるというのに、ホントに資金繰りが大変ですあせる

 

ってことで、以前お客さんに是非にと勧められ、読んだマンガが原作の実写化。

 

ザ・ファブル

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ちょっとネタバレてるから気をつけろよ。

 

依頼があれば、どんな相手も6秒以内に確実に殺すファブル(岡田准一)は、子供の頃からボス(佐藤浩市)に殺し屋として育てられた。

ファブルは裏社会で知らない人はいない殺し屋になるが、秘密裏に動き、任務を確実に遂行するので、彼を知る人はほとんどいなく、今や都市伝説になっている。

 

ある日、ファブルはボスから、1年間人を殺さず、普通に暮らすように言われ、もし人を殺したら、ボスがファブルを殺すという。

普通とはなにか知らないファブルに、ボスは1羽のインコを渡し、一年間大事に育てろと言う。

そして、佐藤明と言う名前の免許証と保険証をもらい、相棒のヨウコ(木村文乃)も佐藤洋子と言う名の免許証と保険証を受け取り、兄妹として大阪のとある会社にお世話になるよう言い渡す。

とある会社に向かうと、そこは反社会組織の団体の運営する会社で、社長の海老原(安田顕)に社宅(一戸建ての二階部分)を世話してもらい、そこで「プロの普通の生活」をすることになる。

ある夜、明と洋子が歩いていると、二人組のチンピラに絡まれ、明は洋子を逃し、やられて泣くフリをして事なきを得るが、そこにみさき(山本美月)がハンカチを貸してくれようとする。

実はみさきは、父の借金を返すためにバイトを掛け持ちしていて、海老原が大切に見守っている女性で、明に関わらないように言っていた。

そして、明に二人組を差し向けたのは海老原だった。

 

ファブルが最後の仕事をした後、現場に現れた二人組殺し屋フード(福士蒼汰)とコード(木村了)は、その鮮やかな仕事ぶりに感心して、都市伝説となったファブルを殺して、自分が新たな都市伝説になろうと考える。

現場に残されたスマホに、偶然ファブルの画像が残されて、それを頼りに彼の後を追い、組を潰して自分が取って代わろうとする砂川(向井理)に雇われる。

 

明が大阪に来た頃、海老原の弟分の小島(柳楽優弥)が、8年間のおつとめを終え、出所してすぐに彼に借金をしている男を殺し、何食わぬ顔で会長(本当は組長:光石研)に挨拶に行く。

小島はセレブ相手の怪しい仕事を考えていて、海老原が止めるのも聞かず、偶然見つけたみさきをターゲットにして脅し始める。

 

心臓発作で入院した海老原が、小島と連絡が取れないと、明に助けて欲しいと頼み込んでくる。

ボスとの約束は絶対なのだが、海老原の大切なハコスカ(大昔に大人気だったスカイライン)をやるからと頼み込まれた明は、小島のマンションに行き、現状や遺留品から推察して、みさきも一緒に拉致されたと知る。

明と洋子は小島と敵対していた人物が砂川と知り、彼の管理するゴミ処理工場に乗り込む準備を始める。。。

 

おもしろかったです。

 

実写化あるあるで、原作を端折ってあるせいで、色々説明不足だったりしますが、そういうものとして追求しないで観ないといけません。

 

常に冷静な明が、超超猫舌だったり、家では基本裸族だったり、サンマを頭からかぶりつき、みさきに指摘され直したり、彼の描く絵が可愛かったり、全然笑えないジャッカル富岡という芸人に大爆笑したり、笑えるポイントが散りばめられていますが…

基本背中がオサレな人達の内部抗争だったりするので、拳銃撃ちまくりで暴力ありあり、バンバン人が死に血だらけになったりします。

 

この手の映画に絶対出てくるイっちゃってる人達、福士&木村コンビは楽しみながら人を殺す殺し屋だし、柳楽くんのわかりやすいチンピラの演技はホントに凄かったです。

 

それとアクション指導もする岡田くんが、壁をガンガン上がっていく所は、まるでSASUKEかと思いました。

彼が出てもいい線いくんじゃないかと思います。

 

岡田くんって、カリとジークンドーの師範資格を持っていると思っていたら、また一つUSA修斗の師範免許が増えてて、もう道場開いちゃいなよ。

 

そして予想通り、ヤクザマンガの実写化なんか、絶対観ないだろう方達が席に着くのを見て、やはり岡田くんはアイドルなんだと改めて認識しました。

 

原作は青年マンガだし、人相の悪い人達ばかりの絵で、確かにエグい所は多々あるのですが、とても面白かったので、よろしければそちらもどうぞ。