気がつけば、入院生活も20日を超えるという大台に。


なんか、自分の場合は一般的な入院とはだいぶ違う感じなんだよなと正直言って思っている。


何故なら、普通は完治を目指して治療を続け、だいたい治ったら退院というのが流れだと思う。


つまり、悪い体調を改善してまともにして、退院させてくれるもののはずだ。


だが、自分の場合は検査数値は悪かったものの、体調はさほど悪くなく、元気一杯仕事してたのに、入院して首やら腹やら大穴を開けられ、チューブを繋がれて、一人前の身体障がい者に仕立て上げられてしまった。


しかも、この腹から出たチューブ(カテーテルという)を上手に使って生活出来るようになるまで、入院は続くという。


もう正直、腹に透析液たっぷり入れられて、苦しくてあまり動けない状態で一日中転がって生活するのは、結構な苦痛だ。


明らかに転がってばかりいるせいで、身体は鈍る一方だし、かと言って腹タポタポさせた状態で、何かトレーニングというのも、結構無理がある。


まだ不慣れな為か、抜いた後も腹部にかなり痛みが残る。


看護師さんに言わせると、通常あり得ない場所に大量に液を入れ込むから、慣れるまではそういう痛みは出るものですよとの事。


何だか、退院する頃には体力落ちまくって、仕事出来なくなってやしないか、いささか不安になってきた。


余談ですが、入院のもう一つ怖いと思う事は、一緒の寝たきりのお爺さんを見ていて思うのだが、何から何まで看護師さんが面倒を見てくれると、当たり前のことをさえ自分でやらないダメ人間が出来上がってしまうという事。


そのお爺さんは頑張れば起きて自分でトイレに行けるらしいのだが、最近では「めんどくさい」とか言って、ベッドで寝たまま大便をして、ナースコールで「うんち出た」とか呼んで処理させている。


そんな事を当たり前に思うなんて、人間の尊厳はどこ行った?と聞きたくなるが、オムツを変えて貰いながら、煎餅なんかかじっている。


その上で、看護師さんに「もっと気を使って優しくしろ」とか平気で文句を言っている。


こうなると、おそらく退院する気はないというのが、ありありと感じられる。


本当に死ぬまで、孫くらいの歳の看護師にケツを拭き続けてもらう気満々なのだ。


年齢的にも、今後良くなってまた社会復帰して社会貢献する可能性はゼロだと思う。


こんな老人に何人もの若者(看護師)が付きっきり面倒見てるのは、なんか狂気の沙汰だと思っている。


病院とはそういう所だ。


見ていると、そういった老人が各病室に沢山いる。


日本は少子化でやがてこういう状態を維持する事は出来なくなるだろう。


医学の進歩は違う問題を生み出してると個人的には思っている。


物凄く酷いことをあえて言わせて貰うけど、「人間、自分で自分のケツ拭けなくなったら、治ろうとする奴以外はもうさよならすべき」だ。


残り少ない人生を、若者の時間や労力を奪う事だけに費やす老人はいらない。


自分が今後そうならない様に、頑張りたい。


酷い事言った後に、こんな事言うのも変だが、夜にはサッカー日本代表が世界最速でW杯出場を決めた。


本当にめでたい。


早く帰って、ビール飲みながら、サッカー観戦できる日が戻って来ますように。


ちなみに俺アル中かもなぁとちょっと思ったりしてたけど、一滴も酒飲まないでもう20日経った。


震えるほど酒飲みたいかと言うと、そうでもない。


どうやら大丈夫みたいだ。