手術からまだ1日しか経ってないせいか、腹が激痛で苦しい。
しかし、術後の経過を良くする為には、動かなければならない。
手術を受けた人間はわかる「あるある」なんだけど、傷口が治る時に不必要な部分を巻き込んでくっついてしまう事がある。
これを「癒着」と呼ぶのだけど、それを防ぐ為に、早いうちから歩いたりして、積極的に動かなければならないのだ。
それと、自分の場合は早いところ身体にいろいろ付けられている管やら配線を取りたくて、動くんで取ってくれと申し出ていた。
朝からぎゃーぎゃー騒いで、昼頃にはほぼ全部取ってもらった。
こうなると、腹から出た管は腹膜透析用の一本だけになった。
午後はこれを使って、初めての腹膜透析を行なった。
とは言っても、最初なので少量を慣らしと洗浄の為に入れて出すだけの作業なのだが。
500mlの透析液を管から腹に入れる。
本来は2リットル入れて4時間放置した後、排水するという事を毎日やらねばならないらしい。
500mでも、腹は痛いし、なんか張ってるし、充分に苦しかった。
しかも、出てきた液は聞いてはいたけど、血と混じって赤かった。
しかも、機械的に出し入れするのでは無く、高低差を使って流し込んで、同じ原理で外に出すので、結構時間がかかる。
これを毎日やるのか…と思ったら、かなり気が重くなった。
しかも、今は腹が痛過ぎて何をやるにも苦痛で仕方ない。
しばらくは苦行だなぁ…
夜も鎮痛剤を貰わないと眠れそうにない。