恐ろしい事だが、何もしない毎日に慣れて来た。


入院すると、弱くなるってのは本当だと強く思う。


変な話だが、病気などで通常の生活が送れないレベルの人が入院するのだから、僕のようななんでも出来たレベルの人間がくるところじゃ無い。


無理矢理何も出来ない人のレベルの生活を強要するのだから、これは仕方無い事なのかも知れない。


僕も、臨時措置という事で、首にカテーテルを繋げられて、外出も禁じられて、出来る事と言えば病院内をうろうろする事と自分のベットに居るだけなのだ。


寝転がって、スマホを見て、気がつくとうとうとして、そうこうしてるうちに飯が来る。


入院前から考えると、まるで夢のような生活に思えるかも知れない。


でも、ここに来て思うのは、キツイ仕事の後のビールみたいな、メリハリが無い生活は逆に辛いという事。


そんな生活に恐ろしい事に少し慣れて来た。


時間がゆっくり過ぎて苦しかったのだけど、あまり感じ無くなってきたのだ。


社会復帰出来るのだろうか…不安になる。


ところで、今日は最後の血液透析を受けた。


明日は手術で腹膜透析に切り替わる為、首に刺さったカテーテルは抜いて貰った。


「首の血管に入った管を抜く」このワードだけ聞くと、なんか大変な事しそうだが、びっくりするほどすんなり終わってしまった。


抜く時に縫い止めてある糸を切って、管を引き抜くのだが、その糸を切る時にチクッと痛かっただけで、肝心の管を抜く時は注射針抜くみたいな、するっとした感じがしただけだった。


その後は流石に太い血管なんで、ドクターは長々と押さえて止血していた。


でも、その後は大きな絆創膏みたいなもの貼られて終了…とあっけなかった。


明日からは腹から出た管から透析を行う。


腹膜透析のシステムは、説明を聞いても相変わらず原理がよくわからないけど、血液透析よりは拘束条件が緩い。


仕事を続けていく為には、こちらを選択するしかなかった。


ちなみに血液透析は週3回、4時間、透析してくれる病院に通わなければならない。


腹膜透析は自宅で自分で出来るというものなのだけど、デメリットは自分で毎日やらないといけないという事。


寝てる間にやる形が選べるという事でこちらにしたが、器具の操作が結構大変らしい。


もっとも、腹に外に出ている管あったら、そりゃ気をつけないと大変な事になる。


外仕事の自分に管理が出来るのか?かなりの不安は正直なところある。


でも、定年まで後少しだし、出来たら最後までちゃんと勤め上げたい。


その為には仕方ない。


手術は下半身麻酔でやるそうだが、1日絶食で動けなくなるらしい。


だから、明日はこのブログ更新出来るかわからない。


どっちにしても、手術が上手くいきますように。