喜ぶべきなのか悲しむべきなのかわからないが、入院生活に慣れてきた。


寝れなくて苦しいのは、事実なんだけど、次の日求められているのは、責任を果たす能力とかやる気じゃ無くて、ただ寝てる耐久力なのだ。


寝てなくても何とでもなるわ…と思ったら、なんか肩の荷が降りた気がした。


これまで、寝ないと明日動けんというのは常に頭にあって、寝れない夜でも何としても寝る努力ってやつを頑張っていたけど、しばらく無縁になる様だ。


時間に関しても、これまでは後何分で何をする?という問いかけをよく自分にしていたけどやめた。


なぜなら、入院中って全部病院側のスケジュールで動かされる為、能動的な部分が不用なる為だ。


今気がついたけど、お年寄りとか多いせいか、何をするにも案内やら補助がついてくる。


歩けます!って言ってるのに、昨日も病院内を車椅子に乗せられて移動してた。


もう自分で自発的にやるべき事を率先してやる事が出来なくなるんじゃないか?と少し不安になる。


入院するとスポイルされるというのは、こういう事なのかな?と思う。


ところで、今日は胃と大腸検査拷問セットと聞いていたので、楽しみ?に震えて待っていたのだが、どうやら病院都合で胃のみらしい。


しかも、朝から唯一の楽しみの食事も無しになって、空腹に耐えながら待っていたのに、実際の検査はお昼時だった。


入院時のこの現地にいるのに、待ち時間が凄いのはいつになっても意味不明だ。


結局昼に胃カメラ飲まされただけで、1日は終わってしまった。


胃カメラは前に飲まされた時かなりの拷問だったので、覚悟していたのだが、苦しいは苦しかったけど、前ほどじゃなかった。


何より、待ち時間の割には、やってた時間は多分5分あるかないか位だったし、えずく感じもあまり無かった。


それより、眠くてなります〜って、おそらく麻酔的なものを点滴で入れられたが、やってる時は全く効かず、終わった後1時間位してから、爆睡するという事になったのは意味不明だった。


結局、高い入院費払って、一日中かけてやったのは胃カメラ5分である。


しかもこのペースでおそらく1ヶ月は入院しろとか言ってるけど、費用と俺の稼ぎ考えると吐き気がする。


よく、入院するとか言うと「人生の夏休みだからゆっくりせい」とか言われるけど、予定の無い夏休みって悲しいのは大人も子供も一緒だね。


本でも読むかなと家内にリクエストだけは送っておいた。


それと、良くないネット環境改善の為にポケットWi-Fiを手配してみた。


何がどれほど改善出来るかわからないけど、少しづつやれる事やらないと退院する頃、なんかダメ人間になってそう。


…とりあえず、頑張る。