大善寺玉垂宮 | さすらう珠澄

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1月17日に柳川に行った時の事。

その時の記事はこちら💁‍♀️
「去年、柳川で…」
「ぶしのいえ」
「今年もまた」

この日の計画は、朝のうちに次の旅行の準備でレンタカー会社に行って手配し、その後、西鉄電車に飛び乗り柳川へ、三柱神社⛩やかねてより見に行きたかった「立花宗茂と柳川の武士たち」の展示と誾千代姫の住んだ館跡を巡り、また電車🚃に乗り着いた駅🚉が大善寺!

実はこの大善寺駅からほど近くにある玉垂宮さんに参拝するためにやってきました。

ずっと気になっていた神社⛩だったのです。

なぜかというと…。
2015年6月3日に東京の北澤八幡宮さんで巫女体験をさせていただきました。

その時の関連記事はこちら💁‍♀️
「実り多き」
「東京ひとり旅」
「北澤八幡神社」

その時に神職さんから、境内社の説明を受け、摂社末社にご挨拶させていただきました。

その時に境内末社に高良玉垂宮の神様が祀られているとの説明をいただいた時に、
「あ、高良大社行ったことある!」と思った瞬間、さーっと鳥肌が立って「え?なになに(・・;)」ってびっくりしました。
けして寒くはなかったのに不思議な感覚でした。

後日、冷静になってからふと思ったことが、「あれ?そういえば久留米の高良大社には行ったことあるけど玉垂宮には参拝してないんじゃ??」!

それ以来、久留米の玉垂宮に機会があれば伺いたいと思っていました。
そしてこの日やっと実現へ!

大善寺駅から少し歩いたらからかさばしという橋が!
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この川は広川なんだそう。
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あ、肥前鳥居⛩
佐賀の神社でよく見る鳥居です。
筥崎宮にある鳥居も肥前鳥居に似た形のものがあります。


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日本三大火祭りの鬼夜のポスターが貼られて居ました。
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立派な楼門に惚れ惚れしてしまいます。
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内側から。
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拝殿前でご挨拶をして、北澤八幡宮の境内社の高良玉垂宮のお社を思い出したりして境内を巡りました。
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大きなご神木です。
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鬼夜の大松明。
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鐘楼があるところが神仏習合の名残り。
大善寺の名の通り神宮寺があったようです。

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お祭りで使うのでしょうか。
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傘橋記念碑。古い時代の橋脚だったようです。
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狛犬のように佇んでいます。
今にも動き出しそう。
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境内でゆっくりした後は楼門を出たところに
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鬼夜の像がありました。
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案内板。

大善寺玉垂宮。とても不思議な空気感がありました。
大善寺という地名から神仏習合色が強そうと想像していましたが、もちろんそれも相まって独自の雰囲気というか。


高良大社にも参拝したことがありますが、そちらは山の中にあり、神秘的ですが雰囲気はまた違います。
御祭神はどちらの神社も玉垂命と八幡神、住吉大神という同じ神様をお祀りしています。

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高良大社の社務所に併設された展望台からの景色。2012年9月14日。

話が少し逸れますが、この2012年9月14日の思い出を語りますと…
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高良大社に行った後は、父方の祖母の生前に一緒に来たことがある久留米成田山に参拝して。
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水天宮へ。

高良大社は前々からずっと気になっていたので、この日参拝しに行ったのですが、何故気になっていたのかと言いますと…。

私の故郷のお祭りに「楽打ち」という伝統的な舞踊のような神楽のような様式がありまして…
これを舞うのは子供(元は男児だけだったですが、少子化の影響で女児も参加するようになりました)だけ、鶏の羽根を頭につけ、鉦と太鼓を鳴らして踊ります。
この踊りを神社の境内や御旅所の前で何度か繰り返すのですが、踊りと踊りの間に「言い立て」というセリフを言う役割の子が出て来て言います。

この子は鶏の羽根をつけておらず、相撲の行司に似た衣装で御幣を持って「言い立て」るのです。
その内容は楽打ちの起源を説明するもので、中世のこの土地で起きた飢饉や農耕の相棒であった牛馬の疫病の原因を源平の合戦時に牛の角に松明をつけ追い立て平家の軍勢を敗走させた怨みによる怨霊の仕業と考え、慰霊のために演奏されるようになったと伝えています。

それでナゼ久留米の高良大社?
実はこの言い立ての内容にある、牛の角に松明をつけて平家の軍勢を追い立てたというのが、筑後の高良山。
平家がここに陣を敷いていたところを件の戦法で襲撃し、これに態勢を崩された平家軍は小瀬川に沈んだと伝わっているのです。

牛に松明の逸話はメジャーどころでは倶利伽羅峠の戦いでのこととされているのだけれど、話が人づてに伝わる過程で混ざってしまったのか…。

平家の落人の多い九州だからこその謎多き習俗なのか、私の故郷の地域ではこの楽打ち、または鶏の羽根をつけて行う故に「にわとり楽」とも呼ばれる祭りが点在するのです。
そして北部九州の広範囲で戦乱で亡くなった人々を慰霊するために奏される楽が点在するようです。

水天宮は天之御中主神と安徳天皇とその母、高倉平中宮(建礼門院)と更にその母、二位の尼が主祭神として祀られています。
壇ノ浦で平家が滅びたあと、筑後まで落ち延びた按察使の局伊勢という女官が平家一門の魂を祀ったのが始まりと伝わっています。

筑後や肥前にも平家の落人村がいくつかあり、私の父方の祖父はその落人村の一つの山の中にある集落の出身でした。

先祖のこと?とかあってなんとなく気になってたのかな?わからないけど。

この日は、こちらも気になっていた久留米ラーメン🍜のお店…
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モヒカンラーメン文化街店。
その名の通りモヒカンの店員さんがいて感動しました(^^)
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それからモヒカンラーメン本店🍜とハシゴをしました。
久留米ラーメンにしてはあっさり目(久留米ラーメンにしてはですよ!)で食べやすいトンコツラーメンでした。

2012年9月14日の回想でした。

その後、2013年の春にちょっとした転機があって、ちょうど佐賀で暮らし始めた相方と一緒に暮らすと決めて佐賀に向かう途中にも久留米に立ち寄り、高良大社と成田山に参拝しました。

その時はモヒカンラーメン🍜が店休日だったようで、近くの清陽軒に入りました。
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こってり久留米ラーメンで美味しかった🍜2013年4月1日。

…途中からラーメン🍜回想になっている(・・;)

久留米方面のことを書いていると、色々思い出して回想してしまいました(^^;)


さてと、時間を1月17日に戻してっと…。
玉垂宮に参拝してから駅🚉近くをぶらぶらと歩いてまして、その時に見た雨上がりのチンダル現象がダイナミックで素敵でした。
私の写真🤳では壮大さがあまり出ませんね(-_-)
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天使の梯子とも呼ばれるそうな。

せっかくなのでご飯🍚食べて行こう!と入った筑後うどん「徳兵衛」。
地元で長く愛されているお店だそうです。
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メニュー注文のかたお惣菜取り放題とあって、ついつい欲張ってしまいました(^^;)
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かきフライ定食美味しかった!
筑後のうどんも、麺はやわ目なのですね!
まぜ飯の味付けは甘めでした。

今回も長い話になってしまいましたが、最後にはヤハリ食いしん坊なレポートになってしまうんですよね…_| ̄|○
長い回想が入ったり色々しましたが最後まで見て下さってありがとうございます😊