新曲「レコード」リリース! | 山田タマル オフィシャルブログ Powered by Ameba

新曲「レコード」リリース!

こんばんは!

本日、新曲「レコード」リリースいたしました🌸

New Single 'Record' is out now!
Available on every digital platform.


各プラットフォームからダウンロード、ストリーミング等でお聴きいただけます。




東京では桜の木もすっかり緑が茂ってきましたが、
東北はじめ北国では、今これから桜の季節を迎える頃。

母の故郷・岩手には、
みちのく三大桜名所の一つ、
北上展勝地があります。

実は、昨年の春、
展勝地を訪ねようと思っていたのですが、
コロナ禍で実現ならず。

帰れない寂しさ、家族に会えない寂しさ、そして、無事にまたみんなに会えますように、
思い馳せて、

北上の桜の写真や映像を眺めながら、
さくら祭りをイメージして、詞を書きました。


出会い、別れ。終わり、はじまり。
巡る季節の中で、花が告げるもの、花にうつす心。

当時、
どんな思いで、桜の木を植えたのだろう。
どんな思いで、
先人たちは桜景色を見つめてきたのだろう。

そして、今、私たちの思いも。

どれだけの人の思いや夢を、
桜は、うつしてきたのだろう。


一年以上の間、大切に紡いできた曲。

作曲家・ピアニストの秋山暁子さんが、私の声をイメージして創ってくださったメロディ。

みちのくの桜を想っていたある日、
美しいこの旋律がふと、
桜のイメージと重なり、
はらはらと言葉になってゆきました。



デモを聴いて間もなく、
ディレクターの天野裕士さんが、タイトルを、そして、素敵なコピーを寄せてくださいました。


レコーディングは、アルバム「AQUARIUS」に続きリモートで。

歌のレコーディングとミックスは、
「恋をしなさい」の作曲、「パンドラ」「デジャヴ -楽園に吹く風-」の編曲をされた小田嶋庄司さんにお願いしました。


Hope you like itちょうちょ
皆さまの心に、そっと寄り添えたなら、幸せです。


「レコード」
作詞 山田タマル / 作曲 秋山暁子


人の夢は儚さ、儚さゆえの命の刹那に、何かを記そうとする。ひととき咲いて、見る間に散ってゆく桜には、神さまが宿ると信じられてきた。散るだけの花の色は変わらず、花の香が誘発する幻。繰り返し再生される何かの記録が、その花の色。
そう、変わらないからの〈レコード〉。


Our dreams are ephemeral and we try to record something in the fleeting moments of our lives. It has been believed that gods dwell in Sakura-cherry blossom-, which blooms for a moment and then falls in a flash. The color of the blossom remains the same, but the scent of the blossom induces a phantom. The color of the flower is a record of something that is revived over and over again.

Yes, a "Record" because it never changes.



Vocal: 山田タマル
Piano: 秋山暁子
Vocal recording & Mixing: 小田嶋庄司
Direction & Title: 天野裕士