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旅っこ便り、はじめます。

こんばんはヒヨコ

 

昨日は「天才!志村どうぶつ園」で志村さんの愛に触れ、号泣。

今朝も少し目が腫れていました。笑



いよいよトリオのアルバムも完成が近づき…



リリースも決まりました!


6月にCDリリース、

その前に配信も予定しています。


ライブの映像も観ていただけるようにしたいなと思っています。


また詳細お伝えしますねニコニコ


 

 

さて!

今日は、

長くなります。犬しっぽ犬からだ犬あたま



今まで後回しにしてきた自分への宿題や勉強など、

山積みにあるのですが、

 

その中の一つ、

ずっとメモを書き溜めていた’旅っこ便り’を書いていくことにしました。

(’書く書く詐欺’の指名手配が出されているほどです。笑

ずっとあたたかく見守ってくださり、ありがとうございますお願い

 

 

3月も本当は旅をしようと思っていたのですが、

その思いも、

次の旅に向けて。

 

 

私にとって、

旅は、

非日常の世界へ誘ってくれるもの、

また、

日常の愛しさを感じさせてくれるものでもあります。

 

そして、

旅をするたび、

新しいことを知るだけでなく、

その頃思っていることの’答え合わせ’のような出来事や出会い、’発見’があります。

 

旅は、’発見’。

そのイメージで作ったカバーアルバムもリリースしました。

(もう10年前かあ!)

 

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Discover vol.II Discover vol.II
1,830円
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この頃はまだ、

実際にそんなに旅はしていませんでしたが、

 

一つの場所にいても、

例えばどんな仕事をしていても、

一人でいても、誰かといても、


心は誰でもいつでも’人生’を旅していて、

 

「人生は旅」というテーマが、

いつも私の心にイメージとしてあったのでした。

 

生きることは、人生を見出していくこと。

 

もしかしたら、

新しく知った と思っていることも、

忘れていたことを思い出していることなのかもしれないなあとも思ったりもします。

 

世界は、

もうちゃんとそこにあって、

私たちに見つけられるのを、発見されるのを、

待っているんだと。

 

気づけば、

理由もなく、

そう思うようになっていました。

 

そして、今も、

still dreamingな私です。

 

 

大沢たかお インカ帝国 隠された真実に迫る』のテーマ曲「恋をしなさい」。

 

 

こちらのPVは、
その頃に行っていた旅先での映像のコラージュで作っていただいたのですが、
この5年くらい、
導かれるように何度も訪ねているインドが、映像の中心になりました。

 

 
インドは’好き嫌いが分かれる’とか、
色々イメージを持たれている方もいると思うのですが、
 
私にとってインドは、
一言で言うと、
’自分がどう世界を見ているか’’どんな価値観で生きてきたのか’を教えてくれる場所。
心の故郷です。
 
行くたびに、
鏡のように、自分のうちを映し出してくれる気がします。
 
 
今年の初めには、何度目かのインド旅へ出かけました。
 
インドに行くときは、
毎回はじめて訪ねるところを予定します。
 
バラナシ、ケララ、レーラダック、オーランガバード、コルカタ・・・
まだたくさんではないけれど、
いくつか訪ねた中でも、
今回初めてだったシャンティニケタン。
 
シャンティニケタンは、
アジア人として初めてのノーベル賞を受賞したインドの詩人・タゴールによって作られた大学の町です。
(一つの学校から大学へ、そして今では町そのものが学園。)
 
そこでも嬉しい出会いがたくさんたくさんありました。
 
(順番に書いていくと、またまた時間がかかりそうなので、笑
思い立ったことから、ひとつずつ書いていこうと思います。)
 
今日は、
そのシャンティニケタンでの出会いをひとつを。

シャンティニケタンを訪ねたのは、
今回の約2週間の旅の後半。
 
 
(2年くらい前にコルカタでライブをした時に共演した歌い手さんがシャンティニケタンにいらっしゃることを聞いて、
「近い将来きっとシャンティニケタンにも行きます!」と話していたのでした。)
 
 
滞在中、
シャンティニケタンの中心地から少し車を走らせたところにアシュラム(道場)を構えるバウルにお会いすることができました。

 

バウルは、歌い人、歌う修行僧。
吟遊詩人と表現されることもあります。
 

※ご参考に。

 

 

世界で最も有名なバウルの一人、

パルバティ・バウルさん。

(いつも2匹の犬が、阿吽像のようにパルバティさんに寄り添っています。)

 

ご紹介くださったディレクター・作家の阿部櫻子さんの著書『インド櫻子ひとり旅―芸術の大地』(木犀社)に、パルバティさんのことが書かれています。

 

歌のみならず、

歌い舞い踊る修行者・パルバティさんのアシュラム(道場)で過ごした一日。

 

 

敷地内をパルバティさん自ら案内してくださり、

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(太陽が咲いているような、マリーゴールド。)

 

色々なお話をして、

 

敷地内で育てたオーガニックのお野菜やお米を使ったランチもご馳走になりました。

 


ツヤツヤに輝くバナナの葉のお皿に盛られたお料理は、どれもフレッシュで美味しい!

(お料理はお弟子さんたちの手作りです。)

 

そして、

本当に本当に、

ゆっくりと時の中に浮かぶような午後。

 

image

(美しいアシュラム。)

 

(マッサージ中。)

 

と、

文章にするとものすごく長くなってしまいそうなので、笑

絵にしてみました!

 

 (って、こちらも情報量が多くて見にくいですねお願い
そう、そういえばこの日はベンガルではいわゆる'大晦日'にあたる日で、翌日は大きなお祭りもあるという話でした。)


夜には、
お弟子さんたち全員が道場に集い、
ひとりひとり、
お稽古されている歌を歌い、舞い、表現されました。
そして、
今日という日、今、自分が感じていることを、
言葉にしていく。
 
 
私も、
「ぜひ歌を聴かせてください」と機会をいただき、
『旅人…永久(とわ)へ』を歌わせていただきました。

 

 

本当のしあわせは、

心から、

生まれる。

 

だから、

どこにいても、どこへも行かなくても、

人生はずっと旅をしている。

 

辛い時 苦しい時も、かなしい時も、

嬉しい時も、楽しい時も。

 

 

書きながら、
パルバティさんがこう話されていたことを思い出しました。
「昔は色々なところに行きたいと思って、たくさん旅もしたけれど、
ある時から、どこかへ行きたいとは思わなくなりました。
それは、バウルとして生きることを決め、自分の使命を覚悟した時だったように思います。
今、ここがすべて。
そして、
ひとつの場所にいても、世界を感じられます。」
 
(飾られている写真は、パルバティさんのお師匠さんとパルバティさん。)

シャンティニケタンでの思い出はまだまだ、たくさんあります。

パルバティさんについても、

また書かせていただこうと思いますが、

 

もともと絵描きを志していたというパルバティさん。

こちらで歌も、舞いも、

数々のアートワークもご覧いただけます。

ご興味ある方はぜひ!


https://parvathybaul.com

 


 
本当に素敵な方です。

出会いに感謝。

 ・

追伸
 
今、
このシャンティニケタンでもそうですが、
インド全土、長い封鎖状態にあるとのこと。
 
デリーにいる家族(私の心の家族)からも便りが届きました。
 
 
image
 
インドでは、
鉄道、道路はもちろん、
自転車や車での外出も禁じられているとのこと。
 
都市部で働き、
故郷に帰れなくなった人たちは、
なんとかして家族に会おうと、
歩いて帰ろうとする人もいるそうです。
 
色々と話を聞いて、
’さすがインドだなあ!’と思ったのは、
寝台列車のこと。
 
病院で患者さんを収容できなくなった時のことを想定して、
運行を止めている寝台列車を、
患者さんたちを収容できる場所として用意しているとのこと。

寝台列車を活用すると、
そこで30万人くらい収容できるようです。
 
(私が乗った寝台列車もきっと今頃…!)
 
あるものは使おう!というインドらしいユニークもありますが、
 
’いつ何が起こるかわからない’からこそ、
 
いつでもchangeできること、
 
ものの使い方、価値、過去も今も未来も、
すべては私たちの意識次第だと、

例えばインターネットがなくても、
本質的にみんなが共有する感覚がちゃんと生きてるのだなあと。
 
話を聞いて、
インドの生命力、発想に、
はっとさせられ、
本当に、
どんな時でも、
新しい'発見'に出会わせてくれること、

愛おしいきもちになりました。
 



私のおうちの小さな祭壇には、
旅先で出会った各地の神さまが寄り添っています。

そして、

みんなみんな、仲良しです。

 

(お供えしているお米は、パルバティさんが分けてくださったもの。パルバティさん、ありがとうございます。)

 

 

綺麗事ではなく、

世界は繋がってる。


とっくに、

ずっと。


だからこそ、

そのひとりとして、

今、ここから、できることを。


ひとりひとり、

ひとつひとつ。



旅をしても、

いつでも変わらず最後に帰るのは自分自身、心。



世界中の愛しい日常への思いがあふれます。



各地、

少しでも、心穏やかな夜でありますように。


  

心より