聖なる旅~ツインソウル -3ページ目

聖なる旅~ツインソウル

一人一人に 起こる スピリチュアル(霊性)の目覚め

それにともなうツインソウルとの出会い。

その 目覚めへの旅に 私たちはすでに出発している…

スピリットからのメッセージ

プロジェクト2日目の朝。
麻理子は午前5時に目が覚め、バスルームの浴槽に湯を張りその身を温かいお湯に浸した。

ああ、瀬織津姫様 ありがとうございます。

湯船の中で身体を伸ばしながら ふんだんにお湯を使い身を清められる幸せに感謝していた。

瀬織津姫は水の神であり、清めの神でもある。

バスルームから出て、身支度を整え、朝食をとるため1階のレストランへ向かう。
申し合わせたわけではないが、ほかのメンバーもレストランに向かう途中のロビーにあるソファーに座っていた。

「おはようございます。」

皆口々に朝の挨拶を交わし、レストランに入る。

バイキング形式で用意されている料理を銘々取り、隣り合ったテーブルに着く。
昨日あった出来事を談笑し、今日の事も軽く打ち合わせをしつつ食事を摂る。

集合時間の8:00前にはそれぞれが部屋に戻り荷物を取りロビーに集まる。

皆が集合したのを確認して、今回のプロジェクトの遂行責任者であるメンバーの一人が今日の行程を簡単に説明する。
今日も気が抜けない内容だ。

まずは、白山ひめ神社へ向かい、瀬織津姫様のサポートをお願いする。
前日一番最初に訪れたのも、瀬織津姫様へご挨拶し、サポートをお願いするのためだ。




 


一の鳥居をくぐると、そこは別世界である。

参道の両脇には、まだ青々とした紅葉が葉を繁らせている。

ところどころに巨木が立つ。

左の側溝には山からの清らかな水が涼やかな音をたてて流れる。

竹で出来た足元を照らす外灯が参道の終わりまで両脇に等間隔に並ぶ。

樹木に覆われ、参道はしっとりとした神気に包まれている。

メンバー全員がその様子に感嘆し、一瞬無言になる。

皆 神気を深く吸い込んだ。

身体にエネルギーが満ちてくるようであった。


拝殿へと続く門の手前に石の鳥居が有り、その右手に手水場がある。

そこで手と口を清める。

門を通り抜けると正面に拝殿がある。

他の参拝者に迷惑にならないように3mほど後ろに下がって2列に横並びになり、祝詞を奏上する。

本殿への参拝が終わると、向かって右側の元宮遥拝所へ移動する。
そこでも祝詞を奏上する。
麻理子は、自分の奏上する声が重苦しく、一語一語が太い鎖をつけられているように感じた。

なぜ、元宮の遥拝場でこんなに重苦しく感じるのだろう?

本殿ではこんな重さは感じなかったのに・・・

不審に思った。

遥拝場に向かってメンバーが横2列に並び祝詞を奏上していたのだが、終了してから、一番右に並んでいた麻理子がふと右側を見ると、石碑と大きな碇が立っていた。

旧陸軍武器戦利品奉納


石碑にはそう刻まれてあった。

「なにか、あの石碑が気になるのですが・・・」

麻理子がリーダーにそう告げると、彼女が霊視をはじめた。

第2次世界大戦時の戦利品である武器をここに奉納したのか。
その時の記念石碑。

「浄化と引導渡しが必要です。
これが・・・これをすることがここでとても重要だったんですね。」

瀬織津姫様からメッセージを受け、リーダーが告げる。

2mほどもある大きな碇と、石碑と、メンバーは二手に別れて浄化を行う。

碇は、旧海軍の戦利品であった。

浄化がすんだら、全員で石碑に向かい引導渡しを行う。

石碑には、戦争で亡くなった兵士やこの地の民間人の想いが沢山つまっていた。
戦利品の武器にもである。

そして全ては石碑に集約されていた。
おそらく、中国や朝鮮等のアジアに於いての武器戦利品も多数あったであろう。
それはすなわち、アジアの多数の犠牲者方の想いもつまっていたということである。

麻理子は、引導渡しの言葉を心の中で語りかけながら、自分の感情が一瞬津波のように激しく押し寄せ、深い哀しみとあわれみが襲ってきたのに驚いた。
戦争で亡くなった人たちへの哀しみかもしれない。
戦争への憤り・哀しみかもしれない。
中国・朝鮮民族の血が哀しみを叫んだのかもしれない。
自分の感情の高まりに思いがけずに驚きながら涙があふれる自分を見つめていた。

時間はかかったが、まだ思い切れない少数を残して他の人々は守護霊と神様方のお導きにより光の場所へと還っていった。
「残りの方々は、納得してからで結構ですのでお還りください。すぐそばに守護霊の方がいらっしゃいます。
その手をとり、一緒に光への方へとお帰りください」

それが1日目の最初に訪れた神社での出来事である。
2日目の今日は、お供えのお菓子・酒などを御供えし、再び引導渡しを行う。
最終的には数人を残し全て光の方へと還っていった。
全てをあわせるとかなりの人数であった。

それから、次の神社へ向かうために門を出る。
門の場所に白い神馬の木製の像が安置されている。

 


一日目も今日も、メンバー全員その白い神馬に癒された。
神馬を見ていると、浄化と引導渡しが終わり、お守り授与所でおぼえた腹部の痛みがいつの間にか消えているのに気づき、麻理子は驚いた。
白山ひめ神社へ感謝をささげ、次の神社へと向かう。

それから午後過ぎまで、浄化のためのプロジェクトを行う。
ある神社へ向かい、そこで起きた事件の負のエネルギーを浄化する。
その事件を引き寄せるエネルギーが元々その神社にあったがゆえ、起きたのだ。
元からあったもの、最近の事件。そこに留まりつづけている両方のマイナスエネルギーを一気に浄化する。
神社へ向かう車の中で、そこへ近づくにつれてメンバーはそれぞれ異変を感じ取っていた。
気分が悪くなる者、手や肩を刀で切りつけられるような痛みを感じる者。
霊視により、見える者・・・。
神社へ着いたときには、ただならぬ霊気がその敷地を取り巻いていた。
参拝者は一人もいない。
まったく人気がない、その小じんまりとした神社は静かにたたずんでいた。

まず、敷地内を浄化し、祝詞を奏上する。
全てが終わったのは正午である。
敷地の様相はまったく変わり、柔らかな空気が充満してる。
暖かな日差しの中小さな白い蝶がひらひらと飛んでいるかと思うと、上昇気流に乗り高く高く青い空を昇っていく。

「蝶があんなに高く昇って行くなんて・・・。初めて見るわ。」

麻理子はそう言い、羽ばたきもせずに、ただ上昇気流に身を任せ、青い空に高く舞い上がっていく蝶に目を奪われた。
メンバーのひとりが話しかけてきたので、相槌を打つために目をちょっと離した間に、その白い蝶は青い空に吸い込まれて消えてしまった。

最小限の羽ばたきで、上昇気流に身を任せて空高く昇っていく白い蝶の姿はメッセージなのであろう。
メンバーそれぞれが、自分に訪れたメッセージに静かに耳を傾けているようだった。

流れに身をまかせ、恐れずに上昇しなさいということなのだろうか・・・

麻理子は漠然とその風景を見つめていた。


この神社でその日のプロジェクトは終了した。
あとは、1日目最後に訪れたお宮の滝場へと向かうだけである。
プロジェクトで精神と肉体を酷使したメンバーを瀬織津姫様が癒してくださるというのだ。
前日は夜に訪れたため、暗い中滝をよく見ることができず残念に思っていたのでメンバー全員がこの昼の訪問を楽しみにしていた。









最近、大麻や覚せい剤所持で逮捕されるニュースが多い。



常習的な依存性を持つ覚せい剤は論外であるが、

常習性を持たない薬草などもあると言われている。


古代シャーマン等が神がかりをするときに使用された薬草類もある。


人体に悪害がないとしても、そのような覚醒作用のあるものを摂ることは通常、非常に危険である。


というのも、覚醒するということは、すなわち霊的な世界とも直ちに繋がりやすくなるからである。


常日頃の心や精神がどこに繋がっているか・・・

天上的・天国的な心の持ち主であれば、その世界につながるし、

悲惨な精神状況の方はやはり、悲惨な世界に繋がるのだ。


日頃の自分の心・精神性に自信のある方は大丈夫であろうが、感情的な怒りや恨みを持つ人にとってははなはだキケンな賭けである。


上記の理由から、その時の一時の快楽を求めるあまり、安易に覚醒作用のあるものに手を出すのは厳禁である。



それより余程安全なのは 愛と感謝で毎日を過ごすようにすることである。


愛と感謝を強く心に感じる時に、同じような覚醒作用・至福感を味わう事ができる。


薬物や飲食物にたよらず、自分自身の力で味わいなさい。

あなた方には、それができます。

神より出でて、神へと帰る 分け御霊である。



それは自分ひとりの幸せではなく、周囲をも幸せにし、世界を・地球を・宇宙・銀河にさえも影響を与える。


お金もかからず、迷惑もかけず・・・

幸せや感謝・愛が広がる。

それ程、素晴らしいものはないでしょう。


もちろん、独りよがりの愛と感謝ではないと言う前提である


常に己の心が発する想いが、念が、

何を動機とし、自分の心のどこから(どの媒体から)発せられているのかを冷静に観察する事が重要。

それなしには、真理・摂理・霊的探究の歩は進まないであろう。

金木犀の甘い香りが優しく境内の夕闇を包んでいる午後8時。

神社の本殿参拝を終え、一日目のプロジェクト全工程が終了した。

偶然にも、今日から数日間はこの神社のお祭である。

境内は日頃と何も変わりがないようであるが、道路を挟み階段をおりた下の参道には両脇に露店がずらりと並び活気でにぎわっていたが、その騒々しい賑わいからこの境内は守られ静かな佇まいを呈していた。


日本のエネルギーラインを繋ぎなおすこのプロジェクトもそろそろクライマックスに向かいつつある。

1年半まえから不思議な縁に導かれ、一人のリーダーのもとにメンバーは集まってきた。

今回のプロジェクトは10人の参加メンバーで遂行しているが、メンバー全てを合わせると総勢30名近くになる。

二日間にわたる行程の1日目が終わったとはいえ、2日目がまだ残っている。

明日は今日よりもハードなものになる事は皆予測していた。


神社の本殿に向かい右側に進むと下に下りる階段があり、滝場へと続く。

あたりは夜の帳が下りているが、境内の中は該当が適度な間隔で配置されて足元は明るい。

滝場へと続く階段を下りていくと鈴虫が鳴く初秋のしっとりした空気に、金木犀の甘い香りが漂う。

滝の向かい側に2.5mほどの立派に茂った金木犀が黄金色の花をたわわにつけている。

しっとりとした黄金色の甘い香りの中、滝の音が静かに響く。

落水の巾は30cmほどと、そう大きくはない滝であるが高さは6m位ある。

女性的な滝。

残念な事に、滝を照らし出すライトは消えていた。

滝の前にメンバー全員が佇む。


「この滝に瀬織津姫様がいらっしゃいます。癒してくださいます。

・・・お呼びしたい方を霊的に呼んでください。その方も一緒に癒してくださるそうです。」


瀬織津姫様からのメッセージを受けてリーダーがそう言うと、メンバーは心の中で静かに各々の大切な縁有るひとを霊的に呼んだ。


麻理子は静かに目を閉じ、親・妹弟・甥・姪・友人らを呼ぶ。

そして、元夫やその両親も呼ぼうとしたが・・・

呼べなかった。

呼んでも応えてくれないことも瞬時に分かったが、何よりも先に麻理子が呼びかけることが出来なかったのである。


「ああ、ほんとうに全く縁が切れ、それぞれ違う道に別れ交わる事はない。しない方がいいんだわ・・・」

不思議な感覚だった。


そう思ったとたん、ふっとあたたかい気配に包まれた。

ツインソウルが後ろからそっと麻理子を包み込んでいた。

柔らかであたたかい波動につつまれ麻理子はやすらぎ、過去と決別し新たな扉を開き道を歩み始めたのだと改めて実感した。


瀬織津姫は別名「くくり姫命」。

くくり姫命は古い縁を断ち切り、瀬織津姫は新たな縁を結ぶ。

麻理子はそれを後で知った。


目を開けると、滝つぼの池の中をメンバーの目の前に黄金の鯉がくるりと円を描き泳いでいる。

この時間は鯉は眠っているはずである。

大きな声を立ててもいないのに、なぜメンバーの前に姿を見せたのだろうか。

まるで鯉から挨拶をされているようであった。


充分に滝の瀬織津姫から癒しを頂いたメンバーは再び階段を昇り、境内へと戻った。

そこで輪になり、明日の日程を話し合っていた時である。



「あの・・・あなた方はどちらからお見えですか?」



夜の9時。外灯下で10人ほどの大人が輪になり話をしていれば目立つ。

ましてや、祭り中とはいえこの時間では境内には参拝者が殆どない。


「ああ、こんばんは。私たちは、色々な地方から来ています。

東京・福島・福岡・・・神社めぐりに興味があって・・・」


不審に思われないように麻理子が努めて明るい声色で返事をする。


「ああ、そうですか。私は、このお宮の社務所のものです。

よろしければ、何か御質問などが有ればお答えいたしますよ。」


50代半ばのその男性は、人なつこい温和な笑みを浮かべながら物腰柔らかに話しかけてきた。


「ありがとうございます。ここには、源義経ゆかりの石がありますね・・・」


麻理子がそう問いかけると、男性は語り始めた。


「そうなんです。源氏・平氏とゆかりがあります。

このお宮は2100年前に開かれ、歴史も古いのです。」


この宮の名称は、古えこの地に中国・越より製鉄技術が伝わり、剣・武器製造で盛んであったことから名づけられたのだと言う。

越前・越中・越後 この地名の「越」という文字は中国の「越」を現し、越の人がこの地に製鉄技術とともにやってきた証である。

多く移住してきた越の人たちは、元から居たこの地方の人々と同化した。


「私たち日本人は、中国やモンゴルの人たちもルーツにもっているんですよ。」


それで合点がいった。

麻理子の元夫は源氏と平家の流れを組む家系である。

元夫の父は源氏、母は平氏の縁の家系。

一方、麻理子はモンゴル・中国・韓国の血の流れを組む血統。

この地で二人の縁の元が分かった。


そして、この地で括り終わったのである。

ふさわしい幕引きの地であった。

新たな縁も瀬織津姫様より結ばれた。



「これをご覧下さい。今、祭で使われている神輿は二代目なのです。

こちらが、初代の神輿です。この担ぎ棒は螺鈿の細工で、今はこの様な製法で作られる神輿はありません。」


男性はメンバーを蔵に案内して見せてくれた。


『浄化してください・・・』

声に出さない声でリーダーがメンバーに目配せする。


メンバーは小さく頷き、話を聴くそぶりを保持しながら浄化を始める。


「本当に、立派な宝物まで見せていただき、ありがとうございます。」


リーダーが感謝を述べ、男性と握手をした頃には、神輿の浄化は済んでいた。

古いふるい道具には、人の想いや念が篭ってしまう。

それが、良いものならば人々に幸福をもたらすが・・・

マイナス・陰的なものであれば、不幸をもたらす。

妖刀、「呪いのブルーダイヤ」、所有者に次々と不幸が降りかかる『モノ』の話は実在する。

特に、宝石・石の類は記憶する力があるので、その影響力は大である。

人の念が物品にこもり、それが次々に念を吸収し膨らみ、別の「モノ」になることもあるのだ。


神輿は明るく清らかな波動になり、浄化の完了を告げていた。

一行は、社務所の男性にお礼を告げ駐車場に向かう。

神社を出てから30分後、宿泊ホテルに着いたメンバーは夜11時にしてやっと夕食にありついた。

緊迫したプロジェクト遂行からしばし解放され、みな楽しく会話を交わし笑いあった。

翌朝8:30にロビーで集合の通達を受け、深夜12時には各々部屋に戻る。


麻理子は、部屋に入ると荷物をドレッサーに置き、部屋着に着替えた。


「ああ、風呂に入らなくちゃ・・・」

疲れた・・・先にちょっと横になろう・・・


ベッドに身を横たえて、明日のプロジェクトに思いをめぐらした。

明日も気が抜けない。


今日よりも厳しいのは分かっていた。



でも、いまは・・・ただゆっくりとやすもう・・・。



ゆっくりと目を瞑ると麻理子は自然に眠りの淵へと滑り降りていった。