ルクソールに戻ってきまして

ハトシェプスト葬祭殿です。

 

ナイル川の西岸の岩を切り出して作られました。

 

ハトシェプスト女王はトトメス1世の娘で、異母兄弟であるトトメス2世と結婚します。

二人の間には娘(ネフェルラー)が生まれます。ネフェルラーはこれまた異母兄弟に当たる(トトメス2世の側室の息子)トトメス3世と結婚します。

トトメス2世が亡くなった時、後継のトトメス3世が幼かったため、ハトシェプストが摂政として政治を行いました。貿易などを盛んにして国を富ませたそうです。

ハトシェプストの像で髭をつけて男装したものもあるそうです。

しかし、トトメス3世が成人しても王の座を譲らなかったとかで、ハトシェプストはトトメス3世に追放されたとも殺されたとも言われています。

ハトシェプストの像はトトメス3世によって削り取られたり、壊されたりして今でも遺跡として残っているのは少ないです。

 

 

葬祭殿は3階建です。

 

3階の一番奥のところ。

 

建物の外側の壁画。

鮮やかな塗料が残っています。

ファラオ(トトメス3世)が隼の姿をした神に捧げ物を持っています。

 

こちらは、アムン・ラー神

 

こちらの壁画には、上部にはコブラが、真ん中にはシェンを脚に持ったハゲワシの姿をしたネクベト女神。

 

 

エジプトの神の中にはコブラやサソリなど人間にとって毒を持つ動物も含まれています。

神様にすることで、人間に攻撃しないようにとの願いがあったそうで。。。(通じてたかなぁ)

 

 

石を切り出した形でよく作ったなぁ〜〜と思います。

 

 

ここは20年前にテロ事件があり、多くの人が亡くなった場所でもあります。

私たちも少しだけ祈らせていただきました。

 

観光立国での無差別テロ事件はまさに死活問題。

外国人なんかは、単純にイメージだけで行く国を決めるんだから、一度危ないという評判が立つと大変です。

 

私も、以前エジプトの中でもシナイ半島はテロ組織が横行していて立ち入れないと聞いたのですが、今回のエジプトツアー中にそれぞれ違うエジプト人ガイドの方から「シナイ半島、行けますよ」と言われて、俄然興奮したのでしたラブシナイ半島にはモーセが十戒を授かったシナイ山が!!

旅に出ると次の旅につながる情報が色々と・・・。

 

 

あと1〜2回続きます。

 

 

こちらのブログで紹介したことをもっと詳しく面白く知ることのできるお話会がありますキラキラ

7/31 Amaranaの魂の統合エジプトツアーお話会&ミニ瞑想付き虹