ここのところ、コミュニケーションが課題だなと思う出来事を自分の身の回りで見ることがありました。
人間関係を良くしていくのに最大の要因は
コミュニケーション
だと思います。
前に勤めていた会社で労働組合専従をしていた時、従業員の人事評価制度を刷新するために、担当部門の人事部とあーでもないこーでもないとかなりの時間を費やして綿密に協議するという貴重な経験をさせてもらいました
その時に人事部長さんが言っていた言葉
「どんなに入念に作り上げて、あらゆるケースに対応できて、これで完璧だと思う人事評価制度が作れたとしても、結局は現場の上司と部下のコミュニケーションがうまく取れてるかどうかにかかっているんです。」
まぁ、本当にその一言に尽きます。
環境のせいとかではなく、自分と相手がきちんとコミュニケーションが取れているかどうか。
コミュニケーションを取るのを怠っていると、そこから小さな綻びが生まれ、それが塵も積もれば山となるで、どうにもならないところまで来るのです。
先日私も、出張施術でお世話になっている方とLINEでやり取りしている時に
「こけももさんが私にお願いされていることは、つまりはAということですか?Bということですか?私の理解が間違っていたら良くないので確認させてもらいました。」
とメッセージをいただきました。
こういうことって、人によってはなかなか言わない方もいらっしゃいます。
日本人にありがちな「空気を読む」とか「忖度する」とか「あうんの呼吸」とかとにかくあまり言葉には出さないことを重視する価値観。
それで物事がうまくいけばいいですが、一旦その歯車が狂い出すと、とんでもない方向に行ってしまいます
なので、先ほどの私の例に戻りますが、自分の中にあるあれっと思った疑問を相手の方がすぐに伝えてくださってとても嬉しかったのです
きちんとコミュニケーションを取ろうという気持ちが伝わってきて、私も襟を正される気持ちになりました
身近な人ほどコミュニケーションをきちんと取るのをなおざりにしがちですが、一度見直してみないとなぁと思いました。