台湾中部の街・彰化県員林鎮へやって来ました。心地いい青空の下、台鐵員林駅から高架沿いに彰化方面へ歩いて左へ。ここかな?って思っていた場所は、員林轉運站。複数のバス会社が乗り入れているバスターミナルなのですが、これから乗車する員林客運のバスは別の場を発着する模様。係りの方に場所を教えてもらい、再び歩き出します。
台鐵の高架下を通り抜けて、中山路を渡って中正路を右へ。天気がいいから段々汗が。上着を脱いで腰に巻いて、昭和なおっさんスタイルで歩きます。恥ずかしい気もするんですが、見た目より利便性重視。と思っていると、バスが1台、目の前の道を右へ入っていきました。そばには員林禅寺という大きな廟。とりあえず、後を追って歩いてゆくと、バスターミナルが見えてきました。
この写真、看板が英語だったら、アメリカ西海岸の小さな街って言われても、そうかなって思いませんか?
ちなみにこの後、北斗鎮経由で二林行きのバスに乗車したのですが、先ほど行った員林轉運站の横を通ることに。(ただバス停は、その先の員林基督教醫院前まで無かったから、そこまで歩くしかなく。始発のバス停から乗った方がいいかなってことで。)
さて、土曜の昼下がりの員林客運員林站(バスターミナル)思っていたより、大勢の方がバスをお待ちです。話を聞いていると、ご高齢の方、学生さんの他に、ベトナムから働きに来られている若者が多いみたい。彼らにとっても、バスは大切な移動手段。
そういえば、年始に実家へ帰った際、兵庫県加西市の北条町駅と小野市の粟生駅を結ぶ北条鉄道に乗車したのですが、車内の半数以上の乗客がベトナムの方達だったのが印象的でした。彼らも観光ではなく、働きにこられています。(駅舎内にパン工房がある駅やギャラリーがある駅などユニークな駅が多いので、是非機会があれば乗りに来てくださいね。)
ふと、地方の交通インフラのこと、色々考えます。台湾では総じて公共交通機関の運賃が安く、地方を旅していても、網の目のように路線があり、過疎地域では少ないとはいえ、本数はそこそこあり。
一方、日本では...。少子高齢化で利用者減少に歯止めがかからず、運賃収入だけでは経営が成り立たず。そこへ地方自治体の財政難による補助金の削減の動きがあり、ますます環境が厳しく。交通機関の中には便数削減、撤退や廃線の動きもでてきています。台湾と日本で、何が違うのでしょうか?政府や行政機関の交通インフラに対する考え方でしょうか。また、今回の新型コロナウイルスに対する対応も。
今の日本の状況では、台湾へ行くことが憚れることもあり、それを機会と捉えて日本を旅しようかなと考えた三連休。結局、ほぼ家にいました。皆さんはどこかへおでかけになられましたでしょうか。
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【旅のメモ】
員林客運員林站
住所:彰化縣員林鎮中正路585號