風邪だと思ってた「慢性拒絶」 | たまねぎちゃんのブログ

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小児がん「神経芽腫」、骨髄移植の慢性GVHD「閉塞性細気管支炎」。在宅酸素+車イスの毎日を送っていた“たまねぎちゃん”は小学4年生の夏(2015年)「生体肺移植」をしました。
慢性拒絶のため、たくさんの薬と入院を続けながら、2024年専門学校入学しました。

年令11才、体重17kgの娘の場合の

肺移植後最終目標のステロイド量は
4mg(プレドニゾロン4つ)を隔日だった。

順調に減らしてきて、

4mg、2mg  という内服になったあたりから
(4mgと1mgだったかな。いずれにしてもゴール間近と思ってた矢先)
痰が絡んだような症状があったり、
日常でもダルそうにしてることが増えたり、
「何か、動くと息苦しい」と
言い出すようになっていた、今思えば。

ただ、風邪の初期症状とも似ていて
定期的に診察はうけていたが、様子見をしながら
注意深く、ステロイドの減量を続けていた。

で、7月末(終業式の後)
「だるい」と珍しく日中でも横になっていて、
その翌日は、38.5度くらいの熱を出して、

週末だったけど、

病院に連絡をして診てもらうことになった。
その時、撮ったCTで、移植右肺に数か所白い影が見られ、
一部無気肺となっていて、「慢性拒絶だろう」と。
直ちに、京都の主治医と連絡を取ってくれて、パルス療法となった。

その時のSPO2は安静時で、96~97くらい。
ただ、動くと「息苦しい」って感覚は会った様子。
病院に向かう時は、あんなにイヤがってたのに
「酸素(ボンベ)を使いたい」と言っていた。

今でも、気をつけなくてはいけないと思ってるのだが
「息苦しい」という自分を認めようとしない傾向がある。
何でもない事を装う。
これは、肺移植前の苦しい自分を思い出すのがイヤなのか、
また、あの頃に戻ってしまうかもしれない、って不安のせいか、
ホントにギリギリまで、「大丈夫」って態度を取る。

私自身も、正直言うと、spo2が下がったり、息苦しい様子を見ると
本当に色々な思いや、不安で、倒れそうになるのだが
本人が一番辛くて、怖いだろうから
そこは、私が敏感に察っすることができるようにならないと
いけないと思っている。


肺移植の場合は、「慢性拒絶」は高頻度で現れるから
心の準備をしておかなくてはいけないと思っていたけど
「もしかしたら」とか「親子だから大丈夫かも」とか、
期待する気持ちもあって、それなりにショックでもあったけど
こうなったからには、向き合っていかなくては。