1日目に岩手県平泉の中尊寺と毛越寺、
2日目は宮城県松島の瑞巌寺とお参りがすみました。
3日目は山形県山寺の立石寺さんに向かいます。
仙台駅からJR仙山線に乗りました。
山あいに入るにつれて、雪が多くなってきました。
仙台から約1時間、山寺駅に到着です。
風は冷たいです。
山寺駅のホームから、
楽しみにしていた山寺の見事な風景が見渡せました。
懐かしい感じの駅ですね。
山寺の正式名称は宝珠山立石寺(りっしゃくじ)。
860年(貞観2年)に天台宗の僧、慈覚大師円仁が、
清和天皇の勅命を受け、比叡山延暦寺の別院として建立されました。
松尾芭蕉が「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」という名句を残した寺として、
有名な場所ですね。
駅から10分ほど歩き、三つ目の階段となる「登山口」を上ります。
階段を上ったところにあるのが、根本中堂です。
1356年(延文元年)に、
初代山形城主の斯波兼頼(しばかねより)が再建しました。
入母屋造5間4面の建物で、ブナ材の建築物では日本最古といわれ、
慈覚大師作と伝える木造薬師如来坐像が安置されています。
鎌倉末期に建てられたという山門をくぐり、
いよいよ山を登ります。
一段一段、気持ちを込めて上がっていきます。
山の自然に沿ってつくられた参道は、昔からの修行者の道です。
一段狭いところは約14センチ。その場所は四寸道(よんすんみち)と言われています。
芭蕉をしのび、芭蕉の句の短冊を埋めた「せみ塚」です。
芭蕉は1689年(元禄2年)の夏、山寺を訪れました。
奥の細道の紀行文には、
「岩を巡り、岩を這ひて、仏閣を拝し、
佳景寂寞(かけいじゃくまく)として心澄みゆくのみおぼゆ」と書いています。
その雰囲気が分かる参道です。
直立した大きな岩は「弥陀洞(みだほら)」です。
凝灰岩が風雨で削られ、阿弥陀如来の姿をつくり出したとされています。
一丈六尺(約4.8メートル)の高さがあるので、丈六の阿弥陀とも呼ばれ、
仏の姿を見ることができる人には、幸福が訪れると言われています。
見上げると、仁王門が見えてきました。
1848年(嘉永元年)に再建されたけやき材の優美な門。
左右に安置された仁王像は、運慶の弟子たちの作といわれています。
右手に見える岩穴にある石塔には、
亡くなった人のお骨が納められているのだそうです。
さあ、目指す奥之院が近づいてきました。


























