日本三景・松島のシンボルでもある瑞巌寺さんです。
11年ぶりに訪れました。
平安時代初期の828年(天長5年)、
慈覚大師円仁によって開創された歴史のあるお寺です。
仙台藩主・伊達政宗が1609年(慶長14年)、5年の歳月をかけて再興。
以降、伊達家の菩提寺となりました。
なんといっても、総門から黒門まで続く
200メートルの参道の杉並木には圧倒されます。
しかし、伐採されている場所が何カ所かあります。
やはり、津波による塩害で立ち枯れが目立ち、
約3千本が昨年の9月から伐採されているのだそうです。
津波は参道の4分の3辺りまで到達したのだそうです。
ただ、建物には大きな被害はなかったようです。
瑞巌寺は2018年3月まで、平成の大修理中。
国宝の本堂は、2016年3月まで非公開になっています。
本堂の前にある中門、御成門も拝観できません。
代わりに特別公開されている庫裡を拝観させていただきます。
庫裡は禅宗寺院の台所です。
正面13.78メートル、奥行23.64メートル。
大屋根の上に「煙出し」が載っています。
伊達政宗の美意識がうかがえる建物ですね。
1958年(昭和34年)に国宝に指定されています。
庫裡の裏に棟続きで建っている大書院も特別公開されています。
本来は本堂に安置されている御本尊の聖観世音菩薩像や、
政宗と2代藩主・忠宗の大きな位牌、
江戸時代に瑞巌寺を中興した雲居(うんご)和尚ら
三代開山の木像が公開されています。
写真撮影はできませんでしたが、
聖観世音菩薩さまの優しいお顔をしばらく拝観させていただきました。
続いて、こちらも特別公開の陽徳院御霊屋(寶華殿)を拝観します。
高台に建つ御霊屋は、政宗の正室、陽徳院の墓堂です。
1660年(万治3年)、孫の3代藩主・綱宗によって造営された。
2006年(平成18年)から3年をかけて、
創建当初の姿に復元されたのだそうです。
こちらも写真撮影はできませんでしたが、
外面には全てを黒漆が塗られ、豪華な金具で彩られてました。
黒門を出て、参道の脇にある洞窟遺跡群を見て回ります。
洞窟の中や岩壁には、塔婆・五輪塔・戒名などが刻まれています。
松島は古来「奥州の高野」と呼ばれ、
浄土往生を祈念する神聖な霊場だったそうです。
松島は亡き人を供養する場所だったのですね。
神秘的な自然の造形を見ると、そんな気持ちにさせられますね。
ご朱印です。
瑞巌寺を後にして、JR松島海岸駅近くの酒店に寄りました。
どのお酒がいいかなと選んでいたら、
店の柱に、私の背丈と同じくらいの場所に紙が貼られ、
「津波水位150センチメートルM-9 震度6強」と書いてありました。
こんな高さまで津波が押し寄せたんですね。
では、2日目の宿泊先・仙台に向かいます。
懐かしい松島でした。








