あの極悪非道だった道兼
華麗な平安貴族の物語と聞いていたのに
初回から気持ち悪すぎて、目を背けた
父・兼家の期待に応えようと
父に認めてもらおうと、兄のように可愛がってもらおうと
必死だった結果なのですね
根っからの極悪人が、こんなに良き人に変われるわけがない
根はいい人だったのですよ
温かく寄り添ってくれた道長には感謝、感謝
たとえ7日間だとしても
関白・藤原道兼として歴史に名を残すことができて、良かったね
政を行えていたのなら
庶民の生活も安定し
望み通り父・兼家も驚いたと思う
道隆を関白にするんじゃなかったって、後悔してるかもよ
兄・道隆の最期は
なりふり構わず、伊周を関白にだったけれど
道兼さまは
浄土へ行くことを願い静かに読経
しかも自分のことを「無様な、こんな悪人が・・・」と卑下
父によって汚れ仕事を指示されなければ
もっと早くに民の為の良い仕事ができていただろうに
今宵で道兼さまが去ってしまうのは寂しいけれど
弟・道長に抱きしめられながら浄土に逝けたであろうことは幸せ
麗しい兄弟愛
二人で抱き合うシーンも感動でした
孤独の中で、死んでいかなくてホント良かった
母の仇と憎んでいたまひろも
道兼の訃報を知ると
「あのお方の罪も無念も 全て天に昇って消えますように」と
琵琶を奏で
父・為時は涙をこぼした
うん、それが人間の心を持った人の行いよ
なのに
伊周、あの人こそ根っからの悪人じゃない?
「よくぞ、死んでくれたものだ」なんて
母の貴子も
「父上がお守りくださったのですよ」とか言うし・・・
亡くなったのは
義理とはいえ弟であり叔父さんですよ
妻や母を殺された赤の他人でさへ涙しているのに・・・
中関白家の
唯一の救いは定子ちゃんがまともに戻ってくれたこと
そうよね、お兄ちゃんは人望がないよね
そんな伊周を関白にすることを帝も不安に思ってるって
伊周
「俺の何が不安なの?」と自覚がないところが更に恐ろしい
詮子さんの
伊周が関白になれば、自分の家のことしか考えないわよ
涙ながらの必死の訴え
帝に通じて良かった
道兼が亡くなり
「いよいよ伊周か~」
と嘆息した実資
思わず「世も末じゃのう~」と画面に向かって代弁したタマ子です
『光る君へ』前回から
内容、盛沢山ですね
まだまだ、書き切れないわ