BRCA1/2遺伝子検査の結果。
入院中には間に合わず退院後だったため、
主治医から電話での結果待ち。
お昼前に着信があり、病院に午後来て欲しいと。
陰性だったら電話でそれを伝えて終わりなはず、
もう絶望的な気持ちで崩れ落ちてしまいそうだった。
いやでもまだはっきり陽性との言葉を言われたわけじゃない、
まだ望みはあるかも…なんてぐちゃぐちゃな心で指定された時間に病院へ。
やっぱり、結果は陽性。
初発の時とも今回の両側乳がん告知の時とも、違う感情が込み上げる。
もはや自分のことだけでない話。
中学生の娘のこと、まだ幼い姪っ子のこと。
吐きそうになるくらいの恐怖。
彼女たちに今後起こりうる数々のこと。
どうか最悪のことだけは起こらないで欲しいという神様に縋りたい気持ち。
遺伝子の専門の先生と主治医のカウンセリングの予約日はまだ未定。
一週間前に右胸を全摘したばかりなのに。
泣きわめきたくなるけれど、
ここで心折れるわけにいかない。
気持ちを落ち着かせて、悪い方にばかり考えない。
言い聞かせる。
卵巣摘出、初発では温存手術していた左胸の全摘出手術も、
やる方向に。
少しでもリスクを減らして少しでも長く生きなくちゃいけないと初めて思った。
自分のことについてはあれこれ考えすぎず順番にひとつずつ。
そう心に決める。
自分のことで悲観的になっている場合じゃない。
そう思った。
右胸の初期治療でこれから抗がん剤をやるかどうかは、
手術で摘出されたものの組織診断の結果が出てからと言うことだった。