3月8日午後3時、高松自動車道の鳴門IC~高松市境間の51.8kmが4車線で開通し、これにより、暫定2車線だった高松自動車道は、全線で4車線化されました。
本事業については、私自身、数次にわたり国会質問で取りあげたり、国土交通大臣はじめ関係部局に働きかけて2012年4月の事業開始決定に至った経緯があり、非常に感慨深いものがあります。
政権交代でいったん事業見直しの対象となりましたが、整備手法も見直し、地元負担ゼロの「会社方式」に変更したことで、結果として県民負担が100億円減ることになりました。
▪️事業決定時のブログ(2012年4月6日)
あれから約7年の時を経ての全線4車線化。1つの事業を完成させるためには長い年月が必要だということを改めて実感するとともに、NEXCO西日本の歴代の高松工事事務所長さんをはじめ、関係者のご尽力に心から感謝したいと思います。
今回の4車線化により、渋滞の大幅な緩和や、正面衝突事故の防止など安全性の更なる向上をはじめとした様々な効果が期待をされますが、何より期待したいのは、関西方面との経済的な結びつきの強化、とりわけ、観光産業への波及効果です。
香川県東部のいわゆる東讃地域は、中西讃地域に比べて沿岸の工業化があまり進んでこなかったがゆえに、美しい海岸線をはじめ優れた天然の観光資源がまだ多く残されています。志度の大串半島にある野外音楽場テアトロンなども、宝の持ち腐れ状態です。
関西や海外からも沢山の人が訪れ、交流人口の増加、ひいては定住人口が増加が図られるよう、観光面でのテコ入れが必要です。
高松自動車道4車線化を活かした魅力ある地域づくりができるよう、引き続き取り組んでまいります。