臨時国会が始まりました。 | たまき雄一郎ブログ

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衆議院議員玉木雄一郎のオフィシャルブログです。

29日から臨時国会が始まりました。


今国会は、これまでの農林水産委員会に加えて、外務委員会、政治倫理の確立と公職選挙法改正に関する特別委員会(略称:倫選特)に所属します。


重要な外交案件が目白押しの中、岸田外務大臣と議論できることを楽しみにしています。


また党務では、引き続き政調副会長と、「次の内閣」における行政改革担当副大臣をつとめます。予算の無駄づかいがないか、厳しくチェックしていきます。


民主党も新体制になり、党内にもこれまでとは違ったまとまりとエネルギーが生まれてきています。維新の党をはじめとした野党との連携も進みそうです。


実際、今日の海江田代表の代表質問も、これまでの中で一番力強いものでした。


課題は多数ありますが、はやり、アベノミクスと呼ばれる、物価を強制的にあげていく政策の検証が大きな論点の一つになると思います。


3本の矢のうち、3本目の矢についてはいまだに放たれていませんし、第3の矢のふりをした第2の矢(財政出動)ばかり乱発されている感じです。


そして、第1の矢である大胆な金融緩和については、その弊害が現れつつあるのではないかと考えています。


判断基準はシンプルです。


「国民生活が豊かになっているか。」です。


しかし、本日、厚生労働省が発表した8月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価上昇分を加味した実質賃金指数は同2・6%減少しています。


確かに名目賃金は多少上昇していますが、消費増税も含む物価の上昇のペースに、実質賃金の上昇が追いついていない状況が明らかになっています。


このまま無理に物価を上げ続ける政策を続けていいのかどうか、国会の議論を通じて見極めていかなくてはなりません。