予算委員会で質問(島民の通行料金が半額に) | たまき雄一郎ブログ

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2月26日の予算委員会(第8分科会)で、

1.瀬戸大橋の架かる三島の島民の通行料金
2.坂出北インターチェンジのフル化

について質問しました。その概要は以下のとおり。





1.島民の通行料金について


(玉木)四月から高速道路料金が見直されるが、昨年の予算委員会分科会でも、瀬戸大橋の陸上部については通常の料金のキロ24.6円に、そして、海峡部については伊勢湾岸道路並みのキロ108円にしてもらいたいと要望したが、概ねそういう形になっていることは大変評価をしている。


そこで、4月からこうした料金見直しが適用された場合、瀬戸大橋のかかっている櫃石島、岩黒島、与島の三島の島民に対する高速道路料金が幾らになるのか。私は、当選以来、5年連続、島民の無料化について同じ質問をしている。三島の島民の料金は現行と比べてどうなるのか、無料になるのかならないのか、答弁いただきたい。


(徳山道路局長)基本的な料金水準を引き下げ、さらに、今申し上げた本四会社と地方自治体の8割の負担というものを継続するということになるので、坂出北インターチェンジとの間の島民料金を申し上げれば、普通車の場合、櫃石島については270円、岩黒島については230円、与島については180円ということで現在進めている。


(玉木)今答弁いただいたように、櫃石島の580円は270円に、岩黒島の490円は230円に、与島の380円は180円に下がる。このことは高く評価したい。他方、島民の願いは無料化であり、ここで終わることなく、架橋時の約束を果たす意味で、これからも無料化に向けた検討、取り組みを継続していただきたい。


(玉木)関連して質問する。島民については料金が下がるという話があったが、例えば岩黒島には民宿がある。そうすると、観光客が来る。こうした観光客をはじめとした島と密接に関係のある車に対しても新たな割引料金が適用されるという理解でよいか。


(徳山道路局長)島民生活に密接に関連する利用については、これまでは割引を適用せず、現金車料金としてきたが、今回の料金水準の引き下げに伴う取り扱いについては、現在、本四会社において検討を行っている。いずれにしても、国民からの意見募集の内容も勘案した上で最終的に決断をする


(玉木)島民の皆さんに対してETCの有無にかかわらず割引を適用するのであれば、島民の生活あるいは仕事に密接にかかわる人についても、同じように割引料金を適用すべきだ。前向きな検討を国交省にもお願いしたい。


(玉木)また、料金を下げると、どうしてもJR四国やフェリーと言った他の公共交通機関に影響が出る可能性がある。今回、基本料金を下げることで、平日の昼間の料金は下がる。他の公共交通機関について、四月からの影響についてどう考えているのか。


(徳山道路局長)料金の問題は、いろいろな関係の方に影響を及ぼす。したがって、多方面の利害を踏まえながら、適切な案になったと考えている。なおパブリックコメントの最中であり、四月からの新料金に向け、最後の配慮をしてまいりたい。


(玉木)大事なことは、四月以降の影響を的確に調査すること。モニタリングをしっかりして、仮におかしな影響、あるいはバランスが崩れるようなことがあれば、それをしっかりと受けとめ、次の政策に生かしていくべきだ。


2.坂出北インターチェンジのフル化について


(玉木)坂出北インターチェンジのフル化に向けた地域協議会が、4月頃、坂出市も入れて動き始める予定。そこで、こういった地域協議会ができた際には、整備局を初めとした国土交通省関係の皆さんの協力を是非いただきたい。


(太田国交大臣)この一年、玉木先生に会うたびに、坂出北インターチェンジはどうなったかな、協議会が立ち上がったかなと。商工会議所の方からは国交省に要望があったが、市当局を初めとして全体にそうしたことになっているのかということを、実は一年気にしてきた。今、4月からそういうふうになりそうだという話を聞いた。


距離が短いからといって(フル化を)拒否するということはしない。負担の問題もあって市当局としても簡単ではないかと思うが、国土交通省地方整備局として協力することは惜しまないということに変わりはない。


(玉木)太田大臣に心から感謝する。予算委員会の始まる前などに、大臣にはいつも温かい言葉をかけていただき本当に感謝しているところ。また、坂出市は公明党の市会議員の先生も非常に頑張っておられて、そういった意味でも、ぜひ成功につなげていきたい。


ただ、やはり財源がどうしてもネックになる。坂出市はもちろん、県負担もあるし、国、そして高速道路会社といろいろな費用負担が出てくる。財政が厳しい中、お金の話になると、なかなかまとまらないというのが現実。その意味では、坂出市だけではなく、国、県、高速道路会社、それぞれに汗をかく必要があると考える。


この点に関して国の支援のあり方について質問する。平成25年度末まで、まさに利便増進事業の中に3000億のスマートインターチェンジの予算が入っていたと思う。これが今年度末で切れる。ただ、来年度の平成26年度予算を見ると、このスマートインターチェンジの整備のお金が新しい形で計上されている。


私は、この26年度のスマートインターチェンジ予算の使途を少し柔軟化させて、フルインターチェンジ化にも使えるようにすべきと考える。こうした予算の活用も含め国としても最大限の財政的支援をすることを前向きに検討いただきたい。


(太田国交大臣)スマートインターとみなすという弾力的運用は可能ではないかと考える。したがって、スマートインターの制度の活用ということについては可能ではないかと考える。その辺、私はそう思っているが、道路局長に再度、念を押して、道路局長からも答弁をしてもらう。


(玉木)道路局長、大臣のお気持ちを曲げないような範囲で答弁をいただきたい。


(徳山道路局長)追加のインターチェンジ、普通にやると全額地方負担が出てくるが、スマートインターは、料金所の内側、高速道路側については、今まで利便増進事業で手当てをしていたので、地方の負担がない。料金所の外側は、取りつけ道路側で負担をするので、例えば県道であれば県道事業として行う者に、当然、我々、交付金などでつけることもできるが、一部地方負担が生ずる。


しかしながら、内側については地方負担がないので、スマートインターチェンジは地方にとっては非常に喜ばれるものである。今回提出した法案で、来年以降も、今までどおり地方負担なしに料金所の内側の応援ができるようにしていきたい。法律が通った上でのことになるが、スマートインターチェンジとして応援をさせていただくということについては、大臣が可能ではないかと申し上げたことについて私が否定することは全くない。


(玉木)スマートインターチェンジをつくることによって工場立地が3割増えたとの効果も出ている。これからの地域活性化の一つの核として、広い意味でのスマートインターチェンジ事業、つまり、フル化も含めた広義のスマートインター事業を、積極的に推進をしてもらいたい。太田大臣におかれては、常日ごろ、本当に坂出市のことを、また香川県のことを気にしていただいており、改めて感謝を申し上げる。


以上