「バトルヒート」(2015)

ドルフ・ラングレン  トニー・ジャー

 

 

人身売買を行うマフィアのボス、ドラゴビッチの息子を殺したニックは、自分の妻と娘を殺され復讐のためタイに向かう。

タイでドラゴビッチの組織を調査していた警察官、トニーは、親友の同僚を殺したニックを追うが、黒幕に気づき、ニックとともにドラゴビッチを追う。

 

 

トニーちゃん祭り。

潜入捜査で身体にフィットするスーツで決め決め、さらにラブシーンもこなすトニーちゃん。

ときめきをありがとう。

 

復讐心って怒りと悲しみと、ちょっと切なさもあって、なんだかぐっとくるものがある。

特に自分の大切な家族を殺されたから、相手を殺すとか裁くのではなく、同じ目に合わせて同じ気持ちを味わわせてやるって思うの、わかるんだよなあ。

 

復讐が遂げられた!と思うのは、自分が受けたのと同じかそれ以上の喪失を相手に体験させた時、なんじゃないかと思う。

その点最後のドラゴビッチの仕打ちはニックへの最高の復讐であり、でもほんの少しの情けもあるようで、複雑な気持ちになった。

 

おそらく死ぬつもりだったニックに、生き続ける意味を与えたとも言えるから。