「億男」 川村 元気

 

 

弟の借金を肩代わりしたため妻子と別居することになった一男は

図書館司書とパン工場の仕事をかけもちして借金返済を続けている。

ある日福引でもらった宝くじで3億円が当選する。

 

 

宝くじ当たらないかなーと思ったことのある人は多いだろう。

3億までいかなくても、数千万円でも、数十万円でもいい。

もし大金が手に入ったらすべての問題が解決して幸せになれる道が開けると

みんな思ってるようだけどほんとうだろうか?

 

お金と幸せの答えを求めて

一男は九十九(つくも)をはじめいろんな人たちに会い話を聞くが

答えはみつからない。

 

幸せになるために必ずしもお金は必要ではない。

お金がなくたって幸せな人は幸せ。

自分が幸せって感じるのはどんな時かはっきりわかっている人ほど

幸せを感じやすいのではないだろうか?