「しあわせの隠れ場所」(2009)

サンドラ・ブロック  ティム・マッグロウ



全米アメフトリーグNFLのマイケル・オアー選手の

半生を追った実話。

スラム街に生まれホームレスのような生活を送っていた

マイケルが、裕福な白人女性の一家に迎えられ

アメフトの才能を開花させていく話。


見終わってから、これ実話なの??とびっくりしました。


夜ひとり道を歩く黒人の学生に声をかけて家に泊め、

住まわせ部屋を与え学校に通わせる。

後見人になり免許をとらせ車を与え

家庭教師をつけて勉強させ大学へ行かせる。


どうしてこんなことができるの?

裕福だから?

裕福な人はたくさんいるだろうけど、縁もゆかりもない相手を。

放っとけないから?

放っとけないにもほどがあるでしょう。

彼を泊めた最初の晩に

もし彼が何かを盗んだり、彼女たち家族を裏切るような真似を

していたら

ここまでのことはできなかったと思うから

彼の人格によるところも大きいと思うけど

それにしてもスケールが違いすぎる。


最初はおどおどしていた彼の表情が

惜しみない愛に包まれることでどんどんゆるんで

いい笑顔を見せ始めるのが素敵。

彼女だけじゃなく、彼女の夫、娘、息子みんなが

彼を受け入れ家族になっていく。


家族って

生まれつきそこにあるものってだけじゃなく

「家族になっていく」ことができるんだなあ。

これは夫婦にもあてはまることですね。


サンドラ・ブロックの母親役がとっても男前。

かっこいいのにかわいい、素敵なママでした。