「ゆっくりさよならをとなえる」川上 弘美



新聞や雑誌に連載したエッセイをまとめたもの。

季節のことや電車に乗ってでかけた先のこと、

読書の感想、日常のことなど。


やっぱり川上弘美のエッセイは素敵。

あの空気がたまりません。


今は漫画も含めたくさん読書している川上さんだけど

小学3年生で母親に本を読み聞かせてもらって

初めて本のおもしろさに気付いた、というのが印象的。

母として読み聞かせの大切さに改めて気付かされます。


突然「スパゲッティーナポリタン」が食べたくなって

それっぽい喫茶店を探し歩いたり(パスタ、ではだめらしい)

たまに実家に帰って父母と三人ですごすときの

所在ない感じ。

ああ、本当にかわいい。(*^▽^*)


一番おもしろかったのは

仕事で行った民宿の片隅においてあった

「暴走族マンガ」を読みふけり

「ぜってえ」だの「上等」だの「出ッ発(デッパツと読む)」だのいう

世界に身を浸した話。


川上さん!つきあってください!(^∇^)