多くの人達は物心ついた頃から
顕在意識と潜在意識の両方に
○○がない
○○が足りない
○○がもっと欲しい
○○さえあれば
○○がないから○○できない
○○を失ったら終わり
このように
そもそも根底にあるのが
「ない」(欠乏感)
「足りない」(不足感)
という思考(エゴ)による思い込み
○○の部分には
例えば
・人(親、恋人、友人、家族、
心の許せる人、信頼できる人)
・お金、家、車などのあらゆる物質的なもの
・愛、愛情、優しさ、思いやり、
・健康、体力、美貌
・精神力、知性
・能力、才能、
・時間
・仕事
・環境
・居場所
・人脈、チャンス
・経験、実績、学歴、資格
・信頼、評価、承認、名誉
・やりたいこと、好きなこと
・夢、希望、喜び、気力
・支援、援助
・その他
等々のあらゆる
物質的なもの非物質的なもの
全てをいいます
「○○がない、足りない」
だから、自分や周りや
環境や状態や
自分の欲求や要求や
願望が満たされないと思い込み
そして、自分や周りに対する
「不完全さや不満」が
無意識のうちにに根付いていきます。
そしてこれこそが
もともと初めから
問題のないところに
問題を生じさせている根源です。
だからこそエゴ(自我)は
・欠乏意識
・不足意識
・不完全さや不満
を満たそうとして
それを生きる原動力として
特に昭和世代の多くの人は
ロボットのように必死になって
生きてきたのです
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世界歴史上最も偉大な
100人のシンガー第98位
ホイットニー ヒューストン
10代の頃は私も大好きで
よく彼女の歌を聴いていましたが
彼女のヒットソングの一つ
「 I Have Nothing 」
この曲はケビンコスナーと
共演した映画「ボディーガード」で
有名になりましたが、曲のさびは
「私から去っていかないで
もし、あなたを失ったら
私には何もない………」
という歌詞
当時は彼女の圧倒的な歌唱力に
魅了されて感動しながら聴いていましたが
最近ふと偶然この曲を久々に耳にした時に
「だからか………」と
スッと腑に落ちたんですね。
天才的な歌唱力で偉大なシンガーとして
歴史に名を残すほどの彼女の最期は
違法薬物によるものでした。
曲のタイトルそのものが
「 I Have Nothing 」
私には何もない
彼女の心の内が
そうだったのでしょうね
過去の私のように
だからこそ
あれほどまでに完璧に
この曲を自分のものに
していたんだなと思いました
どんなに裕福で人気で
多くの人から愛されていて
実績や功績を残し
活躍や成功をしていても
さらに偉大だとしても
「ない」(欠乏感)
「足りない」(不足感)
という思考(エゴ)による思い込み
が根底にある限り
本人の心はいつまでも
満たされないということです
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時代や社会、家族による
善悪や正しさの判断で
既成概念
社会的模範(美徳)
信念や価値観などの
あらゆる思い込みによって
「こうあるべき」
「こうするべき」
「~してはならない」
という理想や模範や道徳などを
生後から無意識のうちに学び
世間の理想に沿うように
また、はみでないように
教育や躾をされてきました。
そして
その理想とは
例えば
・○○があるから幸せ、喜び、良い、成功
・○○がないから不幸、悲しい、悪い、失敗
という感じで
条件や枠組といった
「制限」のオンパレードです。
そして
思考(自我)によって
〇〇だから
過去はこうでした。
そして
○○なので
今はこうです。
だから、きっと
将来は○○が
予測、期待されます。
というように
脳内に蓄積された
過去の情報記憶をもとに
考察、推察、推理による
「仮想現実」
をつくりだしています。
「知性の働き」とも言われています。
これが
思考(自我・エゴ)です。
だから「今」を犠牲にして
将来のために
あれもして
これもして
失敗しないように
達成、成功するように
結果や実績をだすために
評価や賞賛を得るために
裕福になるために
幸せになるために
安定を手にするために
……………
もっと、努力して
もっと、頑張って
もっと、学んで
もっと、働いて
もっと、稼いで
もっと、節約して
もっと、合理的に便利に
……………
そのためには
・「こうあるべき」
・「こうするべき」
・「~してはいけない」
と頭の中は
思考(エゴ)で満杯になり
知らず知らずのうちに
自分で「制限」を確立しては
自分で自分を縛り苦しめています。
すっかり
「べき病」
「いけない病」
にとりつかれ
気づけば
時代はすでに令和。
でも
こんなに頑張ってきたのに
まだ満たされない
まだ報われない
まだ楽にならない
辛いことや嫌なことは
無くならないし
イライラやモヤモヤが募るばかり。
さらに、将来に対する
不安や心配や恐れなどは
解消されるどころか増すばかり。
いい加減うんざりしてきた……
もう疲れた、気力がわかない……
この先、どうなるのだろう……
いったい何が悪かったのか……
もう、終わりにしたい………
イライラ、モヤモヤ、シクシク
不安、心配、恐怖、焦り、悩み
無価値観、無気力感、いきどおり
困惑、悲観、失望、絶望…………
コロナ騒動は全体の一部であり
それ以外にもある様々な
出来事が追い風となって
今、このような心境の方が
世界中で大勢います。
今のあなたの
心境はどうでしょうか?
喜びや安心、安全、平穏や
幸せを感じているでしょうか?
それとも
イライラ、モヤモヤ
怒りや悲しみや孤独
不安や心配や焦り?
いづれにせよ
その今のあなたの心境が心の状態であり
つまり、あなたの
「心の在り方」
そして、そのあなたの
「今」の心の在り方が
あなたが現実だと思い込んでいる
「仮想現実」を映し出している
映写機(プロジェクター)です
「ない」という心は 「ない」という現実を
「ある」という心は 「ある」という現実を
「不安」という心は 不安な現実を
「安心」という心は 安心な現実を
投影します
つまり、現実とは
自分心の在り方(状態)=波動
を投影してる幻想であり
あなたは自分の心よって映し出された
自分の波動を自分で鑑賞して
体験しているということです
そして
今、起こっている
目の前の現実に関係なく
「今」のあなたの
心の在り方が
あなたの人生を
決めています
しかし
エゴによる
「ない、足りない」
「 I Have Nothing 」の
幻想世界を終わらせ
しかし、エゴの
「無い・足りない」の思い込みを止め
そもそも不完全な「ありのまま」の
わたしこそが完全完璧であり
「全て ある」
「I Have Everything」
愛と光の存在
つまり
自分は「神」だった
そう気がついて
神である本来の自分を
徐々に思い出し
人生が反転した先には
徐々に長年の思い込みや
こだわりや執着が薄れてきて
あれもいいね
これもいいね
全部いいよね
だって
「全ては一つ 一つは全て」
というように
意識が中立的になってくる状態が
シフトするということであり
自分の内側が統合・調和されてきて
安心、安全、穏やかさ、平和さ
というような静かな安定さを
感じてくるようになります
それに対して、初めは違和感や不安を
感じる方が多いと思います
なぜなら、長い間に
例えば、善悪や男女のような
二元性に慣れ親しんだエゴは
「中立=どちらでもない・どっちでもいい」に
慣れていないから抵抗します
でも、一見この平凡に感じるような
安心、安全、穏やかさ、平和さといった
ワンネス意識や感覚や気持ちは
このどちらにも偏っていない
中立的な意識になってくることで
得られるものになります
これは意識してそうなるというよりは
シフトを重ねる度に気がついたら徐々に
自然とそうなっていた
という感覚に近いと思います
そして、その心の在り方が
揺るぎない神としての
自分軸が立つ要の根幹部分となります
つまり、自分の源流です
山奥からこんこんと
流れ出る湧き水が
無限の豊かさを循環し
四季折々の美しい世界を
織りなすように
あなたの
「心の在り方」が
あなたの世界の源泉です
だから、あなたの「心の在り方」が
豊穣な実りを織りなす
母なる大地のように
肥沃な土壌であれば
あなたの現実も
美と平和と調和に溢れた世界を
創造することができるのです
豊かな人生には
豊かな土壌=心の器
が必要ですね
ということで
心の在り方が変われば
当然ですが
現実、人生も変わります
そして
心の在り方を決める
最初の”肝”となるのが
感情
なぜなら
心の器(土壌)は
感情という栄養分によって
つくられているからです
栄養分が不足してたり
バランスが悪いと
土壌は枯れたり
荒廃したりします
そして心だけではなく
心と体と精神の三位一体で
シフトしていくことが重要です。
「感情と心の繋がり」
という見えない世界を理解し
「自分を知る」ことが
シフトの初めの要です