今日は、桃の節句。

野山が桃色に染まると本格的な春の訪れを感じます。

 

桃色は、美と若さの象徴です。

ピンク色のエネルギーは、心も体も若返らせるのです。

 

それもそのはず、不老不死の女神、西王母(せいおうぼ)は、

三千年に一度実をつける長寿の桃を持っていたのです。

 

それが、桃の別名「三千年草(みとせぐさ)」につながります。

なるほど~ですね。

 

さらに、桃の花言葉は、もっと面白いのです。

桃の花の花言葉は、「気立ての良さ」「私は、あなたのとりこ」

と女性らしいものなのに

桃の実の花言葉は「天下無敵」です!

 

気立ての良さはもちろんのこと、

天下無敵のパワーも欲しいものですね。

 

本当に優しい人は、同時に強さももっているものです。

どんな状況でも微笑んでいられるような人になれたら最高ですね。

 

花が咲くことを「花笑み」と言います。

そして、花のように笑うことも「花笑み」

 

今日は、桃の節句。

花のように笑ってみませんか?

 

今日を特別な日にするのは、ちょっとした心の動きを変えるだけ。

 

朝いちばんに、「今日は、特別の日にしよう」と心に決める。

そして、「今」に集中して過ごすこと。


たったこれだけのことで、一日の質や重みがまったく違ってくるのです。


「今」の瞬間に心があれば、余分な心配やストレスからは、

かなり解放されるはずです。

 

マインドフルネスも「氣」を取り入れれば、すんなりできるものなのです。

 

コロナ禍で考えたことを元に再開した「和気道講座」も「実技レッスン」も

「茶環会」も、一年になりました。

 

日を追うごとに、参加者の方々が、美しく変身されていきます。

生命力と人生の満足度が高まってくるからなのでしょう。

内面からにじみ出る美しさは、年齢に関係なく輝くものです。

 

それでは、皆さまも、今日は、花のように微笑んで、

美しい一日をお過ごしください。

                   観月 環


コロナ禍の中で迎える二度目の春。 

人間社会が大きく変わってしまったのに、自然界は変わらず花を咲かせます。 
 
この一年間は、誰にとっても、今まで経験したことのなかったことの連続でした。 
それでも、現実と折り合いをつけて、生きていかなくてはなりません。 
 
ともすれば、氣を消耗する感情が沸き上がってくる日々。 
 
 コロナ禍の中で、生き方、暮らし方、人との付き合い方を、再考した方も多かったでしょう。今まで、忙しい中で、流されるように過ごしてきたことを見直す良い機会だったのかもしれません。 
 
逆境の中でこそ成長するのであれば、もしかして、人類は大きく進化している途上にあるのかもしれないと考えたりもします。
極限を経験すると強くなるように、不自由を経験することで我慢強くなるように。 
 
不運をプラスに転ずることができるのも、人間の特権です。 
 
思いっきり頭を切り替えて、今の状況を活かして、以前にはできなかった暮らしを実現したらどうかしら。
 
おうち時間がたっぷりある今、自分のためにその時間を使えば、新たなる楽しみや隠れた自分の才能の発見につながるかもしれません。 
 
 今まで、「時間がないのよ」と先延ばしにしていたやりたかったことにチャレンジするチャンスです。 
 
私の友人の中には、語学を飛躍的にブラッシュアップした人、かつて学んだ分野の専門書を読み始めた人、初めて絵筆を握って水彩画を描き始めた人、資格試験の勉強を始めた人、いつかやりたかったパッチワークを始めた人、そして、お料理を始めた男性もいます。 
 
 環境が変わることは、チャンス到来でもあるのです。 
 
 いちばん驚いたのは、引きこもりがちで、人嫌いだった女性の変化です。 
彼女は、人との付き合いや、外にでるのが嫌いで、できるなら、ずっと引きこもっていたいと思っていたのです。 
 
まさに、彼女にとってはチャンス到来! 堂々と引きこもりを始めました。
ここが重要なポイントとなのですが、いままでは、一日中、家にいることに最悪感を感じていたのに、今や、それが正当化された模範的な在り方になったのです。
 
一日中、家にいることになった生活は、以前の生活とほとんど変わらないのですが、心の持ち方がまったく違います。
今や、誰に言い訳をすることもなく、自分を責めることもなく、堂々と自粛生活を楽しみ始めました。
 
すると、どうでしょう。今まで暗くなりがちだった気持ちが、どんどん明るくなって、長い間の不眠症も、いつも体のどこかが痒かったのも消えていきました。
彼女は、自分を縛っていた呪縛から、自らを解放したのでしょう。 
 
今ある環境で、自分をどうするかが、問われる日々です。 

梅雨の晴れ間の青空。

木々の隙間から見えると、本当に幸せな気持ちになります。


昨日のどんよりとした曇り空が嘘のように、光がサンサンと降り注いでいます。


息をしているだけで、体中にエネルギーがみなぎってくるようで、とっても気持ちの良い朝です。


いつも毎日がこんなお天気だったらいいのに


でも、雨の日や、曇り空や、凍てつくような朝や、熱帯夜があるからこそ、時折訪れる気持ちの良い青空を、より美しく感じることができるのかもしれません。


今日の未明(午前232分ごろ)関東上空にとても大きな流れ星(火球)が流れました。


数分後には大きな爆発音も聞こえたとか。


映像は、大きな光の塊でした。


宇宙は様々な変化を私たちに見せてくれます。

 

地球も変化の激しい時期に入っているようです。


だから、どんな気象条件であっても、強靭な体と、しなやかな心を持たなくてはいけないですね。


でも、こんなにストレスが多い状況の中では、心身も消耗しがちです。


コロナウィルスから始まった新しい生活様式、まもなくやってくる暑い暑い夏、経済不安‥‥ストレスがいっぱいです!


ストレスと、どう向き合って行くかは、これからの大きな課題です。

 

ずっと前のことですが、精神科医の故斉藤茂太先生とお会いしたときのことです。


私が、ストレスの多い毎日だということを話すと


「ストレスという刺激は、必要なものなんですよ。ストレスが、私たちの体や心に刺激を与えて、もっと元気にしてくれることがある。ストレスは、楽しめばいいのですよ」


と、おっしゃったのです。


それ以来、私は、ストレスフルな状況にあっても、何とかそれを楽しもうと意識するようになりました。


簡単なことではありませんが、そう意識するだけで、少しストレスが和らぐような気がします。


そして、もうひとつ。

楽しいことを、自分から、どんどんつくっていくことです。


どんなにマイナスの事態でも、プラスのことがたくさんあれば、差し引きプラスになる。


この考え方でいけば、楽しいことをどんどん生み出すのも一策です。


気力が落ちているときは、なかなか楽しいことを思いつかず、まして、それに一歩踏み出すのは難しいかもしれません。


でも、とにかく何かやってみる!


これが重要だと考えています。


おかしいから笑っているのではなく、笑っているうちにおかしくなってくる。


これと同じように、楽しいことも、やっているうちにどんどん楽しくなってくるということがあるのです。


でもでも… .


何も思い付かないという人には、こんな方法はいかがでしょう。


誰かを喜ばせるサプライズ企画!


あなたの大切な人が喜んでくれる何かを考えてみるのです。


思いがけないプレゼントや、思いがけないお手紙や、思いがけないお誘い。


プレゼント。


人は、何かをもらうから嬉しいのではなくて、その人が自分のことを思ってくれたことに対する喜びの方が大きいわけですから、高価なものは必要ありません。


むしろ、誰もできないプレゼントを考えるほうが、はるかに素敵です。


それは絶対嬉しい!


「今夜は、君にプレゼントがあるんだ」


と言って、見たこともないほどの星空をプレゼントされて感激した人もいました。


人が喜んでくれるほど、楽しいことはありません。


これからの1週間、誰かを喜ばせることを考えながら過ごしてみませんか?



今日も、良い日でありますように。


Instagramでは、気の巡る美しい情景を、載せていますので、ご覧になってくださいね。


https://www.instagram.com/tamakimizuki

コロナウィルスで自粛しているうちに、いつの間にか初夏。 


春を飛び越してしまったと思ったら、各地で真夏日の気温が続きます。 


まだ、6月になったばかりというのに。 


今年の夏も寝苦しい夜が続きそうですね。 


免疫力を落とさないためには、とても重要なファクターである睡眠が守られないとは、大変な問題です。 


近年、眠りに問題を抱えている人が急増し、日本人の5人に1人は不眠に悩んでいると言われます。 


もっと言えば、ほとんどの人が理想的な睡眠を取るには至ってないのだと。 


理想的な睡眠とは、夜中に途中で目覚めることなく、正しい睡眠のサイクルを繰り返し、朝、快適に目覚めること。 


眠っている間に、脳疲労が回復し、体力が充電され、満ち足りた気持ちで朝を迎えることができていますか


目覚めても、まだ寝たりない気持ちだったり、体が変にこわばっていたり、やる気が出なかったりというのは、上手に睡眠が取れてない証拠です。 


上質の睡眠をとれない理由には、様々なものがありますが、いちばん大きな理由はストレスです。 


過重労働、複雑な人間関係、それに24時間社会の弊害、それにコロナウィルスが加わって、ストレスは、ますます大きくなっています。 


ストレスを強く感じると、体がストレスホルモンであるアドレナリンを分泌します。 


アドレナリンは交感神経を刺激し、興奮状態を引き起こします。 


起きているとき、活動的になるために優位になる交感神経ですが、夜になってもスイッチオンのままで、副交感神経優位に切り替わらず、休めない体の状態を作ってしまうことが問題です。 


長期にわたるストレスを抱え込んでいる場合、このような現象が起きて睡眠障害を引き起こしてしまうこともあるのです。 


正しい睡眠リズムを取り戻し、質の深い睡眠を得るためには、何よりリラックスすることが大切です。 


リラックスは、心を開放すると同時に、体もときほぐすことが必要です。 


それが効果的にできるものとして、和気道のスワイショウを教室レッスンでは行なっています。 


足を肩幅に開いて、腕を前後に振るだけの簡単な動きですが、単純な動きの中で脳が沈静化され、肩から順々に全身がほぐれていきます。 


上手にできるようになると、細胞レベルで生命力がよみがえっていきます。 


これは、また近いうちにYouTubeでご紹介したいと考えていますが、今日は「音で上質の睡眠を得られる方法」をお知らせしましょう。 


それは、宇宙の音を使う方法です。 


宇宙の音? 


そう、宇宙は真空ですから、無音です。 


ですが、電波は、多くの星雲や無数の星々が発しているのです。 


これが、宇宙の起源であり、しいては生命の起源といえるでしょう。 


宇宙に存在する電波を検波して音に変えるという画期的な試み。 


それを、宇宙にいちばん近い場所と言われるハワイ島のマウナケア天体観測所で行なったのです。 


10年前に、この原音をいただいてから、どのような効果があるかを研究してきました。 


そして、今回お届けする「眠りのパルサー」が出来上がりました。 


宇宙音の中でも、胎内の音に似ていて、無条件に安心できる音がパルサーの音。 


お母さんのお腹にいたときのような安らぎを、パルサーの宇宙音か 

受け取っていただけるようオルゴールの音色と組み合わせました。 


子守歌メドレーを聴きながら、徐々にリラックスしていけば、宇宙音はとても効果的に作用します。 


今夜は、優しい気持ちで眠りについて、究極の眠りを味わってくださいね。 


https://youtu.be/Kj0m0U9Nd-Y 



いよいよ、緊急事態宣言全面解除となりました。


旬の京野菜、万願寺甘とうが出荷を始めたというニュース。


明るい陽射しの中で伝えられる日常の出来事は、ここ数ヶ月、私たちは悪い夢を見ていたのではないかと錯覚させられます。


新型コロナウィルスという悪夢。


夢ではなかった悲惨な現実を、早く忘れて、元の楽しい日常に戻りたいという欲求が、誰の心にもあるでしょう。


でもでも、まだ戦いは完全に終わったわけではなく、つかの間の休戦状態でしかないのです。


少しずつ、日常が戻りつつある今、これからどうするかを、真剣に考えていかなければなりません。


新たな日常を生きるということは、いろんな場面で、今までとは違ったやり方になりそうです。


当たり前であった日常は、当たり前ではなかったことを思い知らされた私たち。


便利で、自由で、我慢しなくて良い生活がデフォルトであった私たちは、コロナウィルス感染が広がりだしてからは、不満と不安でいっぱいでした。


でも、戦争を体験した人たちは、コロナ禍の中でも、あの頃よりはマシと、強くおっしゃったのです。


戦争を知らない私たちとは、別の次元の強靭な精神力が、備わっていらっしゃるように思いました。


辛い体験をしていない人間の何と弱いことか。


この世の中では、何が起こっても不思議はないということ。


平凡な日常が、どんなに幸せなことか。


それをデフォルトとして生きていけば、今までより、もっと強くなれることでしょう。


つらいことや、悲しいことのない人生の方が、良いに決まっていますが、なかなかそうはいきません。


それに、苦難を経験することは、私たちを、強くしてくれるという恩恵もあるのでしょう。


悲しみの数が多いほど、人は優しくなれるといいます。

苦しみが多いほど、人は強くなれるといいます。


今回の体験は、決して無駄ではなかった。



世界中の人が、新型コロナウィルスによって、かつてないほどの不安な時期を過ごしたわけです。


その経験から、自分が非力であることや、助けられて生きていたことに気づいた人は多かったでしょう。


私自身も、具体的にできたことといえば、ともかく、外に出ないで、家の中にいるということだけでした。 


それでも、多くの人が家にこもっていた時期、それぞれのご自宅から、心温まるメッセージや、音楽やパフォーマンスが発信されました。


オペラを無料で観られたり、コンサートを楽しめたり、普段は、有償カされていたものが全て無料で提供されたのです。


これは、普段の日常では考えられなかったことでしょう。


緊急事態の中では、人は、自分のもてる力を無償で誰かに提供したいと思える善なる生き物なのです。


災害がおきるたびに、私たちは、本来の崇高な心をもった自分に気づきます。

そういう意味では、時々おきる人類に対する試練は、大きな意味を持ちます。


もしかしたら、自分の利益だけを固持するより、誰かと共有し、誰かのために動くことが、自らの生命力を高めることを、私たちはどこかで知っていて、本能的に善なる行動をとるのかもしれません。


すべての病気の前兆である炎症反応は、人に親切にすることで抑えられる。

 

それは、集団で助け合って生きていくために人類のDNAに組み込まれているのだといいます。

 

これは、カルフォルニア大学のスティーブ・コール博士が発見されたものです。

 

コール教授によれば、人類は、配偶者や子供はもちろん、あらゆる人に親切にすることが体に良い影響をもたらすように進化してきました。

さらに、人類が大きい動物に勝ち残ってきたのは、群れを作って助け合ってきたからで、仲間との協調性を失うことは即、命の危険を意味します。

なぜなら、体が緊急事態を察知して、炎症モードに入るからです。

人は、親切を喜びと感じ、体も良い反応をするようプログラミングされているようです。

 

この理論は、今回のような危機的状況になったときには、とても役立つものと深く確信しました。



アフターコロナの世界は、以前よりも、強くて優しい人たちが増えているはずです。


少しずつ、戻ってくる日常の中で、当たり前だったことの幸せ、くり返される平凡な日々の奇跡を感じながら、毎日を丁寧に生きていきたいと思っています。