こんにちは 観月環です。

 

毎日を気的に過ごしていらっしゃいますか? 

 

今日は、前回のブログの続き、強い自分を再構築する方法についてお話しましょう。


今、少しずつ自粛緩和が進んでいるものの、まだまだ、この先どうなるかがわからないというのが現実です。


数日前、ニューヨークで若い女性が自殺をしたというニュースを目にしました。


今まで、経験してしたことのなかった生活の変化に耐えられず、しかもこれから先起きる事の恐怖に押しつぶされて、自ら命を断ったというのです。


命を立つまでではなくても、夜、怖い夢を見たり、不眠症になったりと、精神のバランスを崩している人は、とても多いと聞きます。


自覚がなくても、かつて経験したことのないこの状況では、どなたもストレスを少なからず感じていらっしゃることでしょう。


完全に元の生活に戻るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。


そのためには、ストレスや逆境に負けない強い自分を作る必要があります。


人間は、本来弱いものですから、外からの情報に簡単に振り回されます。

 

感染拡大、パンデミック、都市封鎖、ロックダウン、医療崩壊、どの言葉もなじみのなかったもので、心を動揺させるには充分な力を持っています。


さらに、世界各地の病院の悲惨な状態を見れば、涙が出てくるのは当然のことです。


不安と怖れから、免疫力を落としてしまってはいけません。


今は、いつも以上の免疫力、生命力、精神力が必要であるとともに、あらゆることに対する順応性も求められます。


そのためには、どうしたら良いのかを、気的な観点から考えてみました。


まず、具体的な感染予防をしたら、それからはいたずらに怖れないことです。

無闇に心を痛め、エネルギーを消耗する必要はありません。


未来の心配はしない!


できることをやった上で、あとは天に任せ、自分を信頼する。


それが、最強の自分を作る方法です。


今までも常に言ってきたことですが、「不満」と「不安」は、著しく気を消耗させます。


不満と不安によって、せっかく高めた気も、一瞬にして消えてしまうのですから、すごくもったいないこと。


しかしながら、「不満」も「不安」も、勝手に湧き上がってくる感情ですから、全くなくすわけにもいきません。


ですから、もしこの2つの感情が少しでも心に浮かんだら、すかさず、こう思って欲しいのです。


数々の不満には、「生きているだけでありがたい」


様々な不安には、「でも、大丈夫!



私たちは、自分と大切な人の命を守るために、様々な我慢をしてすることを選択したのです。


だから、それに対して、不満を持ってはいけない。


他者に対する不満や批判も、心の不安を増大させますから厳禁です。


生きているだけで、とてもありがたいことなのです。


不安は、考え始めるとますます大きくなっていくという特性を持っています。

だから、「大丈夫!」という言葉で、潔く断ち切ってしまう必要があるのです。


この機会に、不満や不安のない心が、どんなに穏やかで強いものであるかを体験してみれば、人生は、もっと楽しくなるに違いありません。



最後に、とっておきのプレゼント。


不満分子、不安分子を撃退する癒しの物語のYouTubeが完成しました。


https://m.youtube.com/watch?v=vgo_wKVrDa8&feature=share#dialog


夜眠る前に、ストレスの緩和に、お聞きいただければ幸いです。


いつも穏やかな心でいられますように。

こんにちは、観月環です。

 

新型コロナウィルス、少しずつ感染がおさまっているものの、今後まだ、第2波、第3波がくることが予想されるようです。


政府は、生活様式を変えていくこととして、マスクの着用やソーシャルディスタンスをキープすること、手洗い、うがい等を提案されました。


もちろん、それは今と同じように続行する必要があると思いますが、それと同時に、心のあり方も変えていかないと、これからの長い戦いに対応できなくなるのではないかと感じています。


今まで当たり前であったことを、当たり前と思う気持ちがあると、いつまでも心に不満が残ります。


今までやっていたことを同じようにできると考えていれば、そこに満たされないものを感じるかもしれません。


長い自粛生活の中で、誰もが、行動や人と触れ合う機会を抑えている今、あらためて考えてみると、今までのライフスタイル中で必要がなかったことや、無理をしていたことに気づかされます。

習慣的あるいは儀礼的にやっていたことは、本当は必要ではないのではないかと。


その一方で、今まで普通にあったことの大切さや、ありがたさや、人に対する愛おしさなどが強く感じられるようになってきています。


いただいたメールの中に「友達はそんなに多くなくてなくて良い。本当に心が通じ合える人を大切にしていきたいと気づいた」というものが、何通もありました。


習慣的に、皆でワイワイと会食したこと、それはそれで楽しかったけれど、これからは、無理をしてその時間を取らなくていいかなと思っているのだといいます。


この究極の環境の中で、本当に大切なもの、残したいもの、そして必要がなかったものが明確に見えてきているように感じます。


それは、今だから分かることというか、このような状況にならないとわからなかったことかもしれません。


人生は有限の時間の旅です。


誰もが、無限の時間を持っているわけではありません。


その中で、優先順位が明確になれば、毎日、スケジュールをいっぱいにすることに一生懸命になったり、むやみに出かけることで心を満たす必要がなくなるのです。


5年ほど前のことですが、友人のお嬢さんが、ニュージャージーの田舎町にお嫁に行きましたが、飲食店といえば、たった一軒のピザ屋さんがあるだけなので、結婚の披露パーティーも、そこで行われました。


自然はいっぱいあるものの、商業施設というものはほとんど無いに等しいのだそうです。


結婚式のため、しばらく滞在した友人は、3日目には、時間を持て余し、退屈でたまらなくなったといいます。


ところが、そこに住む人々は、特別なことは何もないのに、楽しそうにしている!


お散歩をしたり、家事を楽しんだり、おしゃべりをしたり、編み物をしたり、本を読んだり。


なにもない環境では、人の心は、さぞかし広い世界に憧れるだろうという想像は、見事に外れたのです。

 

誰一人として、他の土地で仕事をしたり、住んだりという希望を持っていないのです。


人々は、ここが最高に良いところだと確信しているので、旅行に行きたいという希望すら持っていません。


5年前、この話は、私を大いに驚かせ感動させました。

 

それが、本当に幸せな生活なのかもしれないと。

 

さて、今の私たちの状況をの中で、ニュージャージーの田舎町の人たちのように、自分のいるところが最高だから、どこにも行きたくないと思えるでしょうか。

そう思えて、今の状況を楽しめているのなら最高ですが、前の世界に戻りたいと多くの人が思っていることでしょう。


だって、私たちは広い世界を知りすぎてしまっていて、大切な友達も、近くにいるとは限らないのですから。

しかし、ここしばらくは、制約された状況が続くでしょう。完全に前の世界に戻れるまでには、時間が必要です。


こんな時には、思い切って意識を変える、価値観を変えるしかありません。


そのポイントは5!


①大切な人との繋がりをキープする


どんな時でも、どこかで自分のことを思ってくれている人がいるというだけで、人はとても安心して幸せな気持ちになれるものです。


離れていても、あなたの心の支えになる人は誰ですか?

そして、ずっと大切にしたい人は誰ですか?

 

自分が大切に思える人には、そのメッセージを伝えてみましょう。

濃厚接触ができなくても、心が通じ合っていれば、絆はもっと強くなるはずです。

 

②ライフスタイルを見直してみる


今まで、仕事の延長のように、外で過ごしていた夜の時間を、家で過ごす人が多くなったはずです。


これは、またとない機会。もう二度とない稀有な、ゆとり時間かもしれません。

今まで充分できなかった家族団欒を楽しんだり、趣味の世界に没頭したり、有効な時間の使い方を考えましょう。


私は、夜は9時に寝るようにしました。

その結果、4時に起きて5時からお散歩に出かけるといった、今までにない生活のあり方を楽しんでいます。


朝の光の中で、今まで気づかなかった美しいものの発見は、1日の始まりにエネルギーを充電するのに最適の時間です。

③身近にあった幸せに気づく


人は、持っていないものに意識がいきがちで、それが欲望となって心を支配します。

 

でも、家の中にいて、自分の持っていたものをゆっくり見てみると、それが素晴らしいものだったことに気づけます。

 

モノであれ環境であれ、人であれ。

 

その最高のものが、家族や一緒に住んでいる人です。

自分の家は、どんなに豪華やホテルよりも便利で快適です。


この機会に、愛をもって磨きをかけましょう。


④自分ができることを増やしていく


制約のある生活の中では、できないことが多くなって、それが不満につながってしまいます。

ですからできることは自分でやるというチャレンジをしましょう。


・おいしいレストランにいけなくなったら自分で作る

 今まで、つくったことがなかったメニューを増やす

・ジムでトレーニングができないのなら、家でトレーニングを始める

・温泉にいけないのなら、自宅のお風呂でキャンドルやアロマを楽しむ

・旅行に行けなくなった代わりに、テレビやネットで情報を集めて、次に行く旅行の計画 

 を立てる。旅行はプランを立てるところからが楽しみ!

 

など、できないことができるようになることは、とてもワクワクします。

 

私は、美容院に行けないので、セルフカットをしてみました。

こんな状況でもなければ、生涯やることはなかった初めての挑戦です。

もし失敗してもまた伸びるからという覚悟を決めれば、大丈夫です。


⑤強い自分を再構築する


これは、とても重要なところなので、次回に改めてお話ししましょう。


それでは今日もよい1日を!

                                              観月 環

いよいよ全国に緊急事態宣言が発令されました。


誰もが不安を感じているこの状況の中で、私たちが生きていくために必要な物資を流通させてくださっているたくさんの方々、そして医療の最前線で命がけで頑張ってくださっている医療従事者の方には、本当に頭が下がる思いです。

自分と大切な人を守るために、何ができるのかと、真剣に考える時がきています。

 

人と人との接触を8割減らすことができれば、今の感染拡大を止めることができるとの見解が示されました。


この事態を一刻も早く収束させたいと、皆が本気で思うのなら、家にいられる人は一切出歩かないことを徹底した方が近道です。


ちろん、家にいることのストレスは、よくわかります。子どもさんがいらっしゃる家は、もっと大変でしょう。

 

でも、コロナウィルスを収束させるためには、状況にかかわりなく、一旦何もかもめてしまう必要があるのだと思うのです。

もう何週間も前から、ニューヨーク州のクオモ知事やヨーロッパのドクターたち

「日本も気をつけてください!  日本の3週間後が私たちのようにならないように」

と警鐘鳴らしてくれました。


世界の人たちが、自分たちが大変な状況に置かれているにもかかわらず、まだ感染初期段階にある他の国の人を思いやることに、感銘を受けると同時に事態の深刻さを
感じたのです。

 

多くの専門家が声を大きくして言われるように、今がいちばん大切な時、もしかしたら最後のチャンスなのだと私も思っています。

 

不安大きくしたり、不満を口に出す前に、まず、今置かれている状況で、どれだけ心穏やかに、そして豊かに暮らせるかを考えてみましょう。

逆境にあるときは、人が成長するチャンスです。
悲しいことを経験して涙をたくさん流した人が優しくなれるように、
逆境にあって心のしなやかさを失わなかった人、人間的に成長できるのだと思います。


ロナウィルスが収束したときに、いかに魂レベルが上がっているかとうことを念頭に置いて暮らしてみれば、毎日毎日が意味のある1日となるはずです。

意識をちょっと変えてみれば、おうち生活も本当に意味のあることに変えていくことができるのです。普段外にばかり向かっている心の動きを、内面に向けてみるまたとない機会なのです。


忙しくにぎやかな毎日を送っている中では見逃していたことや、今改めて心を向けてみれば、それがとても大切だったことに気づけます。

本当に自分が好きだったことや、自分の心が欲していたこと、何のために生きていくのかといった人生における大命題に取り組んでみるのも絶好の機会だと思います。

私も、普段は、外に出ていくことの方が多いのですが、いろんなが予定がキャンセルになって、ここ1ヵ月間は、ほとんど家にいます。その中で気づいたことや自分の中の変化がたくさんありました。

特に、毎日の習慣である瞑想の中で、今までになかった気づきを得られるようになったのです。

そして、以前、立て続けに本を書いていた時のように、言葉がパラパラと浮かんでくるようになりました。

4月8日のスーパームーンの夜に、書いた小さなお話「世界でいちばん大切なもの」の朗読の録音を進めています。


なんといってもチェロハープの音楽が素晴らしいのです。


ハープは野田千晶さん、チェロは成川昭代さんの演奏です。

 

こちらは、公式LINEに少しずつお送りしたいと考えています。
ご興味のある方はこちらからどうぞアクセスしてみてください。

 

https://lin.ee/wgnoDzf

さて、おうち生活というのは、退屈する暇がないほどやることがいっぱいあります。

普段見逃していたコマゴマとしたところをきれいにお掃除してみることは、やり始めると止まらなくなるくらい楽しいものです。

汚かったところがきれいになるという目に見える結果がすぐに出ると言うのは、達成感もあってワクワクしてくるのです。それに、外に出なくても、結構な運動量になりますね。
 
でも疲れ果ててしまって、続けるのが嫌になってしまうので、1時間やったら1530分ぐらいはお茶を飲んだり音楽を聴いて一息入れることも大切です。

自分へのご褒美は、忘れないで、しっかりとね。

 

毎日毎日おうちがキレイになっていくのは、思った以上に気持ちが良いものですし、なんだかさっぱりした気分になりますね。

住まいは、自分で作り出せる環境です。

美しい環境は、心の健康にとってとても重要です。雑然とした汚れた家の中では、知らないうちに気持ちが落ちていきます。もちろん、運気もね。

 

逆に、美しく整えられていれば、そこにいるだけで幸せを感じることができるでしょう。あなたの家はあなたにとっての最高の場所でなくてはなりません。


どんな時でもエネルギーチャージが出来るような最高のパワースポットであるべきなのです。

の中には、いるだけ落ち着く場所が必ずあります。


理由はわからないけれども、心から落ち着ける場所

ストレスをリセットできたり、心の潤いが増したりするような特別な場所。


誰も気がつかないかもしれないけれど、あなただけにわかる特別な場所をぜひ探してみてください。


厳しい状況の中でも、心穏やかに過ごせますように。

            



4月8日のスーパームーンはとても綺麗でした。

その夜に、ひらめいて書いたお話です。



「世界でいちばん大切なもの」

ひろい広い宇宙の銀河の中の太陽系の中にある無数の星々の中にたったひとつ青く輝く星がありました。

その星は宇宙の星々の中ではまだ新しい星で、住んでいる人も、ほんの77億人ほどでした。

でもこの星の人たちは、あまたの生物が住む宇宙の中で、我が星こそが特別な星だと思っていたのです。

その上、宇宙の中では、とても小さな星なのに、いくつにも分かれて、国と言うものを作っていました。

その数は196もあったのですから、中には800人ほどしかいない国もあったのです。

でも、ほとんどの国が自分の国がいちばんだと思っていて、自分たちの権利を守るのに必死でした。

ですから、青い星のどこかでは、絶えず争いが起こっていたのです。

ひとつの星のしかもこんな小さな星の中で争いが起こるというのは、他の星の人たちから見ればとても不思議なことでした。

だって、星の中で暮らす生物の不協和音によって、一瞬で壊れてしまう星たちが宇宙の中にはたくさんあったのですから。

広い宇宙から見れば、星一つひとつが生命体で、その中での調和が崩れれば、存続することが難しくなるのは当然のことでした。

それは例えて言えば、ひとりの人間の中で、手と足が喧嘩をして、お互いを殴ったり蹴ったりして傷つけているようなものだったのです。

この小さな青い星の人たちは、自分たちの住む星の他にもたくさんの星があることを知っていました。

だから、時々、ほんの近くの星へ、ほんの少しだけ出かける冒険をしていましたが、大きな宇宙から見れば、小さな子供が3軒隣の家まで勇気を持って出かけていくようなものであったかもしれません。

この青い星がすることを、他の星たちは優しく見守っていました。

なぜなら、この星がまだ新しい星で、その上、数ある星の中でも極めて美しい星だったからです。

透明なキラキラ光る粒子のベールは、他の星からみても、とても綺麗でした。

それを、青い星の人たちは、海とよんだり、川とよんだりあるいは湖とよんだりしていましたが、それがあるおかげで、この青い星には緑が生い茂り美しい花々がいつも咲いていたのです。

美しい自然は人々の心を和ませ優しくしました。

だからこの星に住む人のほとんどは、いいえ全員が本当はみんないい人たちでした。

でも、時々意見が合わなくて、意地悪をしたり、喧嘩をふっかけたりする人もいました。

人と人だけではなく、国と国との間でも同じようなことがしばしば起こりました。

それと同時に、美しい自然も、ただ静かで穏やかであるだけではなく、時々荒れ狂ったりもしたのです。

台風や地震や竜巻、それにものすごい寒さや干ばつが人々を苦しめました。

でも、人々は災害が起きるたびに心を合わせて立ち直っていたのです。

それともう一つ、人々を苦しめていたのは、病と言うものです。いろんな原因から、体に不調をきたすことを、病気と呼んでいました。

病気の原因は様々でしたが、元気のもとであるが「氣」がなくなってしまうので、病気と呼ばれていたのでしょう。

病気は、人と人との争いと同じように、人々の体と心を傷つけました。

それを治すために医学が発達しましたが、まだまだ全てに打ち勝つことができないでいるのでした。

自分がいちばん!何でもできる!と思っている人々でさえも、自然の脅威と病気には勝てないのです。

それもそのはず。この星で起きるすべてのことは、住む人たちが起こしていることだったからです。

人々が争いをやめない限り、自然はさまざまなカタチで試練を与え続けます。

あらゆる病気も、元を正せば、心と体の不調和が招いた結果です。

すべての病気がストレスからくることを人々は知っているのに、なぜか、そこから抜け出せないでいるのです。

ちょっと油断をすると、多くの人々は、特に寒い季節には風邪をひきました。

喉が痛かったり、咳が出たり、そして高い熱が出たりするものですから、しばらく安静にする必要がありましたが、ときは、一日ゆっくり寝ただけで治ることもありましたから、人々はあまり風邪を怖がっていませんでした。

ところが、ある日のこと、風邪のウィルスに似てはいるけれども、新しいカタチのウィルスがやってきて、風邪よりもはるかに重い打撃を人々に与え始めたのです。

最初はひとつの国だけだったのが、どんどん広がって、世界中にこの新型ウィルスが蔓延してしまいました。

ウィルスの広がり方に規則性はなかったので、まだ感染者のいない国の人々は人ごとだと思って安心していました。

でも、その国にも、ひとりの感染者が出るだけで、ものすごい勢いで感染が広がっていくのです。

100年ほど前にも、ヨーロッパを中心に広がったスペイン風邪がありましたが、それよりもはるかに複雑で怖いウィルスのようでした。

このウィルスに立ち向かう方法は、どんなに優秀な科学者や医学者にも、まだ発見できていないのです。

ただ、人から人へとうつることは確認されていましたので、国のリーダーたちは、なるべく人と接触しないようにと呼びかけました。

自分のために、大切な人を守るためにと、いろんな国の言葉で語られましたが、多くの人が、今までの習慣やライフスタイルを手放すことが出来なかったのです。

青い星の人たちは、集まることが大好きで、大声で話すことも大好きで、触れ合ったり笑ったりすることで、幸せを感じるのですから、ウィルスは、瞬く間に広がっていきました。

なにしろ、小さな星ですから、ほんの数十時間で、星の反対側の国にだって行けるのです。

ウィルスは、人々の動きにつれて広まっていきました。

命がけで、診療にあたっていた病院の人たちも、次々とウィルスにやられてしまいました。

感染が大きく広がっていく国のリーダーたちは、頭を悩ませ、心を痛め、ともかく感染を断ち切る方法を考え続けました。

そして、人々に住んでいる家から出ないようにというおふれを出したのです。

最初は、自由を奪われたようで、不服を持っている人たちがたくさんいました。

自分は大丈夫だからと、あちこちに出かけていく人もいました。

でも、誰もが知っているスポーツ選手が感染したり、有名なコメディアンが亡くなっていくのを見て、だんだん怖くなってきたのです。

自由も仕事も大切でしたが、命と仕事、あるいは命とお金を天秤にかけることはできません。

国のリーダーたちは声を強くして言いました。

誰も外に出て出てはいけない!!!
おうちにいてください!

その日から、多くの人々は限られた空間で、限られた人とだけ接するという生活を始めたのです。

今まで、世界中のどこへでも自由に行き来ができて、誰とでも友達になれた世界が、一変して、小さな小さな世界に変わってしまいました。

それでも何人かの家族がいる人はまだ良かったでしょう。

一人暮らしだった人は、狭い空間の中にひとりでいることに耐えなければいけませんでした。

でも幸いだったのは、食べ物を運んでくれるシステムがあったことと、インターネットが発達していて世界中の人々と会話ができることでした。

ただ違っているのは、一緒に笑ったり触れ合ったりすることができないのです。

多くの人々が働いていた会社も、インターネットを使って各自の家で仕事をすることに決めました。


時は春、一年中でいちばん美しい季節に、外を歩く人の姿はひとりも見当たりません。

人がいなくなった街の満開の桜の下を、どこからやってきたのか野生の動物たちが群れをなして歩いています。

今まで人間に支配されていた大きな美しい公園にも、世界でいちばん賑やかなスクランブル交差点にも、動物たちが自由に現れるようになっていったのです。

春の暖かい陽射しの中で、あらゆる種類の動物たちが、お互いの権利を主張するふうもなく、まるで大きな家族のように、のびのびと戯れていました。

窓の外には、ほんの数週間前までとまったく変わらない豊かな自然と光が溢れています。

ただ、人間たちは、そこに飛び出していくことはできないのです。

人々は、気づき始めていました。

あの幸せだった時は、すごくありがたくて恵まれていたのだと。

そして、自分たちにはそれほどの力をなかったのだと。

目に見えないほどの小さなウィルスによって、人々は今まで持っていたすべてのものを失おうとしていました。

今や、外出禁止令が出る前に銀行からおろしてきた札束も、家の金庫に保管してある金塊も、たくさんの数字が並んだ預金通帳も、何の価値も持たないのでした。

とりあえず最低限の食料があること、そして夜眠れる場所があること。それ以上の幸せは無いのだと皆が次第に思い始めていました。

そして、今目の前にいる人を大切に思うようになってきたのです。

普段は忘れていたいちばん大切なこと。

家族や一緒に暮らす人のありがたさを強く感じ始めていました。

そんな時、頼みの綱だったインターネットの回線が途切れてしまいました。

あまりにも多くの人々が使いすぎたため耐えうる容量をはるかにオーバーしていたのです。

それまで、離れていても、まるで隣にいるかのように話せていた親しい人たちとの会話もぷっつり途絶えました。

それと同時に、配達される食料もめっきり減っていきました。

何もかもが極限状態になっていたのです。

誰もが自分の力のなさを痛いほど感じていました。
自分ひとりでは何もできない、ただ何かの力を借りて生かされていた自分であったことを、思い知らされたのです。

これから先どうなるかわからない状況の中で、人々は、気が狂いそうになるほどの恐怖と絶望を感じ始めていました。

もしかして、この国のそしてこの星の人類はいなくなってしまうのではないかという最悪のシナリオを誰もが想像していました。

深い海の底に沈みこんだような感覚でした。

泣き叫ぶ人もいました。大きな声でわめき散らす人も、うなだれたままうずくまっている人もいました。

不安と恐怖で震えが止まらない人もいました。
世界中から大地を揺るがすような悲鳴が響きわたり、それは宇宙の星々にも届くほどでした。

もしも、このまま、青い星の人たちが残らずいなくなることになったら、青い星へ移住をしようと準備を始める他の星の人たちもいたのです。

だって、この青い星は、稀に見るほどの美しく豊かな星なのですから。

「いい星だよね。住んでみたいよね」

「そう、ずっと憧れていたのよ」

宇宙ステーションの中で移住申請書に記入しながら、話している人たちがいました。

「でも、今は、ウィルスが蔓延してるっていうけど、大丈夫かしら」

「大丈夫だよ。あのウィルスは、不満や不安で増殖したのだから、それがなくなれば、消えてしまうよ」

「あら、でも、どうして不満があるの?」

「自分のことだけを考えているからさ。宇宙がこんなに広くて、みんなが繋がっていることを知らないのかな」

青い星の人たちが、この会話を聞いたら、どんなにかびっくりしたことでしょう。

今まで頑張って手にしたものが、もはやなんの価値もないことに、青い星の人々は、愕然としていました。

我をはって人と争ったこと、

大切な人を守るより自分の欲望を優先させていたこと、

不満ばかり言っていつも誰かを責めていたこと

が次々と思い出されました。

人にも自然にも、優しくなかったことに胸が痛くなってきました。

ちっぽけな自分、
何ももっていなかった自分、
生かされていた自分、
それなのに、なんて傲慢だったのでしょう

そして、こんな世界になってしまったのは、自分のせいだと思えたのです。

身勝手な行動が、大切な人の命まで危うくしてしまったことを悔やんでいる人が、いたるところで号泣していました。

あふれるように流れ続けた涙の最後の一滴が、乾ききってカサカサになった心に染み込んでいきました。

すると、不思議なことに、自分は一人ではなくて、他の人たちとも溶け合って存在しているという感覚がどこからともなく湧きあがってきたのです。

この星で、偶然のように巡りあったたくさんの人たち。

その人たちの笑顔が浮かぶと、もっと優しくすれば良かった、もっと語り合いたかったと、無性に愛おしくなりました。

今では会うことも、話すこともできなくなった大切な人たち。

心の中で無事を祈ることしかできなくなった大切な人たち。

世界中の人々が、同じ気持ちになったのは偶然だったのでしょうか。

誰もが、誰かを思いやり、幸せと無事を願っていたのです。

どのくらいの時間がたったのか、青い星の人たちの心がとけあってひとつになると、新型ウィルスは跡形もなく消えてしまいました。

やがて、人々が失ってしまったと思っていたあの頃の平和と幸せが、徐々によみがえってきました。

でも、誰もがそれを当たり前とは思わず、ありがたくかみしめるように受け取っていました。

そして、今まで持っていた自分以外のものに対する不協和音はすっかり消え去って、世界中の人たちの心があたたかいハーモニーを奏でていたのです。

あの極限を経験した人々は、この星の全ての人々を、自分と同じくらい大切に思えるようになっていたのでした。

国と国、人と人、その境目は本当はなかったことに気づいたのです。

前と変わらない日常が戻ったように思えましたが、本当は全く違った世界でした。人々の心の変化が、青い星を一新させたのでしょう。

人々の心と調和した新しい星は、前よりもっと輝いて見えました。

宇宙の彼方から、この星の行方を見守っていた星たちも、祝福の光を投げかけました。

この星の人たちが、心の輝きを失わない限り、青い星はいつまでも輝き続けるにちがいありません。

昨日、いよいよ緊急事態宣言が出されました。

 

医療現場の最前線で、毎日、ご自身も不安を持ちながら働いていらっしゃる方々には頭の下がる思いですが、それでも、先の見えない不安と、会いたい時に会いたい人と会えない苛立ちが、少しずつ、私たちのを曇らせてしまいます。

 

世界中の人が不自由さを強いられている今、誰もが心の伸びやかさを失ってしまうのは当然のことかもしれません。

インターネットでの不確かな情報やデマに心を痛めている方も少なくないでしょう。

コロナ鬱などという言葉が生まれるほどに社会や人々は疲弊しているのかもしれません。

これでは、コロナウィルスどころかちょっとした風邪のウィルスにも負けてしまいます。


美輪明宏さんが、NHKの生番組で、氣の大切さをおっしゃっていたとメールを下さった方がありました。



私は、今年85歳なので戦争を経験しています。食べ物が無かったり、防空壕に入ったりという経験もしました。そして、原爆にもあったのですから、今回のコロナウィルスにも、ある程度覚悟も出来てます、戦後生まれの皆様にとっては、初めての大恐慌なので大変だと思いますね。

でも、悪いことばかりではありません

今まで反目し合っていた国同士が手を取り合って新薬の開発の研究に力を注ぐとかそんな風に世界が助け合わないと、どうにもならない状況に向かっているのだと思いますよ。

生きる信念さえあれば、生き延びる!
それを信じることですね。

生命力は、強い気持ちを持つことで高まります。
万物は『氣』で動いているんですね。だから弱氣にならないようにしなくてはなりませんね。強氣でいくことです。

 


戦争を体験された美輪さんの言葉には、説得力がありますね。

まったく同感です!!!

どんな状況でも、氣が満ち足りていれば、何とかなるのです。

今、この局面を乗り切るには、私たち一人ひとりが氣を高めて、強い心と体を維持し続けることしかないと、私は考えています。

すでに、手一杯になっている医療機関に行かなくてすむように、出歩くのを控えるとともに、氣を高めることが必要です。

前回のメールでご案内した呼吸法は、いちばん簡単にできる方法です。

そして、氣の流れを促し、氣を高めるトレーニング

それは、不老不死を目指して仙人になるために行われたものです。

 

氣がすべての根源的なエネルギーであることは、古来より言われてきたことだったのです。

 

私が開発した氣を高めるためのコンテンツやメソッドを、この機会に皆様にお届けしようと考えています。簡単にできて効果の高いものを選んでいます。

 

おうちで過ごすことが多くなると、氣も停滞してきますので、お役に立てていただければ幸いです。

 

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ともあれ、どんな一日も、あなたの人生の中の価値ある日です。

心を曇らせて不満でいっぱいの一日にならないように、どんな時でも心を自由に伸びやかに遊ばせることが出来るような自分の状態をつくっていきましょう。

それでは、今日も良き一日でありますように

                       気を込めて   観月 環