おっ

とある小包

フロントちゃんから制服とロッカーの鍵が届く

「なんで持ってこなかってん」

支配人パンダくんがぶちぶち

まぁまぁ

送ってきただけでもええとしないと

もぉほっといたほうが

パンダくんの精神状態にええよ

うん


さてその昔

 

五山の送り火

いわゆる大文字

の日

 

もちろんたまぢくんホテルは満室です

 

さぁ

ぐわっとくるチェックインです

なんとかかわしつつ

上手い事いってた

 

えっ

 

おばけ来たよ~

 

「フロントの女の子に予約したけど」

 

えっ

 

たまぢくんは知らないです

もしかして

フロントちゃんかぁ?

 

まぁ

きてしまったものはしょうがないです

Sルーム発動

あ~

どぉか部屋のトラブルがおこりませんよぉにぃ

 

うわ

始めからやばいなぁと注意してた

とあるお客様

 

あるキャンペーンに食いつき

「これできるの?」

予約が必要というと

「なんであかんのよ。正当な権利やん」

 

いやいや~

必要条件を満たしてないと

正当な権利も得れないんですけどぉ~

 

「昔ここの自動ドアでうちの子供手をはさんだんやけどな~」

 

な~んやそれっ!

それはそれやんっ!

ってか

2年前に

あんたが子供ほったらかしにしてたから

子供が手をはさんだんやんかっ

それをこっちのせいにして

大騒ぎしまくったのを

まだ根に持ってると

 

ほんっとこの客は

好かんわっ!

 

「あ~支配人におうかがいして連絡しますね~」

適当にあしらって

何とかその場は逃れます

 

そぉして大文字点火

 

ふぃ~

結局終わったのは

夜の9時過ぎ

 

なんだかんだで

皆様大文字を楽しまれたみたいです

ほんとうに良かった

 

ご先祖様も無事帰っただろぉ

また来年

遊びに来てくださいなっ

 

さぁ

明日は

うちのお客様が帰るから

送り出し大変だぞっ

 

火をたいたら帰ってくれへんかなぁ☆

夢を見ました

お昼前に突然やってきた常連様

だしまき作れ~!風呂用意しろ~!

なんて言いいながら

どんと広間に座る

そして

お連れ様まで呼んで

準備はまだかといわれる

えぇ~

そんなぁ待ってよぉ~

やばいやばいっ

って夢でした

目覚めても

しんどいっ


さてその昔


たまぢくんホテルにて


副ちゃんったら

PCに自分の書類開けっ放し


「職務履歴書」


転職準備ですか

ってか

今の職場ですることですかぁ?

ってか

どんなとこに転職しようとしてるのぉ?


職歴書がいるよぉなしっかりしたとこでは

まず無理だと思うけど


なんせ学生時代からず〜っと

このぬるま湯ホテルに勤めてたから

副支配人の俺様!気分なんだろね


一般社会に出て

がっつり頭打つがいいさ


ふっ

あれっ

なんか目覚めすっきり

涼しいなぁ

あれっ

エアコンつけっぱなしやったっ

あれっ

窓開けたほうが涼しいしっ

なんか

普通以上に損した気分

うぅ

 

さてその昔

 

たまぢくんホテルへご出勤

 

まだあるフロントちゃんの退職書類

へぇ~

取りに来てないんやね~

 

さてさて

お仕事終わり帰ろうか

 

「たまぢさんお願いしていい?」

 

はい?

 

手にあるのは

フロントちゃんの書類

 

あ~

そろそろ提出期限が迫ってるからね

いいですよぉ

お家まで持っていきますよぉ

どうせ帰り道ちょいとそれるだけやから

 

ネットでお家を調べて

暗い道をどきどきしながらフロントちゃん家へ

 

茶の間からの声がもれ聞こえる中

そっとポストに入れて逃げるように去る

 

あぁ疲れた

 

せめて帰りにしーすーでも

食べて帰ろっ

くら寿司満員

そっか~

世間は夏休みだもんね

 

しょーがないかっ

コンビニでサーモン寿司を買って

弁当と一緒にドカ食いだっ

 

だって

もぉ口が寿司の口になってもぉたしね

ええねんええねん

たまにはがっつりいきまっしょい☆

ぐっ

いざ出勤

って時に限って

トイレがあたくしを呼ぶ

あぁ~

遅刻するぅ~

 

さてその昔

 

たまぢくんホテルへギリギリせーふっ!

 

浮かぬ顔の支配人パンダくん

どしました? 


フロントちゃんのことかー

 

送ってくれとメールで知らせた住所

 ご自宅でした

すぐそばじゃーん!

 

ぱんだくん自宅に電話する

おかんちゃんからフロントちゃんに代わる


いるじゃーん!

 

滋賀におるから送るっていう話やったのに

京都におるなら取りにきたらええやん

パンダくんが言うと

 

「あたしずっと滋賀だなんていってません」

 

じゃあ京都帰ってきた時に取りに来たらええやん

 

「わたしもいろいろ用事があるんです」

 

いや

その用事の合間に来れないの?

だって

君の都合で勝手に辞めたんだから

こっちとしては余計な仕事を増やされてるんやし

 

「わたし間違えたこと言ってません」

 

うむー

少なくとも

普通の社会人ならば

ここまで言われたら取りにくるけどねぇ

 

ご自宅からホテルまで歩いて10分

今朝も時間あったやろぉに

なぜ来ない?

 

「あんだけよぉ仕事頑張ってていい子だって思ってたのに

 こんな辞め方するなんて・・・」

 

ショックを受けてるパンダくん

でも

たまぢとフロント奥様は知ってました

 

元々フロントちゃんは言い訳しぃやったしね

その本性が出てきたってとこだよね

まぁ辞めてしまったらそれまで

後はどーとでもなれーって子もいるもんね

 

パンダくんには

ご愁傷様ということで☆

 

あら

副ちゃんとフロントちゃんのこと

他の支配人からお話入ってくる

さては転勤したフロントくんが

色々言っちゃってるなぁ〜?

まぁ

そやってなんとなく広まればええよ

そして

はよ副ちゃんが消えればええよ


へへっ☆

交差点ですれ違う

荷物を上下に動かしながら

歩いている人

鍛えてるのかな?

歩きながらとは

えらく合理的な時間の使い方ですな

うんうん

 

さてその昔

 

たまぢくんホテルへご出勤

 

ちょいと支配人パンダくんと内緒話

フロントちゃんが辞めるということで

副ちゃんと2人でお話して

関係を聞いたら

副ちゃんは認めたそうな

そしてひと言

 

「僕も辞めようと思ってたんです

 新しい仕事が見つかり次第」

 

はぁ?

なんやそれっ

 

それやったら

すぐにお前が辞めて

フロントちゃん戻せやっ

 

ってかさぁ~

「辞めます」

って言葉は

最後の切り札でしょ

それ宣言してから

仕事見つけるまでここにおるの?

それって

居辛くないんかなぁ?

よっぽど神経太いんやな

さすが不倫するだけありますなっ

 

パンダいらいらです

お昼に電話してくるフロントちゃん

退職関係の書類を取りにくるよう言うと

 

「滋賀にいるので送ってもらえませんか」

 

一瞬いらっとしたけど

「送るから住所メールして」

パンダくんは言う

2時間たっても連絡来ず

 

未だに制服もロッカーの鍵も持ってこないし

辞める時くらいきちっとけじめつけせほしいもんです


ねぇ?

 

フロントちゃんがお辞めになるので

送別会を女子だけでもしようか

フロントちゃんを誘いましたが

「色々忙しくて…」

そーかい

まぁ

来たくないんやろね

色々突っ込まれたくないもんね

「また時間できたら連絡してね」

社交辞令なたまぢくん

まぁないでしょーねー


さてその昔

 

たまぢくんホテルへご出勤

 

おや調理人さん

どったの?

 

「フロントちゃんやめたんですか?」


うんそーなのよー

ってか

最終日挨拶こなかったの?


「はい」

 

まぢかよっ

そこは社会人としてするべきでしょ

 

「おやっさん(料理長)のせいですか?」

 

ぶはっ!


いやいやぁ〜

それやったら料理長とぉーの昔に手出してるよっ

でも

調理長の範疇は20歳までやからぁ〜

20代後半のフロントちゃんは範囲外よぉ☆


はぁ〜

フロントちゃんいなくなって

「寂しくなるなぁ〜」なんて

本社のおっちゃんたちはのんきに言うけど


フロントくんにフロントちゃん

2人もいなくなって

忙しすぎなんですけどっ!


早く誰か人ちょーだーーーいっ!



最後の日です

フロントちゃん

はぁぁ

 

さてその昔

 

たまぢくんホテルへご出勤

 

あら

あの警報くん

また鳴ったって?

朝の5時に

そら大変やなぁ~

確か

たまぢくんの休み前に

業者が来てたはずやん

修理出来てなかったってこと?

あららぁ

 

おっと

お昼時間に

フロントくんから電話が

フロントちゃんの退職を聞いたのね

 

なんでですか?

だって

あれですからね

やっぱりそぉですか

 

「そんな今さらねぇ」

 

はいその通り

もぉずっと前からみんな知ってたもん

今さらねぇ~

 

まぁ

このままみんなの好奇の目にさらされるより

潔く辞めてしまうことを選んだんでしょ

プライド高き女性ですから

 

今日のフロントちゃんは

何を頑張るでもなく

かといって

手を抜くわけでもなく

フロント2くんに仕事の引継をして

予約台帳の確認をする

 

普通に過ごし

普通に終わる

 

学生時代のレストランバイトちゃんから

10年間の間

本当に良く頑張ってくれました

だから

こんなことで終わってしまうのが

もったいなくてしょうがない

けど

これが貴女の選んだ道

仕事より愛なのね

たとえそれが許されぬ愛だとしても

立派です

 

ありがとぉ

そして

さよぉなら

きりり

きゅりり

音が鳴ります

扇風機の首振りの音か

それもそのうち

子守唄に

なればいいな

 

さてその昔

 

たまぢくん連休です

あまり長く寝てられません

9時過ぎに目覚めます

 

暑いからなのか

年からなのか

 

昼過ぎにうとうと

昼寝しようとしたら

一本の電話

 

 

支配人しばくんからだ

 

ってことは

気付いたね

フロントちゃんの退職を

 

うーん

なんて言おう

うぅーん

 

ほんまのことはやっぱりお話できないよね

だって

支配人パンダくんも言ってないことを

うちらが勝手に言うことはできないし

迷惑がかかってまうかもしれんしね

 

とりあえずは

一辺倒なお話をして

「フロントちゃん頑固ですから

 こっちが聞いても言わないですしね~」

多少含みあるお答えをいたしました

 

しばくんは一応納得

ですが

「もし仕事つらくなったら辞めるとかの前に

 俺に言うんやで」

というお優しいお言葉

 

ほんまに

こんないいしばくんに

何も言わずに辞めるなんてね

 

あぁ心苦しい

ほんまの理由を黙ってるのが

でも

言ってしまったら

とんでもないことになる

 

だから

ごめんなさいっ

そしていつか

ちゃんとお話しますから


ご連絡

ありがとぉございます

支配人ぱんだくんからもらった

白浜手作りの梅酒

めちゃ美味いっ

こりゃ

ストレートで飲むほうがいいかも

水割りなんて

もったいなしっ☆

 

さてその昔

 

たまぢくんホテルにて

 月末書類をせこせこ作っておりましたら

 

ぴぃーん

警報器がなります

 

ええっ

火事か?!

 

でも

いつもの音とちょと違う

 

どぉやら左のスピーカーから音が鳴っており

表示を見てみると

 

「故障警報」

 

そして火事警報なら

解除ボタンを押したら音が止まるはずなのに

何を押しても鳴り止まない

 

うーーー

うるさいっ

 

フロントくんそのにへ電話かけ

来るのを待つ

 

あれ

 

そんな時に限って

音が止まったりする

 

でも

フロントくんそのにには

来てる最中に音が聞こえてたみたいで

「なんでしょうねぇ」

と言いながら

結局何もできないので

お帰りになる

 

すると

 

次は右のスピーカーから

ぴぃーーーん

音が鳴る

 

なんやねんもぉ

 

これは10秒くらいで止まりましたけど

 

それにしても

おかしすぎるよね

こりゃ見てもらわんとやばいよ

ってか

つい一週間前に

定期点検に来てたはずなんやけど・・・

どこ見とんねんっ

ほんまにもぉ


ってかこれ

前にも鳴ってたのと同じじゃない?

直してなかったの??

 

まぁ

そのおかしいのを

出勤してきた副ちゃんにお伝えしまして

たまぢくんは去ります


今度こそよろしくぅ

うっ

目が覚める

冷房のタイマーが止まって

その後

1時間おきに目が覚める

これって

寝たことに

なるんだろぉかぁ

 

さてその昔

 

たまぢくんホテルへご出勤

 

正直

フロントにいるフロントちゃんを見ると

ほっとします

だって

いつブッチするかもしれんか

ちょっと不安なんですもの

 

お昼

のんびり事務所タイム

と思いきや

 

みーーーーーーーーーっ!

 

いきなり警報が鳴る

 

なんやなんや?


色々ボタンを押す

けど全然止まらない

 

あれ

よぉ聞いたら

いつもの警報とちょっと音が違う

ってか

故障警報って何?

 

結局3分ほどで勝手に音が鳴り止む

けど

なんかランプがついたまま

 

うぅん

ほんまに故障かも

 

よぉわからん警報ですわ

 

まぁそれは

後から来たスタッフさんにまかせて

たまぢは早々に帰りまする


よろしくでーすっ☆