の続きです
リコール処理も含めて車体に個体差がありそうな予感
これからどうやって進めて行くか考えてて仲間から言われたんですよ
『サブコンは問題ないよね?』って
ダイノジェットのパワーコマンダーが壊れることはほとんどありません
10年で1個くらいって聞いてます
それはないやろ?ってその時は思ったんですが
何か心配になってきた
1号機が何の問題もなく上手くいったので1号機のパワコマと見比べてみることに
外観は全く一緒やな…
気になったので問題が出たパワコマを1号機に取り付けて調べてみたんです
そしたら出るではないですか‼︎
白いバーが一瞬大きく振れているのわかりますか?
これダメなんですよ
リコールで出たノイズなのか?電圧が安定してないのか?
逆のパターンも試しましたよ
1号機で問題なく稼働してたサブコンを問題の出た2号機に取り付けて確認
あら不思議
ノイズが出ない
ってことはサブコンが不良品だったってことかな?
頭が混乱してきましたw
一つ一つ確認していきます
リコール問題?ノイズは存在するのか?
問題のなかったサブコンをまたまたお客様の車両に取り付けて回って確認してきました
結果はノイズが全く出ない車体がほとんど
数台だけ少量ですがノイズ出ました
これくらいならキャリブレーションで誤魔化せるレベル
これならセッティングできます
しかしノイズが微妙に出るのもありました
エンスト現象が完治してなかった車両でしたので個体差は存在してすると思います
次‼︎
サブコンが不良品?
これ調べました
アメリカのダイノジェット社、海外のチューニングショップ、海外のYouTuberなどに問合せしてみたんです
どうやら何処かのタイミングでモデルチェンジしてるみたい
見た目全く同じですが中身が変更されてるようです
これ調べるのに日本代理店、海外代理店、海外チューニングショップからサブコン取り寄せて検証しました
これはわからん…
普通の人が見て調べたってわからない
ダイノジェットに精通してる一部のショップにしかわからないとのことです
詳しく調べてわかったのですが旧型は問題なく取り付けできるとのこと
新型ですがノイズというかバグが入って取り付けても機能しなかったです
これも取り付けて検証済みで低中速のスロットルポジションセンサーがバグって燃料補正しませんでした
この先新型しか出ないのに無理じゃね?ってなるんですがご安心下さい
ここは企業秘密ですが特殊な処理を施して使用可能にしてます
サブコンに詳しいフォロワーさんからご連絡頂いて色々と教えて頂いた事もあります
こちらも興味深い内容で後々試してみたいと思います
長かったですがサブコンの沼にハマってしまいましたw
それに車両(ECUかスロットルボディ)の個体差も関係してくるってことがわかったのでいよいよ本格的にセッティングしていきます
1号機はO2センサーありでセッティングしました
メーカーさんからO2センサーありでも問題ないよって聞いてたんです
各方面に確認するとO2は取り外した方がいいという意見が大半
実際O2センサーありでテストしててエンジンチェックランプ点灯しましたのでO2ありは微妙な感じ
エンジンチェックランプ点灯してからも車体に問題は起きませんでしたしパワーダウンなどもありませんでした
なら2号機はO2センサー取り外してセッティングしてみようってことになったんです
ここで気になったんです
O2センサー取り外してテスト走行したらどうなるんやろって?
気になったらやるしかない
ブイーンってダイノ回して
はい‼︎
めっちゃ濃い‼︎
尋常じゃないくらい濃いです
黒煙出まくりでまともに走行できない
面白いな〜
O2センサーありなら激薄でセンサーなしなら激濃いってヤマハさんどうなってるの?
元々ベースになるプログラム→O2センサーで補正→さらにサブコンで補正が1号機
2号機はベースプログラム→O2センサーなしなんでベースマップを直接サブコンで補正ってことになるのかな
そんなこんなで2号機のセッティングが完了‼︎
オーナーさんに試乗してもらったら低速のトルクと高回転の伸びが凄いって驚いてました
1号機と2号機のプログラムを補正して見比べてみるとほぼ同じデータでしたね
1号機は1万キロ走行で2号機が奇跡の100キロ走行です
個体差はほとんどないって言ってもいいかも
この2台は吸排気カスタムは共通ですので
次はこの2台のデータを3号機に入れてダイノテスト
こちらもほとんど誤差がありませんでしたのでこのデータでいけそうです
エンスト症状も出ないようにセッティングしました
サブコンセッティングはここで終了です
しかしまだ続くんです
沢山の方が気になってるエンジンチェックランプの件
O2センサーを取り外してからどうなったのか気になるところ
結果としまして2台点灯して1台は点灯なしでした
ヤマハのECUは敏感というか優秀で外部からの入力をすぐに検知してエラーとして出てしまうようです
同じ処理を施してても個体差か何かで点灯してるものと点灯していないものに分かれます
リレー挟んだり抵抗値触ったりしてるんですが現在も解決に至ってません
検知されるエラーは決まっていつも3種類
どれも車体やパワーダウンに影響が出るものではないと調べは済んでます
O2センサーありのほうがチェックランプ点灯しにくい感じですね
2018年以降セロトリのサブコン開発は一旦終了となります
引き続きチェックランプが点灯させないようにテストは継続していきます
現状サブコンを販売するならこういう仕様になります
2018年以降 DG31.DG32のセロー250とトリッカーに適合
エアクリーナーをタマイチボックス、マフラーをノリフミに交換してる車両に適合します
他の社外マフラーでも一部適合する物もありますのでお問い合わせ下さい
エンジンチェックランプ点灯すると思って下さい
出るエラーは解析済みで車体に影響が出るものではありません
ご理解いただける方に販売する形になります
安価で手に入る診断機でエンジンチェックランプは消せます
以上です
EJKってサブコンもテストしたんですが同じ様にチェックランプ点灯しました
もうフルコンか純正ECU書き換えるしか方法ないんですがセローやCRFを含めてこのタイプのECUを書き換える機材が国内には存在しないようです
海外でもおそらくないとのことです…
悔しいので引き続きチェックランプと戦っていきます‼︎
お次は2017年以前のセロトリのサブコンです
これはデータも揃ってますしエンジンチェックランプ点灯しません
数台テストして問題なければ販売できそうです
それではまた👍