■「習近平重病説」は真実か?“裸の皇帝”の退陣で変わる国際社会と、日本 | タマちゃんの暇つぶし

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MAG2 NEWS:「習近平重病説」は真実か?“裸の皇帝”の退陣で変わる国際社会と、日本が手にする独立国家変遷のチャンス2024.08.14より転載します。
 
貼り付け開始、

https://www.mag2.com/p/news/613537
 
Xi,Jinping,,A,Chinese,Politician,,Is,Displayed,On,A,Smartphone
 

一部ネット上で健康不安が囁かれている習近平国家主席。これまでもたびたび重病説が流されてきましたが、習氏に「万が一」のことが起きた場合、世界はどのような変化に見舞われるのでしょうか。今回のメルマガ『j-fashion journal』ではファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、「習近平後」の中国及び国際社会を大胆予測。併せて日中・日米関係の今後についても考察しています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:もしも習近平が死んだら?

もしも習近平が死んだら?

1.習近平が退陣したら


習近平重病説、引退説が一部で囁かれている。曰く、脳梗塞ではないか。曰く、臓器移植で拒絶反応が出ているのではないか。いまだ真実は不明だが、習近平が死んだら、中国、日本はどうなるのか、を考えたい。

習近平が死んでも、共産党の後継者が引き継ぐだろう。習近平が否定した改革開放政策の復活、集団指導体制が取られるかもしれない。中国人民も習近平独裁政権が倒れれば喜ぶだろう。

しかし、政権が変わっても経済は回復しない。不動産の不良債権処理ができるのか。外国からの投資を集められるのか。期待を裏切られた人民が失望し、更なる社会崩壊と政変が起きるかもしれない。

米国大統領選でトランプが再選され、ロシアとの関係改善が進めば、中国経済の回復は更に遅れる。北朝鮮も中国から離れ、ロシアに接近している。

一帯一路に期待していた国々、BRICS各国の中国離れもありうる。中国の影響力が減少し、米国、ロシアの存在感が増すだろう。

2.一帯一路の後始末

日本企業の中国撤退も進んでいるが、中国製品の輸入は継続している。習近平が退き、日本から中国への入国がノービザになり、反スパイ法が撤回されれば、日中貿易も多少は回復するだろう。それでも最盛期に戻ることはないだろう。既に企業は、脱中国に動いているからだ。

習近平のやらかした一帯一路の高利貸しビジネスは回収不能になりつつある。もし、習近平が退陣すれば、一帯一路構想は撤回されるだろう。

一帯一路の後始末、債務処理やインフラ整備は日本にとって新たなビジネスチャンスになろうとしている。これまで日本企業がアジア進出すると経済侵略と批判されることも多く、進出する際も目立たぬように配慮していた。しかし、相手から支援要請があれば堂々と進出することができる。

一度中国に依存して失敗している国は、日本の主張にも耳を貸すだろう。日本の得意な長期的かつ現地に貢献する支援が定着することは、腐敗政治撲滅にもつながる。この動きが、日本とグローバルサウス諸国との新たな関係構築につながるような外交が求められる。

次ページ:中国経済の衰退とともに淘汰される日本の親中派

3.中国経済と親中派の衰退

習近平の退陣は、日本国内の政治にどのような影響をもたらすだろう。

日本国内の政治勢力は政党に関わらず、親米派と反米派に分かれている。日本は安全保障は米国、経済は中国と使い分けてきた。米国は中国への経済投資を増やし、日本経済に圧力をかけた。米国もまた、安全保障と経済を使い分けてきたのだ。米中対立が決定的になって、ようやく日米関係は緊密になっている。しかし、それが永遠に続くという保証はない。

日本の財界に親中派が多いのも、米国からの圧力が身に染みているからだ。「中国が技術を盗むといっても、米国から受けた損害に比べれば大したことはない」と思っている人も少なくない。

習近平は日中友好を踏みにじった。その習近平が退陣するのなら、日中関係の改善の可能性も出てくる。しかし、中国経済が回復しないなら、中国に再投資することはできない。将来性を考えれば、ASEAN諸国やインド等への投資を強めるはずだ。

今後、中国経済と共に親中派も淘汰されていくだろう。

4.属国から普通の独立国へ

習近平が退陣し、台湾進攻の野心が消えれば、戦争の危機は遠のく。北朝鮮は中国から離れ、ロシアと接近している。

トランプ政権が復活し、プーチンとの対話による米露関係改善が行われれば、ウクライナ戦争も終結するかもしれない。トランプは世界に展開している米軍を引き上げようとしているのだ。

米軍が引き上げれば、日本は防衛能力を高めなければならない。ようやく米国の属国から脱し、普通の独立国になれるチャンスである。

遅かれ早かれ習近平は退陣する。その時のことを考え、日本の安全保障や経済戦略を再構築すべきだろう。

編集後記「締めの都々逸」

「バカも阿呆も 死ぬまで生きる 死んでしまえば 仏様」

習近平はどうなっているのでしょうか。中国の経済崩壊に対しては何もできないようです。普通なら、全部投げ出して逃げたいのでは。

習近平は意外に逃げるんですよね。責任を部下に押し付けて逃げてしまう。でも、それも限界ですよね。

今のままでは、大量に人民元を刷って、暴落して一巻の終わりです。世界も大打撃を受けるでしょうね。桑原桑原。(坂口昌章)

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