■「景観が~」国立市民の猛反発で新築マンションを速攻解体の積水ハウス | タマちゃんの暇つぶし

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マネーボイス:「景観がー」国立市民の猛反発で新築マンションを速攻解体の積水ハウス。“4期連続最高益見込み”業績好調ゆえの損切りで面倒事回避を最優先か 2024年6月11日より転載します。
 
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https://www.mag2.com/p/money/1459246
 

東京・国立市で完成間近だったマンションが、「富士山が見えなくなる」との周辺住民から建設中止を求める声があがったことで、解体されることが決まったという出来事が、大きな反響を呼んでいるようだ。

報道によれば渦中のマンションは、JR国立駅からまっすぐ伸びる「富士見通り」沿いに、積水ハウスが建設中だった「グランドメゾン国立富士見通り」(10階建て、総戸数18戸)。それまでは富士見通りの商店街からは美しい富士山が見えていたというのだが、このマンションの建設が進んだことで、その半分が隠れてしまうことになり、周辺の住民から建設中止を求める声が高まっていたという。

同マンションは来月には引き渡し予定だったようだが、急きょ今月になって解体を決めたとのこと。同社は「景観条例などの法令はクリアしていたものの、周辺への影響に関する検討が不十分だった」とコメントしているようだ。

国立では珍しい駅近新築物件で人気に

完成間近の新築マンションがそのまま解体……といえば、昨年10月に解体して建て替える方針だと報道された東京都文京区の分譲マンション「ル・サンク小石川後楽園」の一件が思い出されるところだが、とはいえなかなか滅多にはない今回のような話。

ちなみに「ル・サンク小石川後楽園」の場合は、周辺住民の請求により2015年11月に建築確認を取り消された後、そのまま8年近く塩漬け状態にされたわけだが、それだけに今回積水ハウスがあっさりと見切りを付けたのも、また異例といったところだろう。

そんな今回のマンションなのだが、10階建てで総戸数18戸という小規模なマンションで、各部屋の面積自体もそこまで広いというわけではないのだが、昨今人気のディスポーザー付きの物件で、また富士山や街を見下ろす眺望の良さもウリだった模様。

そして何よりも国立駅から徒歩10分の立地ということで、同エリアにおける新築マンションでここまで駅近なのはなかなか無いというも、ネット上のマンションクチコミサイトなどでは挙がっていたよう。そういったことから昨年8月の第1期分譲では、対象となった8戸がほぼ即完の人気ぶりだったという。

しかしその反面で国立市といえば、高層マンション建設を巡って事業者の明和地所と反対住民、さらに革新系市長も絡んでの一大騒動となった「国立マンション訴訟」に代表されるように、景観に異様なまでのこだわりを持つ住人が多く、その手の反対運動が度々起きるといった、まさに“鬼門”であることは、マンション業界関係者なら誰もが知るところ。

積水側もそのことは当然、重々承知の上で建築を進めていたと思われるのだが、にもかかわらず周辺住民からの反対を受けるや、これまでの建築費にくわえ今後の建物の解体費用やすでに売約済みの人々への補償など、積水側にとっては丸損となるにも関わらず、こともあっさりと諦めてしまうことに。

   
このある意味で不可解ともいえる積水側の動きに、SNS上では「一体どんな有力者が近くに住んでるんですかね」「なんか別の問題が隠れていそうな気が」といった邪推も、大いに飛び交っているところなのだが、もっとも積水ハウスといえば、今月6日に発表された決算によれば、25年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は、前年同期比33.7%増の709億円に拡大。あわせて通期の同利益を4.2%に上方修正し、一転して1.8%増益で、4期連続で過去最高益を更新する見通しとするなど、このところ業績のほうはすこぶる好調。

マンション自体の規模も比較的小さく、想定される損失額も最近の業績の好調ぶりなら堪えられる水準だろうということもあって、これ以上起きうる面倒事を回避すべく、早々の“損切り”を決断したということも考えられそうである。
「クレーマー」「めんどくさい」国立市民への謂れなき批判も

いっぽうで今回の件に関しては、すでに売約済みだった物件購入者からすれば、まさに寝耳に水の話だったに違いないところ。

しかも、約1か月後の7月に引き渡し予定だったということは、流石にまだ荷造りはしてないだろうが、引っ越し業者などの段取りや、現在住んでいる物件の解約手続き、さらには小さい子どもなどがいれば転校・転園などの話は進めていたと思われ、それらがすべてオシャカになってしまうことに。

また7月以降のとりあえずの住まいの確保はもちろん、さらには今後また改めて自らの条件に合った分譲物件を、ゼロから探し直さないとならない……ということで、積水側からはしかるべき補償は受けられるだろうが、その徒労感はいかばかりかといったところである。

そんななか、ある意味で想定以上の“完全勝利”となった形の周辺住民なのだが、SNS上では彼らに対し「意識高い年寄りクレーマーの巣窟」「国立のめんどくさいプロ市民性」などといった謂れなき批判が噴出しており、また景観を守りたい気持ちはわかるものの“町の発展を阻害”しているとの指摘もチラホラ。      

異例の展開を辿ることとなった今回のマンション“景観”騒動だが、多大な金銭的損失を被った積水ハウスはともかく、ネット上で“クレーマー”“めんどくさい”呼ばわりをされる国立市民、さらに唐突な話で振り回されっぱなしの物件購入者と、あらゆる関係者が損をするといった状況のようだ。

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ツイッターの反応

 

以下略
 
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