■新型単弾頭ATACMSでクリミアの危機 | タマちゃんの暇つぶし

タマちゃんの暇つぶし

直ぐに消されるので、メインはこちらです→ http://1tamachan.blog31.fc2.com/ 

新型単弾頭ATACMSでクリミアの危機<newsNueq-4573-F>2024/05/22 01:10より転載します。
 
貼り付け開始、
   
 Forbes
 ウクライナ、単一弾頭の新型ATACMSも入手か 
 ~ クリミアの掃海艇撃沈が示唆

 ----------------------------------------------------
 https://forbesjapan.com/articles/detail/71094
 2024.05.21

 < 抜粋 >

 ウクライナ軍参謀本部やウクライナ海軍によると、
 18日から19日にかけての夜、前線から南へ240kmほど離れた
 ロシア占領下クリミアのセバストポリ港を攻撃し、
 黒海艦隊の掃海艇「 コブロベツ 」を撃沈した。
 ロシア側の複数のチャンネルもこの損失を認めている。

  ロシア海軍の掃海艇「コブロベツ」。
  2017年6月、ウクライナ南部クリミア・セバストポリ港
https://images.forbesjapan.com/media/article/71094/images/main_image_b9f1a35ef1ff33848169ceb18799df628c638cb6.jpg
  https://images.forbesjapan.com/media/article/71094/images/main_image_b9f1a35ef1ff33848169ceb18799df628c638cb6.jpg

  ウクライナ海軍がXに投稿した写真
https://pbs.twimg.com/media/GN7a0kCXEAA6IVb?format=jpg&name=medium
  https://pbs.twimg.com/media/GN7a0kCXEAA6IVb?format=jpg&name=medium


 ウクライナ側はおよそ35隻あった黒海艦隊の大型艦のうち、
 十数隻を撃沈したり大破させたりしてきた。
 したがって、黒海艦隊に所属する掃海艇2隻の一隻で
 全長61mのコブロベツの損失自体は、もはやそれほど注目すべきことではない。

 むしろ注目すべきは、ウクライナ側がコブロベツを撃沈した方法である。
 ロシア側の情報源によれば、今回の攻撃はATACMS弾道ミサイル2発によるものだった。

 発射重量1500kg前後の地上発射型ミサイルであるATACMSは、
 地上の目標に対する攻撃に使われるのが普通だ。
 通常、艦艇に対する攻撃に使われないのには理由がある。
 基本的に慣性誘導されるATACMSの命中精度は、
 多くの情報源によると目標から約9m以内とされ、
 大型弾頭1発で確実に艦艇を沈めるには不十分なのだ。

 ウクライナはこれまでに、米国からATACMSを
 少なくとも2回にわたって合計で120発以上受け取っている。
 それには射程165kmのM39型のほか、
 射程300kmのM-39A1型が含まれていた。
 両タイプは空中で炸裂して擲弾サイズの子弾を
 数百個 ~ 1000個近くばらまくので、命中精度の低さはある程度相殺される。

 ただ、M39やM-39A1で艦艇を攻撃した場合、
 飛散する子弾は艦艇の上面に損害を与えることはできても、
 艦艇を沈めることはおそらく無理だろう。
 沈めるには艦体を破壊する必要があるからだ。


 コブロベツに対する攻撃に使われたのが実際にATACMSだったとすれば、
 2つのことが考えられる。

 1. ウクライナは子弾搭載型のM39とM-39A1のほかに、
   それぞれ210kgの単一弾頭を搭載するM48型( 射程270km )や
   M57型( 射程300km )のATACMSも密かに受け取っていた

 2. M48やM57は一般に想定されている以上に命中精度が高い

 もしこの通りなら、意味するところは重大だ。
 まず、M-39A1、M48、M57の射程圏内である
 セバストポリに停泊する黒海艦隊の生き残っている軍艦も、
 非常に大きな危険にさらされていることになる。

 英スコットランドのセントアンドルーズ大学の
 フィリップス・オブライエン教授( 戦略研究 )は
 「 ATACMSでセバストポリのロシアの軍艦も除去できるのなら、
  この基地はロシアにとってほとんど使い物にならなくなるのではないか 」
 と述べている。

 セバストポリや近郊のベルベク飛行場を守っている
 S-400長距離地対地ミサイルシステムはATACMSの迎撃に失敗しており、
 このシステム自体もよく被害を受けている。
 ポルトガルの軍事コンサルタント、ヌーノ・フェリックスは
 「 ロシア軍にはATACMSに対処する能力がほとんどない 」
 と指摘する。

 単一弾頭型で命中精度の高いATACMSはさらに、
 ロシア南部とクリミアをつなぐケルチ橋にとっても深刻な脅威になりそうだ。
 ノルウェーのオスロ大学で核兵器問題に関するプロジェクトに携わる
 ファビアン・ホフマン研究員は、M48やM57によってこれほどの精度で攻撃できるのなら、
 ケルチ橋も「 実行可能な攻撃目標 」になるだろうと言及している。

 たしかに、現在はロシア占領下のウクライナ南部を通って
 クリミアに延びる鉄道が開通しており、
 ロシア軍のクリミアへの補給路はケルチ橋経由のものだけではない。
 だが、ウクライナ側はこの鉄道路線を遮断し、ケルチ橋も落とせば、
 ロシア軍のクリミア駐留部隊への補給を断つことができる。

 フェリックスはATACMSについて
 「 この戦争で鍵を握る土地、
  クリミアを防御できない場所にするという重大な変化をもたらす 」

 とも書いている。
 掃海艇の撃沈はウクライナ側にとって、もはやおまけ程度のものかもしれない。



連日のようにウクライナ側の戦果が華々しく報じられている。
長距離ミサイルの供与と、「 貧者のドローン 」ならではの戦果で
ロシアは甚大な被害をここのところ被っている。

が、ウクライナ側の攻撃は一点豪華主義的。
一方のロシア側は地道な面的戦果を挙げている。
西側糞massゴミドモも、そのウクライナの危機的な状況を
報道せざるを得なくなってきている。

ウクライナ側の戦死者は、

 毎日新聞
 ウクライナ兵死者は3万1000人 ゼレンスキー大統領が明かす
 -----------------------------------------------------------------
 https://mainichi.jp/articles/20240226/k00/00m/030/004000c
 2024/2/26
 
ではなく、実際には50万人を越えている。

開戦時のウクライナ兵力は21万人。
開戦後、徴兵で増員して本年4月末時点で50万と
【 大本営 】は発表しているが、これはど~~~みても大幅な水増し。

つまり、本来の兵士は既にほぼ消滅している。
ウクライナの兵卒は、今やヨボヨボの爺さんやピヨッコが主体で、
これが「 肉挽き機 」に掛けられている。
ウクライナの飛び道具の兵士は、エテ公・アメ公・ポーランド人などが主体だろう。
ポーランドからは、かなりの規模の地上部隊が派遣されている。

アメ公のブラックロックなどの職業軍人( 金で雇われてる傭兵 )たちは
「 やってらんねぇ~~~! 」と云って昨年初頭辺りからどんどん戦線離脱している。
 
替わって、正規軍の軍人が送り込まれている。
おそらくは、おフランスの外人部隊も強制的に配備されたり、
西アフリカから追い出されたボコ・ハラムもウクライナに配置転換されてるのでは?


さて、ロシアは、アメ公から大量の最新鋭武器が届く前に、
どこまでの成果を挙げることができるか?



関連情報

  < newsNueq-4551:ウクライナのドローンが進化:連日の大戦果 > 2024/04/17



                         nueq
貼り付け終わり、nueq さん解説。