■古文書保護の決め手はワサビで“消毒” | タマちゃんの暇つぶし

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日刊ゲンダイDIGITAL:古文書保護の決め手はワサビで“消毒”? 大エジプト博物館・国際研究チームが効用を明らかに 公開日:2024/03/15 06:00より転載します。
 
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/337524

 大エジプト博物館の女性研究員、ハナディ・サアダさんが率いる国際研究チームが明らかにした。

 パピルスは、カヤツリグサ科のパピルス草(カミガヤツリ)の茎を砕いて作られたもので、微生物の真菌が大敵。パピルス本体と絵や文字を描いた顔料が真菌に侵食されるのだ。
 
 研究チームは、真菌が付着したパピルスを吊るし、下から水とワサビを混ぜたものを加熱して、発生する蒸気にさらした。その結果、3日後には真菌は完全に除去され、さらに顔料などに物理的変化が全くなかった。

 ワサビの蒸気に含まれる辛味成分が抗微生物作用を持つため、パピルス文書に付着した真菌の排除に効果的なのだという。

 これまでの真菌消毒剤は真菌だけでなく、顔料も損傷させていたので、「ワサビ消毒法」は、パピルスの文化財保存に画期的な発見だそうだ。
 
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静岡県:わさびについての豆知識

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https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/shokuseikatsu/kaju/1003330/1027384.html

 更新日 2023年8月8日

わさび:日本原産のアブラナ科の植物。夏でも涼しく、清涼な湧水地の清流の中で育ちます。

学名は、Eutrema japonicum Koidz.、漢名は山葵です。

わさびは、栽培方法により「水わさび」と「畑わさび」に分けられます。

「水わさび」は生食用に、「畑わさび」は主にわさび漬けなどの加工用に利用されています。

静岡県では、「水わさび」が中心に生産されています。

わさびの効能(辛味成分)

わさびの辛味成分は、揮発性のからし油(イソチオシアネート)類です。わさびの細胞内の、「からし油配糖体」が、すりおろしなどにより物理的に破壊されると、わさびに存在する酵素の働きにより「からし油配糖体」の加水分解が起こり、からし油が生成する。

わさびのからし油のうち、約90%を占めるもっとも多量なものは「アリルからし油」です。生わさび100g当たりおよそ0.3g含まれます。

また、「アリルからし油」以外にも、多くのからし油があります。例えば、沢わさびの独特の風味である「沢の香り」は、ω-メチルチオアルキルからし油によります。

1882年、コッホらがアリルからし油などの辛味成分の殺菌性を報告して以来、わさびは、ビタミンB1の合成増強能、ビタミンCの安定化能、食欲増進作用、抗寄生虫作用、消化吸収作用など多くの活性が明らかにされています。

元静岡県立大学の森田教授は、世間を騒がせた「病原性大腸菌O157」に対し、わさびは高い抗菌力があることを明らかにしています。加えて黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌など各種の食中毒起因細菌に対しても極めて高い抗菌作用を持ち、さらに、がんを誘発するとされる焼け焦げ物質等を分解するため、がん予防の一手段となることも認めています。

また、静岡県立大学の木苗教授は、茶とわさびの成分の相乗効果について研究されており、混合するとさらに、がんに対する予防効果が高まることが有望視されています。また、生体内での脂肪分の酸化が進むと、老化や疾病の原因となるが、わさびはこれを防ぐ抗酸化活性も持っていることを明らかにしています。

わさびの主な機能性:

抗菌・抗カビ作用;
食中毒菌(腸管出血性大腸菌O157、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌等)に対する抗菌効果

抗虫作用;大衆魚介類に高率に寄生する線虫の幼虫の活動を抑制

抗ガン作用;ヒトの胃ガン患者のリンパ節転移由来細胞の増殖を著しく抑制

血栓予防作用;わさび独特の「沢の香り」の主成分(西洋わさび、粉わさびには存在しない成分)による効果で、血液中の血小板の凝集を抑制し、血液凝固を防ぐ

消化管吸収促進作用;消化管の細胞間結合(における透過性)を上昇させ、消化吸収を促進する

骨増強作用; 実験で、マウス頭頂骨の骨量増進作用があったことから、骨粗鬆症に有効と期待される

このページに関するお問い合わせ

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〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2679
ファクス番号:054-221-1351
nogei@pref.shizuoka.lg.jp

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漢方薬のきぐすり.com
二階堂先生の「食べ物は薬」より貼り付け開始

https://www.kigusuri.com/kampo/nikaido/nikaido010-01.html

ワサビ - 葉や花の一夜漬けもどうぞ召し上がれ

ワサビ ワサビ

    ワサビ
    学名:Wasabia japonica
    科名:アブラナ科
    英名:wasabi, Japanese horseradish
    別名:山葵(やまあおい)、ヤマワサビ、サワワサビ

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    日本原産で、深山の冷水流中に自生する日本特産の多年生水性植物で、古くから栽培もされています。根茎は太く沢山の節があり、地中で横走して伸びます。ただし野生品の根茎は栽培品ほど太くはなりません。根からそのまま出る葉は心臓形をしており、白色の十字状花が初春に咲きます。栽培は江戸時代に静岡県有東木(うとうぎ)地区で始められ、その後、天城湯ヶ島、長野県安曇野、東京奥多摩などで行われています。栽培は年間水温が5-18度が適温とされており、安曇野のような湧水で年間を通して水温一定のところが栽培しやすいとされています。このような水中で育てる沢ワサビに対して、畑で育てる畑ワサビ(陸ワサビ)は小型のため、主に葉や茎を加工してワサビ漬けなどに利用されています。

    根茎は特有の香りと辛味を持ち、おろして魚や肉のなますや、刺身、寿司などの辛味料に、また葉茎を一緒に刻んでワサビ漬にしたり、浸し物、和え物などとして、また葉や花を春に摘んで醤油漬や塩で一夜漬けにして食べるのも美味しいものです。

    ワサビの辛味は茎に近い部分の方が強く、香りも多いので、頭の方からなるべく細かく鮫皮を張ったものでおろし、揮発性の香りや辛味が抜けないうちに使うようにします。又細かくすり下ろしたものには僅かに甘味も感じられます。醤油と混ぜると風味が弱くなるため、刺身に少量載せて食べるのも良いと言われています。

    粉ワサビや練りワサビには高価なワサビは殆ど使われず、同じアブラナ科のセイヨウワサビ(ワサビダイコン)Armoracia rusticana 、英名 horseradish を用い、緑色に着色したり、カラシを少量入れて作られています。

    ワサビには精油と共に辛味成分が含まれており、それはアブラナ科植物に多く含まれているカラシ油配糖体の1種であるシニグリンで、摺り下ろすとミロシナーゼ(酵素)により分解され、殺菌性を示す、揮発性・強刺激性のアリルイソチオシアネートなどを生じます。 

    根茎を生薬の山葵(わさび)、葉を山愈菜と呼び、辛味性芳香性健胃、防腐殺菌、胃液分泌、食欲増進などの目的で下痢、食欲不振、神経痛などに用いたり、下ろして布に延ばし、患部に貼ってリウマチ、神経痛などの鎮痛剤として用います。刺激性が強いので胃炎、胃潰瘍の場合には用いない方がよいとされています。
 
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