■暴力問題で引退に追い込まれた北青鵬の今後 | タマちゃんの暇つぶし

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デイリー新潮:暴力問題で引退に追い込まれた北青鵬の今後 不祥事でクビになった先輩2人と同じ道を辿るのか2024年03月07日より転載します。
 
貼り付け開始、

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/03070545/?all=1
 

北青鵬はどこへ行く?

 日本相撲協会が、後輩力士への日常的な暴行で幕内・北青鵬(22)に引退勧告を行ったのは2月23日のこと。監督責任のあった師匠の元横綱・白鵬の宮城野親方(38)も、委員から年寄へ2階級降格と20%の報酬減額3か月という重い処分が決まったが、

「北青鵬はこれまで複数の兄弟弟子に暴行を働いていますが、1月以降に暴行を受けた力士の関係者が相撲協会に訴え、コンプライアンス委員会の調査結果として、2人の弟弟子への暴行があったことを公表しました。顔面、背中および睾丸への平手打ちや、ライターで殺虫剤スプレーに点火した火を体に近づけるといった暴行が公表されましたが、実際は、もっと壮絶な暴行を加えていたと言われています」(大相撲担当記者)

 幼少期から相撲に打ち込み、角界最長身の204センチ、182キロの体格を持つ北青鵬。22歳の若さで、自らの不祥事によって相撲で金を稼ぐ道が閉ざされてしまったが、気になるのが今後の“進路”である。

「巨漢力士が多い角界でも、あの体から繰り出すパワーは魅力でした。1990年代までならば、いずれも不祥事で角界を去った元横綱・輪島の輪島大士さん、元横綱・双羽黒の北尾光司さんのようにプロレスデビューの道もありました。しかし、輪島さんは“どうせプロレスはショーだろ”という態度で臨んだため、師匠のジャイアント馬場さんから疎まれるようになり華々しいデビューから2年半ほどで引退。また、師匠とのケンカが原因で引退した北尾さんも、プロレス界でもトラブルメーカーになってしまいました」(プロレス担当記者)

 幕内力士から転身し、「ミスタープロレス」と呼ばれた天龍源一郎のような成功例はレアケースだ。最近のプロレス界、それもトップクラスのレスラーで力士から転身した選手はいない。

「ましてや各団体ともコンプラが厳しいので、不祥事力士など、お呼びではありません。そうなると、北青鵬と同じように不祥事で引退に追い込まれた元幕内力士が活躍する格闘技団体、『RIZIN』のリングが最適だと思います」(格闘技業界関係者)

 2003年のおおみそか、元横綱・曙(54)が格闘技イベント「K-1」のリングでボブ・サップ(50)と対戦し格闘家デビュー。その試合の瞬間視聴率は最高で43.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、NHKの裏番組「第54回NHK紅白歌合戦」の視聴率を超え話題になった。

 当時、テレビ放送の視聴率や選手の引き抜き合戦などでK-1としのぎを削っていたのが格闘技イベント「PRIDE」である。PRIDEは2007年に事実上、消滅したが、その運営会社の代表を務めていた榊原信行氏がCEOとなり、15年に新たな格闘技イベント「RIZIN」が立ち上げられた。

不祥事引退した二人の元力士

 


「PRIDE消滅に格闘技ファンはかなりガッカリしていました。そんな中、PRIDEの裏側まで知っていた榊原氏が率いるRIZINが旗揚げとなったのです。PRIDE時代はヘビー級・ミドル級など重い階級がメインで、外国人ファイターがトップ選手の多くを占めていました。しかしRIZINは、日本人選手が多い軽量級(バンタム級、フェザー級など)でのスター育成を目指し、不良たちの受け皿となった格闘技イベント『THE OUTSIDER』出身の朝倉未来・海兄弟、世界最大の格闘技団体・UFCでタイトル戦に挑戦した堀口恭二、実力はまだまだですが、サッカー界の“キング”三浦知良の次男・三浦孝太などの人気選手を多数抱えています」(同)

 榊原氏はK-1との興行戦争の矢面に立って巨額の金を動かしながら、マッチメイク、メディア戦略、選手の発掘・育成など、格闘技興行に必要な要素をすべて持ち合わせて、虎視眈々と復活を狙っていたという。

「首都圏の大会場のみならず、地方での興行でもチケットは完売。かつてのテレビ中継頼みから時代は変わり、動画配信サービス・U-NEXTやABEMAでの有料配信も好調。日本の格闘技団体のトップに君臨しています。選手のギャラもほかの団体とはケタ違いで、スポンサー企業も集まるので、業界内では『RIZINに定期参戦できれば、格闘技で食える』と言われています」(同)

 重量級の日本人選手が少ない中、定期参戦を果たして今後の活躍が期待されているのが、双子力士として話題を集めたものの、いずれも不祥事で引退に追い込まれた兄で元十両・貴ノ富士のスダリオ剛(26)と弟で元幕内・貴源治の貴賢神(26)だ。

「2人はもともと、元横綱・貴乃花の花田光司氏が親方時代にスカウトし入門しました。ともに力士として順調に成長していたのですが、花田氏が現役時代から力士にとって必要なものとして熱弁していた“心・技・体”がそろわなかったようです。まず、スダリオは18年9月に2度目の暴行事件が発覚。協会から引退勧告され、会見で不服を申し立てたものの、同年10月に引退。一方、貴賢神は21年7月に大麻の使用が判明し解雇処分を食らったのです」(先の相撲担当記者)

 引退後、スダリオは元大関・小錦(60)でタレントのKONISHIKI(60)に相談。KONISHIKIからハワイの高校で後輩にあたる元格闘家でPRIDEにも参戦していたエンセン井上氏(56)を紹介され20年9月に格闘家デビュー。貴賢神は知人のツテをたどって転身を果たし、22年4月にデビューを果たした。

「2人とも互いを嫌っていることを公言しているので、一緒に練習することはまずない。体の大きな練習相手を求めて海外のジムをよく訪れて練習していますが、力士時代からは体重を絞り、総合格闘技に適応しています。ただ、2人ともまだ気性が荒く、感情をストレートにあらわにしたりすることも多い。精神や心の面もきちんと伴えば、もっと上に行けますね」(格闘技担当記者)

最低でも1年間はトレーニング

 力士時代、スダリオは190センチ157キロ、貴賢神は191センチ・170キロ。2人をしのぐ体格の北青鵬だが、格闘家転身となれば、2人以上に体重を絞る必要がある。果たして、格闘家としての適性やいかに。

「宮城野親方は、北青鵬と同じ204センチの長身だった曙と同じような相撲を取らせようと思い、『(曙の現役時代の)映像を見て勉強しろ』と口を酸っぱくして言っていたようです。しかし、北青鵬はそれをせず、腰高で深く上手を取り、まわしを取っても攻め手はなし。下手な相撲でした。しかし、それでも、押しても引いても動かないので、相手が疲れてしまいそのうち押し出して勝っているパターンが多かったんです。なので、体重を落とせばスタミナはなんとかなりそうだし、長いリーチと重い腰は、格闘技でも通用するのでは」(先の相撲担当記者)

 これまで、RIZINには、元大関・把瑠都(39)、元幕内・大砂嵐(32)が参戦。把瑠都は巨体を生かしてそれなりに結果を出していたものの、政治家転身のために母国・エストニアに帰国。大砂嵐は一部報道で無免許運転が発覚し、18年10月に契約を解除されてしまった。

「把瑠都と大砂嵐に比べ、スダリオも貴賢神も海外のジムで最新の技術を吸収するなど、真剣に格闘技と向き合っています。北青鵬も、最低でも1年以上のトレーニングを真面目に積めば、RIZINのリングで戦える身体はできあがると思います。とはいえ、打撃は痛みも伴うし、怖がっていたらリングに立てません。さらに、相撲では決してなかった動きや 寝技の攻防がある。初挑戦の競技だけに、地味な練習を続けられる忍耐がないといくら身体能力があっても大成しません。力士として、スダリオや貴賢神よりも内容がひどい辞め方ですが、格闘技ファンはリングの上でしっかり結果を出せば受け入れてくれます。その気になったら心を入れ替えて練習を重ねる、もはや、“更生”の道はそこしかないでしょう」(先の格闘技担当記者)

 いずれにせよ、北青鵬はRIZINが欲しがる逸材であることは確かなようだ。

デイリー新潮編集部
 


貼り付け終わり、
 


「協会の狙いは元白鵬の追放」「次に不祥事を起こせば…」 
宮城野親方と協会が本格的な死闘に突入

2024年03月07日
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/03071056/?all=1