■ごみの防臭、大量の水の運搬、ポリ袋で炊飯…もしもの時に役立つ「防災テクニック」 | タマちゃんの暇つぶし

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FRaU編集部:2023.12.17 まいにちの、防災手帖 ごみの防臭、大量の水の運搬、ポリ袋で炊飯…もしもの時に役立つ「防災テクニック」より転載します。
 
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https://gendai.media/articles/-/120732ごみの防臭、大量の水の運搬、ポリ袋で炊飯…もしもの時に役立つ「防災テクニック」
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いつ起きてもおかしくないと言われる大地震や異常気象による風水害、私たちの暮らしに自然災害の脅威が迫っています。「防災」と聞くと特別なことをしなければと思うかもしれませんが、日常の中に備えの意識を持つことで、漠然とした不安から解放され、心にゆとりが生まれます。関東大震災から100年の今年、改めて考えたい防災のこと。

災害でライフラインがストップすると、必要なものを備えたつもりでもいざとなると足りないものも出てくるもの。そんな時は知恵と工夫を総動員。限られたもので避難生活を乗り切る「お役立ちテクニック」をご紹介します。

01 懐中電灯をランタンにする

【用意するもの】

懐中電灯
白色のレジ袋
コップ

停電のために用意しておいた懐中電灯。でも、いざ使ってみると、意外と暗い……。じつは懐中電灯は光が直線的で、広範囲を照らせないという弱点がある。そんな時にはレジ袋を利用して簡易的なランタンを作るといい。自立しない懐中電灯ならコップに入れて立たせ、懐中電灯をレジ袋で覆うだけ。光が乱反射して広い範囲を照らしてくれる。同じく光の乱反射を利用したテクニックで、懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを置くという技も!

02 ペットボトル水道を作る

【用意するもの】
ペットボトル
押しピン

断水時はできるだけ効率よく水を使いたいもの。そんな場合はペットボトルを使って簡易水道を作るといい。押しピンなど先端が尖ったものでペットボトルのキャップに穴を開け、それを元通り装着するだけ。ボトルをぎゅっと押すと、少量の水が出てくるので、少しずつ水を使いたいときに重宝する。キャップに開ける穴の数や大きさによって出る水の量を調節できるので、用途別に使い分けるといい。小さな穴をたくさん開けると、簡易シャワーとして使うこともできる。

03 ポリ袋でご飯を炊こう

【用意するもの】



鍋に入るサイズの耐熱皿
カセットコンロ+ガスボンベ
耐熱性のポリ袋

ライフラインがストップした際、調理をするにはカセットコンロが役に立つ。でも普段から鍋で米を炊いていない人は、失敗することも……。焦がしてしまうと鍋が汚れ、洗浄用の水が必要になるので、不安な人はポリ袋を使った炊飯も覚えておこう。

【1】耐熱性のポリ袋に米と、米より少し多めの水を入れて、しっかりと口を縛る。

【2】鍋の底に耐熱皿を敷いて、ポリ袋にかぶる程度の水を入れ、中火にかける。

【3】鍋の水が沸騰したら弱火にし、15分炊く。

【4】火を止めてポリ袋を取り出し、そのまま5分蒸らす。※ポリ袋は耐熱温度100℃以上のものを使用する。

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04 食器を汚さない工夫

【用意するもの】
食品用ラップ

断水で水が使えないとなると、食器などの洗いものもなかなかできなくなる。洗えなくてイライラするくらいなら、最初から「洗わない」という前提で食器を使う手も。一番手軽なのは、食器の使用面を食品用ラップやポリ袋で覆って使うこと。使い捨てになってしまうが、災害時は衛生面を優先しよう。紙皿や紙コップを備蓄しておくのもいい。鍋やフライパンなどの調理道具も同様で、クッキングシートやアルミシートを敷いて調理すれば汚れを防げる。

05 湯を熱々にキープ

【用意するもの】
魔法瓶 

カセットコンロ用のガスボンベも数に限りがあるもの。いつ終わるかわからない避難生活を思うと、できるだけ節約したい。そのために持っておきたいのが保温性の高い魔法瓶。お湯が必要になるたびに沸かしていると燃料の消費量が多くなるので、一度に多めに沸かして、魔法瓶で保存する。湯煎調理で使った湯は飲料用とは別の魔法瓶に保存し、繰り返し使うといい。冬場には耐熱性のプラスチックボトルなどに湯を入れて湯たんぽとして使うこともできるので、お湯は大切にキープしよう。

06 大量の水を運ぶ

【用意するもの】
ごみ袋(大)
大きめのリュックサック

断水がしばらく続くと、地域で給水が始まる。「助かった!」と、ポリタンク片手に水をもらいに行ったはいいけれど、大量の水は思った以上に重い……。戸建て住宅やマンションの1階に住んでいる人は折りたたみ式の台車やカートを用意しておくといい。マンションの2階以上に住んでいる人は、停電でエレベーターが使えなくなることを考えて準備を。オススメは大きめのリュックにごみ袋を入れて、そこに直接水を入れる方法。重いことに変わりはないが、手で持つよりずっと楽なうえ両手が空くので、万が一階段などで転倒してもケガを防ぎやすい。

07 防災用コンテナをごみ箱に

【用意するもの】
密閉できるコンテナ
ごみ袋(大)

災害時にはごみの収集もストップする可能性が高い。生ごみや使用済みの非常用トイレなど、臭いが気になるものが部屋に溜まっていくのは精神的にも衛生的にもよくない。とはいえ、ベランダや庭などに出すのも近隣住人の迷惑になってしまう。そんな時に重宝するのが密閉度の高いコンテナ。普段は備蓄品を入れる防災ボックスとして使い、災害時には中を出して即席のごみ箱に。生ごみなど臭いが強いもの用には防臭袋を用意しておくと、なお安心。

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08 生ごみの臭いを抑える

【用意するもの】
レジ袋

新聞紙

防臭袋の備蓄がない、または切れてしまったときは、家にあるもので生ごみの臭いを抑えることができる。レジ袋に新聞紙やキッチンペーパーを入れ、水で倍量に薄めた酢を大さじ3杯ほどふりかける。紙にしっかりと酢を染み込ませてから生ごみを入れるのがポイント。酢がない場合は生ごみを新聞紙などで包み、水分を吸収させてからレジ袋に入れると臭いの発生を抑えられる。新聞紙は災害時に何かと役に立つので、一定量をキープしておくといい。

09 省エネでパスタを茹でる

【用意するもの】
好みのパスタ
フライパン

水や燃料の節約が鉄則となる災害時でも、工夫すれば好きな料理を食べられる。例えば茹で時間が長く、水も多く必要になる乾燥パスタは2時間ほど水に浸けてから湯で1分ほど茹でれば、生パスタのようなモチモチ食感に! 浸した水を使って茹でられるので、水の使用量も抑えられる。普段は深さのある鍋で茹でることが多いかもしれないが、災害時はできるだけ底面積が広い平たい鍋やフライパンを使うと熱効率がよく、短時間で調理できる。

10 経口補水液を作る

【用意するもの】
ペットボトル
水(1L)
砂糖(40g)
塩(3g)

夏場の在宅避難は暑さとの戦い。停電でエアコンや扇風機が使えなくなると、熱中症の恐れも出てくる。そんな時に役立つのが手作りの経口補水液レシピ。経口補水液とは、水に食塩と砂糖を溶かした液のこと。体への吸収率が水の約25倍よいため、主に脱水症状の応急処置に使われる。作り方は水1ℓに対して砂糖40g(大さじ4と1/2杯)、塩3g(小さじ1/2杯)を入れて溶かすだけ。水に粉末を溶かすだけで作れる経口補水液パウダーや、子どもでも食べやすいゼリー、タブレットなども市販されているので、それらを備蓄しておくのもいい。

11 カップ麺を水で作る

【用意するもの】
好みのカップ麺

湯を注ぐだけで食べられるカップラーメンやカップ焼きそばは防災食の定番。万が一、カセットコンロがなかったり、ガスボンベが切れたりした場合は、湯の代わりに水を使って作ることができる。浸す時間はカップラーメンなら15分ほど。焼きそばなら20分ほど。麺が太いうどんは1時間ほどかかってしまうので要注意。もちろんラーメンのスープは冷たいが、夏場は意外と食べやすく、おいしい。袋麺の場合は袋の上部を開けて水を注ぎ、15分ほど待つと食べられる。袋の中で麺を割ってから水を入れると、少ない水で麺を戻すことができる。

●情報は、『FRaU SDGs MOOK防災』発売時点のものです(2023年8月)。
Illustration:naohiga Text & Edit:Yuriko Kobayashi


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