■もはや「宗教ウソメガネ」。統一教会の友好団体トップと同席した岸田文雄の苦しすぎる言い訳 | タマちゃんの暇つぶし

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MAG2 NEWS:もはや「宗教ウソメガネ」。統一教会の友好団体トップと同席した岸田文雄の苦しすぎる言い訳2023.12.07より転載します。
 
貼り付け開始、

https://www.mag2.com/p/news/588848
 
km20231206
 

自民党総裁として旧統一教会と党との完全決別を宣言し、自身と旧統一教会については「知る限り関係はない」としてきた岸田首相。しかし朝日新聞が4日に報じたのは、岸田氏が自民党政調会長だった2019年10月に教団関係者と面会していた事実でした。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、朝日新聞の報道に対する「教団関係者とは知らなかった」という首相の弁明を「嘘」として、そう判断せざるを得ない理由を解説。自民党が旧統一教会寄りの政策ばかり連発して来た裏事情を考察しています。

岸田までもがズブズブか。もはや統一教会と離れられない自民党

自民党の最大派閥、「安倍派」の国会議員の多くが、政治資金パーティーの収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず、使途が確認できない裏金にしていた問題、シャレにならないですよね。でも、これと同じくらいシャレにならないのが、岸田文雄首相が自民党政調会長だった2019年、旧統一教会の関連団体のトップと党本部で面会していた、という問題です。

岸田政権下の2022年7月に、安倍晋三元首相が旧統一教会を巡る私怨によって殺害されて以来、岸田首相は「自民党は関連団体も含めて旧統一教会とは一切断絶する」と言い、閣僚や自民党の国会議員に点検や説明、関係の見直しを求めて来ました。そして、自身については「知る限り関係はない」と言い続けて来ました。旧統一教会の広島支部の幹部とのツーショット写真が掘り出されても、「支援者から頼まれて写真撮影に応じただけで、教団関係者とは知らなかった」と説明しました。

しかし、今回の朝日新聞の報道では、岸田首相は自民党政調会長だった2019年10月4日、自民党の党本部で、旧統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」のトップである梶栗正義議長と面会していたというのです。これが事実であれば、岸田首相がこれまで繰り返して来た「旧統一教会との関係はない」という説明は「虚偽」ということになってしまいます。すると岸田首相は、この報道に対して「ギングリッチ氏とは会ったが、大勢の同行者にどなたがいたかは承知していない」と説明したのです。

おいおいおいおいおーーーーい!そんなわきゃねえだろが!…というわけで、この辺の濃すぎる固有名詞の数々について、まずは軽く解説させていただきます。まずは「天宙平和連合(UPF)」ですが、これは「てんちゅうへいわれんごう」と読み、統一教会の創始者である故・文鮮明(ムン・ソンミョン)と現在の総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)が創設した団体です。2021年9月12日に韓国で開催された「希望前進大会」に、安倍首相が統一教会を絶賛するビデオメッセージを送ったことでお馴染みですよね。

その団体の日本支部が「天宙平和連合(UPF)ジャパン」というわけで、そのトップの「梶栗正義(かじくり まさよし)議長」とは、日本統一教会第12代会長の梶栗玄太郎氏の息子です。梶栗正義氏は、「天宙平和連合(UPF)ジャパン」の議長だけでなく、同じく旧統一教会の関連団体である「国際勝共連合」「世界平和連合」「平和大使協議会」「国際ハイウェイ財団」などの会長もつとめています。

安倍首相と面会する予定だったギングリッチ氏一行

このような人物と、岸田首相は政調会長時代に党本部で面会していたと報じられたわけですが、ご本人は「ギングリッチ氏とは会ったが、大勢の同行者にどなたがいたかは承知していない」と、苦しい言い訳をしたわけです。朝日新聞は昨年11月までに、「岸田政調会長が党本部で梶栗正義氏と面会していた」という情報を複数の自民党関係者と教団関係者の双方から得ていて、これまで1年間に5回も岸田首相に質問状を送って来ました。

しかし岸田首相は、5回の質問状をすべて無視したのです。今回の説明が事実なら、そう回答すれば良かったじゃないですか?本当は梶栗氏との面会を認識していたから、回答できずに逃げて来たんじゃありませんか?…と、ジワジワと責めて行きつつ、ここで「ギングリッチ氏」です。ニュート・ギングリッチ元米下院議長と言えば、マイク・ペンス元米副大統領、マイク・ポンペオ前米国務長官と並ぶ米政権の「統一教会シンパ」で、これまで数えきれないほど各国での教団イベントに出席して来ただけでなく、教団イベントの司会進行までつとめて来ました。

そのうちの1つ、2021年11月20日に開催された「天宙平和連合」の「第3回THINK TANK2022フォーラム」は、以下のリンク先の「人類の真の父母様情報」で観ることができます。

人類の真の父母様情報 「第3回THINK TANK2022フォーラム」視聴

この「第3回THINK TANK2022フォーラム」では、ニュート・ギングリッチ元米下院議長が司会進行をつとめ、マイク・ペンス元米副大統領が講演をしています。日本からは、梶栗正義議長の他、自民党の元衆院議員の穴見陽一氏、海上自衛隊の元司令官の香田洋二氏、東洋大学の西川佳秀名誉教授らが出席しています。

ギングリッチ氏は司会進行までつとめているのですから、もはや「旧統一教会の一員」と言っても良いほどのレベルです。ここ1年のギングリッチ氏の動向を見てみると、安倍元首相の殺害事件以来、旧統一教会バッシングの旗振り役をしているのが日本共産党だという批判記事を「世界日報」に寄稿したり、各地での旧統一教会関連の講演会で、「日本の旧統一教会排除は日米関係に亀裂を生む」というトンデモ講演を繰り返しています。

で、そんなギングリッチ氏と、どうして岸田政調会長が党本部で面会したのかと言うと、本当は安倍首相と面会する予定だったのです。しかし、2019年10月4日は、第200回の臨時国会の所信表明演説の日で、その準備などで忙しかったため、安倍首相は子分の岸田政調会長に代打を要請したのです。安倍首相にしてみれば、ギングリッチ氏が統一教会の関係者とともに党本部に来ると分かっていたので、そのように岸田政調会長には伝えたはずです。

それなのに岸田首相ってば、「ギングリッチ氏とは会ったが、大勢の同行者にどなたがいたかは承知していない」って、はぁ?まず第一に「大勢」って何?この日、面会に来たのは、ギングリッチ氏を含めてわずか4人ですよ。それも、「UPFジャパン」の梶栗正義議長と、「UPFインターナショナル」のマイケル・ジェンキンス会長という、完全に統一教会一色の濃厚な面々で、仲良く4人並んで笑顔の記念写真まで撮ってたじゃないですか!岸田首相、どうして嘘をつくのですか?

地方議員から旧統一教会に取り込まれて行った自民党

結局、岸田首相は、自分自身も旧統一教会と関係していたから、旧統一教会に対する法案を甘くしたり、誰よりも旧統一教会と深く癒着している萩生田光一氏を政調会長に据えたりと、何かにつけて旧統一教会寄りの政策ばかり連発して来たのですね。まさに「ダメだ、こりゃ!」の世界です。

ちなみに、2019年10月4日の面会の翌日10月5日には、ホテルナゴヤキャッスルで「天宙平和連合」の国際会議「ジャパンサミット&リーダーシップカンファレンス」が開催され、来日した韓鶴子総裁とともに梶栗正義議長が壇上に上がり、ギングリッチ氏も出席しました。この日は、20年間にわたって旧統一教会と癒着して来た自民党の山際大志郎衆院議員も参加しました。

そして、翌日10月6日には、常滑市の愛知県国際展示場で「孝情文化祝福フェスティバル 名古屋4万名大会」が開催されました。桜田淳子さんでお馴染みの「合同結婚式」です。この日は、4,000組8,000人の男女が「既成祝福」を受け、自民党の地方議員約70人が教団信者となりました。こうして自民党は、地方議員から旧統一教会に取り込まれて行ったのです。チャンチャン♪

(『きっこのメルマガ』2023年12月6日号より一部抜粋・文中敬称略)

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