■安倍氏逝去で消えた“忖度の壁”。アベノマスク業者メール発見・五輪贈収賄発覚と霞が関の風向きに大 | タマちゃんの暇つぶし

タマちゃんの暇つぶし

直ぐに消されるので、メインはこちらです→ http://1tamachan.blog31.fc2.com/ 

マネーボイス:安倍氏逝去で消えた“忖度の壁”。アベノマスク業者メール発見・五輪贈収賄発覚と霞が関の風向きに大きな変化=今市太郎氏2022年7月26日より転載します。
 
貼り付け開始

https://www.mag2.com/p/money/1214226

安倍元首相が亡くなってから無いはずの「アベノマスク」発注メールが発見されたり、完全タブーの五輪贈収賄にも捜査の目が向けられるようになりました。長期政権が作り上げた「忖度」の壁が崩壊し、義憤に駆られた官僚・役人たちが自由を取り戻し、霞が関に大きな変化が訪れ始めたように見えます。(『今市的視点 IMAICHI POV』今市太郎氏)


【関連】統一教会と自民党を結ぶ「票とカネ」。菅内閣に9名の利害関係者、日本会議とも共通する思想とは=原彰宏

※本記事は有料メルマガ『今市的視点 IMAICHI POV』2022年7月23日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

この記事の著者・今市太郎さんのメルマガ

初月無料で読む

“忖度”をやめた役人たち

安倍元首相の8年間におよぶ政権を闇雲に絶賛する人が意外に多くいます。

しかし、その実態はとにかく過去に前例がないぐらい法律を無視し、人事権を振りかざして役人を脅かしまくった8年でした。

書類が命のはずの官僚に「すべて廃棄した」などと忖度の嘘をつかせるなど、もうやりたい放題で、「お友達資本主義」を徹底謳歌した時間であったといえます。

ご本人は、さぞや権力を謳歌して、楽しい時間を過ごされたことでしょう。神羅万象を司る恐るべきその大魔王総理が、突然、姿を消したことにより、どうも役人の世界にはこれまでと違った風が吹き始めているように見えます。

すでに忖度を必要としない、元の平和な役人の世界が一部ながら戻ってこようとしていることを感じる事柄が、次々と起こりはじめています。

無いはずのアベノマスク業者のメールが発見される

2年前、安倍元首相がいきなり配布を決めたアベノマスクは、凄まじく出来の悪いものとして有名になりました。

7月14日、このマスクの納入業者との解約過程で作成された文書の開示を求めた訴訟の弁論が大阪地裁で行われたところ、それまで一切存在しないとされてきた厚生労働省の職員2人と業者とがやり取りしたメール100通以上が突然に見つかるという、珍事件が発生しています。

安倍元首相が襲撃されて命を落すことになってから、わずか6日後のことでした。

まあ、たまたま見つかったといえば、それまでなのでしょう。

見方を変えれば、忖度官僚が我慢せずに済む、元の世界がじわじわと復活を遂げていることが見えてくる状況です。

五輪組織委元理事の収賄疑惑に迫る東京地検特捜部

もうひとつ驚くべき事件が起きたのは、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事が代表を務める会社が、大会スポンサーだった紳士服大手AOKIホールディングスから、多額の資金を受領していたことを巡って、東京地検特捜部がAOKI側からの資金提供の趣旨などを、慎重に捜査し始めたという報道でした。

五輪関係の疑惑というのは、完全にタブーとされてきており、東京地検も中身を手繰り寄せると、安倍元首相にたどり着く可能性もあることから、迂闊には手を出せない案件と言われてきました。

しかし、これも、まさにこのタイミングに、あっさり特捜部の捜査が始まったことはかなり驚きです。ここにも、過去8年は吹かなかった風が戻って来ていることを感じさせられます。

役人・司法界隈で風向きが変わる

今のところ安倍元総理が消えてからの地殻変動は、そう多くはありません。

ですが、あきらかに司法当局と忖度役人の状況に変化が現れてきているように見えます。

この調子でいくと、森友・加計・桜を見る会などについても、突然、新事実が飛び出す可能性も期待できそうな変化を感じさせられます。

これが安倍元総理が消えたことが起因して起きているものなのか、単なる偶然なのかは、もちろんはっきりしません。

しかしながら、事ほど左様に、高級官僚は凄まじい圧力をかけてこられ、忖度をせざるをえない状況に追い込まれてきたのは、厳然たる事実のようです。

ご本人が消えてから1か月も絶たないうちに、役人の姿勢がころりと変わり始めていることには、さすがに驚きを感じさせられます。

もう無益な忖度や隠蔽を進める必要はないというのは、相当精神的にも、平和をもたらしてくれるようになっているのではないでしょうか。

そのくらい影響力と統制力の大きな政治家であったと言えばそれまでですが、事実がむりやり押し曲げられてきたことに、良心の呵責を感じていたお役人さんも、少なくはなさそうな状況です。

こうした霞が関に流れる風の変化が多くの省庁に広がり、以前のまともな役人の世界が早く蘇ることを期待したいところです。

 

果たして次はどんなネタが飛び出すことになるのでしょうか。

 

続きはご購読ください。初月無料です
 


貼り付け終わり