ウクライナ大統領がプーチンに交渉を要請 <newsNueq-3623>2022/2/26 14:42より転載します。
貼り付け開始、
櫻井ジャーナル
ウクライナ大統領がロシア大統領に交渉を要請
------------------------------------------------------------
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202202260000/
2022.02.26 00:00
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は
ロシアのウラジミル・プーチン大統領に対して
交渉の席に着くことを求めている。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は交渉の用意があるとしたものの、
武装勢力が武器を置くことを条件にした。
今回の軍事作戦でロシア政府が最も重要視しているのはネオ・ナチの排除だろう。
アメリカの支配層は1930年代からナチスをはじめとするファシスト、
第2次世界大戦の終盤からはマフィア、
1970年代からはイスラム系のカルトとも言うべきワッハーブ派やムスリム同胞団、
あるいは麻薬業者や少数民族を手先として利用してきた。
第2次世界大戦後、アメリカはナチスの幹部や協力者の逃亡を助け、
保護し、場合によっては利用してきた。
※ ヒットラーは、2018年だったかに、アルゼンチンの牧場で天寿を全うした。
保護する傍らでさまざまな訓練を行い、
ソ連が消滅した後には出身国、
あるいは親の出身国へ送り返してアメリカの工作に使っている。
ウクライナのネオ・ナチはステファン・バンデラの信奉者で、
OUN・B( ウクライナ民族主義者機構バンデラ派 )の系譜に連なる。
この一派はOUNの中でも反ロシア色が濃いグループで、
そのリーダーがバンデラだった。
このOUN・Bをイギリスの情報機関MI6のフィンランド支局長だった
ハリー・カーが雇うが、その一方でドイツが資金を提供、
バンデラの側近だったミコラ・レベジはクラクフにあった
ゲシュタポ( 国家秘密警察 )の訓練学校へ入る。
OUN・Bは、いわばMI6とゲシュタポのハイブリッドだ。
※ ウクライナ民族主義者機構
https://en.wikipedia.org/wiki/Organization_of_Ukrainian_Nationalists
----------------------------------------------------------------------
1919年のポーランド・西ウクライナ戦争で国土を失い、
ウクライナ将校たちが亡命先のウィーンで1929年、
イタリア・ファシズム系反ソビエト亡命組織として設立。
ヒットラーに忠誠を誓い、1941年の「 バルバロッサ作戦 」に従軍。
ポーランド人10万人を虐殺。
主敵は、ロシア人とポーランド人。
思想のベースは極右農民運動。
ユダヤ人に対しては揺れがあるようだが、2次大戦末期には
ユダヤ人もOUN軍に取り込んでる。
ウクライナ・ネオナチを僕は長年、カザール・アシュケナジーと思ってきたが、
どうやら間違いで、スラブ人主体だったようだ。
1943年の春にOUN・BはUPA( ウクライナ反乱軍 )として活動を始め、
その年の11月に「 反ボルシェビキ戦線 」を設立。
大戦後の1946年4月に反ボルシェビキ戦線は
ABN( 反ボルシェビキ国家連合 )になる。
ABNは中央ヨーロッパをカトリックで支配しようという
インターマリウム構想の勢力と連合、
バンデラの側近だったヤロスラフ・ステツコが指揮するようになり、
1948年にアメリカでは極秘のテロ組織OPCが設立され、
アルバニア対する工作を最初に行う。
この極秘組織とステツコたちは連携するが、
ソ連のスパイだったMI6のキム・フィルビーからソ連側へ情報は伝えられていた。
( Stephen Dorril, “MI6”, Fourth Estate, 2000 )
東アジアでは1954年にAPACL( アジア人民反共連盟、
後にアジア太平洋反共連盟に改名 )が組織されるが、
このAPACLとABNは1966年に合体して
WACL( 世界反共連盟。1991年にWLED / 世界自由民主主義連盟
へ名称変更 )になる。
この組織がCIAと緊密な関係にあったことは広く知られている。
( Scott Anderson & Jon Lee Anderson,
“Inside the League”, Dodd, Mead & Company, 1986 )
※ この世界反共連盟( WACL )の下部組織が勝共連合だ。
昔、東京を訪れる世界のVIPの臨時お抱え運転手のバイトをやってた頃、
勝共連合の幹部に呼ばれて、センチュリーを時々運転していた♪
勝共連合は、もちろん、統一教会の下部組織だ。
ウクライナのネオ・ナチを率いているひとり、
「 右派セクター 」のドミトロ・ヤロシュは
昨年11月から参謀長の顧問を務めているが、この人物は
2007年頃からNATOの秘密部隊ネットワークに参加していると言われ、
西側の有力メディアが売り出している「 アゾフ大隊( またはアゾフ連隊 )」
を率いている人物はヤロシュの部下だ。
現在のウクライナ体制はアメリカを後ろ盾とする暴力的なクーデターにより、
選挙で選ばれた政権を倒して築かれた。
そのクーデターの主体がネオ・ナチなのだが、
それを認める人間はナチズムを支持していることになる。
クーデターの際、キエフで治安部隊だけでなく
市民をネオ・ナチが虐殺していたことは本ブログでも繰り返し書いてきた。
クーデターで排除されたビクトル・ヤヌコビッチ大統領の支持基盤である
東部や南部でも住民が惨殺されている。
ドンバス(ドネツクやルガンスク)は東部、クリミアやオデッサは南部にある。
ネオ・ナチによるオデッサでの住民虐殺は凄惨なものだが、
西側では大きな問題になってこなかった。
そうした状況がロシアの軍事作戦で変わる可能性がある。
「 交渉を要請 」とは、予定通りゼレンスキーがプーチンに白旗を掲げた。
と、云うこと。
先の < newsNueq-3622:バイデンがプーチンをウクライナ侵攻に導いた >
のコメントで大体書いたので、良しとして、
さて「 次 」はポーランドだ。
ドイツとロシアは、ポーランドを分割したくてウズウズしている♪
ポーランド領の多くは、元プロシア帝国領だ。
「 新大西洋憲章( New World Order )」、バイデン/プーチン・ジュネーブ会談で
そのことも話されたのだろうか?
関連情報
< newsNueq-3622:バイデンがプーチンをウクライナ侵攻に導いた >
< newsNueq-3260:バイデン・プーチン会談でロン・ヤス関係誕生? > 2021/06/18
< newsNueq-3264:米露のレイキャビック会談とジュネーブ会談 > 2021/06/23
< newsNueq-3257:新大西洋憲章( New World Order ):80年ぶり
:G7英米会談 > 2021/06/13
nueq
貼り付け終わり、※nueq さん解説。