バリアフリー改修の武蔵野の家は、高齢者のための住まいの基本性能を柱に「寛ぐということ」をテーマに計画しています。
1階のキッチンを含む広間には 作り付けの家具を幾つか計画していますが、見た目の落ち着きと 手触りを求めて、北海道産のナラ無垢材を採用することにしました。
森林の保全を目的とする社団法人の「モアトゥリーズ」さんに協力してもらい、北海道のナラの間伐材を使用することにしました。今回は少しの範囲ですが、国内の製材所等のネットワークによって、地域に眠っている間伐材などの採用を可能にしています。
今回のナラ材を扱ってくれたのは 都内の白金にある 京和木材さんです。白金の商店街にある製材所さんです。白金に製材所があるんです、古くからあるようですよ。
今回は、家具の天板とベンチに北海道のナラ材、床材と外塀に大分の日田の杉材を使います。
北海道のナラ材です。(画像はは製材所に使われている木材退色防止の照明で、グリーンに写っています。)
浸みのように見えるのは木目です。サンディングしなければどのような木目に現われるのか分かりませんが、これが自然というものですね。原材の幅自体は20~30cm程度です。家具の天板等には幅が狭いため、木取り(どの部分を使用するかの下書きです。)をして、幅15~20㎝程度の材を繋いで一枚にします。接ぎ材(はぎざい)という材料にします。無垢の一枚板に見えますが、狂いも少なく、安価にできます。
昨日、家具製作の工場から、ナラの接ぎ材の天板の付いた家具が搬入されました。
ばっちりです!思った以上に繊細で柔らかい。
手触りと、柔らかさのイメージは最高です。もちろん、生地仕上げのまま使います。
いよいよ完成が楽しみです。
材木屋さんの作る北海道産のナラ材無垢 接ぎ材(はぎざい)ご興味のある方はタマイアトリエまでお問い合わせください。
タマイアトリエ
人気ブログランキングへ