私も「ポリアモリー普及」みたいなのに一役買ってるわけなのですが、
「ポリアモリー」って聞くと
「うんうん、フリーセックスいいよねー、
束縛とか嫉妬とかさー、うざいよねー」
的な反応返ってくること多いのに
ちょっとうんざりしてたりします（苦笑）。
タイのお土産、青い花のハーブティー、バタフライピー。
ほんとに真っ青！！
アンチエイジングに効くそうですよ（＾＾）
その対極の
「複数の人と？！なにそれ！
ヤリチン・ヤリマンでしょ？」
みたいな反応にもうんざりですが。
両方、表面しか見てないですよね。
「ポリアモリー（誠実な複数恋愛）」が取り上げられるとき、
「複数」というキーワードに目がいくのは
しょうがないのかもしれないけど、
私は問題の本質は、
人数じゃないと思うんです。
誠実かどうか、正直かどうかだけ、だと。
一夫一婦制の制度ありきだと、
正直なのか？誠実なのか？の問いの前に
人数ですよね。
結婚したら、関係が冷め切っていようと、
心の中に他の異性がいようと、
まず「一人」という人数を守れ、と。
人数が「1」でなくなったとたんに、
不倫だ浮気だ裏切りだ、と大騒ぎ。
それがおかしいと思うんですよね。
人数さえ守れば、
自分の心に嘘ついてもいいのか？
自分の魂の要請に不誠実でもいいのか？
自分の人生を誠心誠意生きる、ってことよりも
その関係性に関わる人の数の方が
大事なのか？
私にとってのポリアモリーは、
人数などにとらわれず、
正直なの？誠実なの？
本気なの？真剣なの？などの問いを
突き詰めた生き方そのもの。
誠実に正直に、
そして本気で真剣に当事者同士で話し合い、
人数とか性別とかを超えて深い真実の関係を結んでいきたい。
バタフライピー、こんなお花なんですね。
そして同時に、
「うんうん、フリーセックスいいよねー、
束縛とか嫉妬とかうざいよねー」的な反応にも
違和感バリバリです。
こちらの反応も
表面しか見てない点で同レベルですよね（笑）。
性行為というのは、
そんなに軽々しく扱われていいものでしょうか？
そして嫉妬心や独占欲や不安などの心理・感情も
そんなに軽視されていいものでしょうか。
「約束」や「保証」や安心感・安定感がない関係で、
生殖可能年齢の女性が性行為をすることって、
ものすごい危険なのではないか、と、
老婆心ながら思わずにいられない。
どれだけセーフティーセックスに気を配っても、
コンドームが途中で外れちゃいました、
ピンホールが空いてました、みたいな事故って
起こりますもんね。
そのときのリスクはほぼ100％女性が負うわけで。
女子高生が
コンビニのトイレで赤ちゃん産んだみたいな記事を見るたびに
戦慄します。
十代の少女でなくても、コンビニのトイレで一人で産まなくても、
妊娠出産のリスクは女性が負います。
妊娠中絶の当事者になるのは100％女性。
（女性に我が子の命を絶つ選択をさせる、ってのが
どれほど残酷なことか。
産まなくて済んだんだから良かったでしょ、
みたいな簡単なことではない。）
9ヶ月間に及ぶ妊娠という重労働に従事するのも100％女性。
出産という
母子ともに棺桶に片足突っ込んだ体験をするのも女性。
授乳という
数カ月間に及ぶ苦痛と睡眠不足の重労働を担うのも女性。
人生経験が浅くて、
冷静な判断力とか
リスクマネジメント能力が育ってない若い女性が、
「うんうん、フリーセックスいいよねー、
束縛とか嫉妬とかうざいよねー」
というような価値観を目にして、
それを真に受けてしまったら・・・と思うと
ゾッとする。
そんな価値観が蔓延する片棒を
自分が担いでしまってないかどうか
責任を感じてしまうわけです。
そして、
本能的に性行為がはらむ危険性
（妊娠・出産・子育ての責任、性感染症の危険）
を察している女性が
「安心」や「約束」や「保証」を欲しがったときに
「束縛するの？」的な扱いを受けるかもしれない、
という危惧。
女性が性的パートナーに向ける
嫉妬心や独占欲や不安がる心理は、
性行為が自分に及ぼす危険性を察知しているがゆえの
本能的な反応なんだと思うのですよね。
脳内ホルモンの分泌の関係で、
性的な接触があると、
不安を司るなんとかホルモンが分泌されちゃうらしいです、
女性って。
これは、種の保存本能として
正当で健全な反応。
目の前の大切な人が
そういう感情が湧いて苦しんでいたら
優しく受け入れてあげてほしい。
その感情を、大切に扱ってほしい。
本人が一番つらいんですから。
どんな感情も、必然性があって湧いているのですから。
どんな感情も軽視されて当然などではないのですから。
「え、なに？束縛？！
まさか嫉妬？！
うざいからそういうのやめてよ（笑）」
みたいに扱わないでほしい。
不安や嫉妬、独占欲に振り回されよう、ってことではないですよ。
丁寧に丁寧に扱い、接することで、乗り越えていけると感じています。
当時者同士で、何かしらの解にたどり着けるはず。
葛藤はシフトアップのために与えられるはず。
不安や嫉妬、独占欲もなにかに気づくきっかけのはず。
人は感情に振り回される存在ではないはず。
感情が刺激されたら、
その刺激の元になった傷を見つけに行って、癒す。
それを繰り返して、
よりマチュアなオトナになっていけるはず。
ちょっとツユクサみたい。
そしてもちろん。
性行為は、妊娠の可能性がある以上、慎重に扱われてほしい。
中・長期的なビジョンの共有、
中・長期的な仲間意識・結束感を大事にした、
誠実な性関係パートナーシップの大切さを
私は訴えていきたいです。
刹那的なフリーセックス推進などの片棒を担ぐ気は
毛頭ないのです。
ポリアモリーはフリーセックス推進ではありません。
嫉妬や独占欲などの、
ネガティブととらえられやすい感情も大切に分かち合い、
いたわりあい、
ともに乗り越えていく関係性の大切さを
私は訴えていきたい。
人数や性別、年齢、関係性など
なんらかの枠にとらわれるのではなく、
すべての可能性に開かれて。
誠実なのか正直なのかに意識の焦点を当てて。
ポリアモリーは「誠実な複数恋愛」。
すべての制限はとっぱらい
「誠実である」ということだけを重視した
パートナーシップ。
自分に誠実かつ
大切な相手にも誠実に。
自分に誠実→自分の心や魂のうずきを無視しない
相手に誠実→相手の感情、相手の人生への影響を無視しない。
束縛するな嫉妬するな、じゃなく。
両方に誠実でいたい。
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