苦しいことには必ず意味があります、『苦も意図あり』。
新型コロナウイルスが世界を席捲しています。今こそ考えたい。
この世界にあるすべての物事は、対照的な形で存在し、つまり世の中のすべての事象はペアの関係です。
「善と悪」「生と死」「明と暗」「苦と楽」「悲と喜」など、片方だけでは成り立たない表裏一体の関係。
健康は病気になってはじめてありがたさがわかります。
辛い時は、目の前に精いっぱいで、自分がどこにいるのか分からなくなるかもしれません。
『神様は人間に耐えられない試練はお与えにならない』、苦しい時というのは神様が与えてくれた成長のチャンスです。
苦しみが得意な人なんてどこにもいません。
誰もが幸せになりたいと願い、地位や名声、お金など何かを欲しがること自体、そう悪いことではないが、執着するときにあらゆる苦しみが生じてくるものです。
人間は一人では生きていられない。人と人との関係も相対的になって、親と子、夫と妻、友があり、仲間があり、愛憎があり、信頼と敵意がある。人間はお互いに助け合わなければ、生きていけないのであります。
善とは、「他人のために尽くし、愛を分け与えること」が本意だそうです。
世のため人のためとまではなかなか考えられませんが、人のために尽くすというのは、自分が後悔しない生き方という意味で捉えており、尽くすことで、自他ともに心豊かに生きることができるという意味合いではないでしょうか。
新型コロナウイルスが早く収束することを心から願います。