節分に思う | たまご寒天のブログ

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テーマを選ばず思いついた事をそのつど書き込みます。
好きな作家は藤沢周平さんです。
歌手羽山みずきさんのファンです。

今年は、1月下旬に日本列島が強烈な寒波に見舞われ、こちらの地方でも4日間連続の真冬日となりました。

積雪量はそうでも無かったのですがとにかく寒かったです。

 

今日は打って変わって朝から晴れで、車で出かけた頃には国道筋の温度表示が7度と出ていてとても暖かく感じました。

 

先週金曜日の3日はお寺の節分会に参列し、帰りに袋に小分けした煎り豆を頂戴してきました。

節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日の事を指すので、本来年に4回あるのですが、近年は立春の前日だけを指すようになったという事です。

 

家に帰って、豆を歳の数だけ食べましたが、弱ってきた歯に負担を掛けない様ゆっくりいただきました。

豆をつまみながら、こどもの頃の節分の事をふと思い出しました。

私の家は、両親と男兄弟3人の5人家族でした。

当時の日本はまだまだ貧しく、我が家も慎ましやかな生活でしたが、節分には父がいつも豆まきをしました。たまに食べる煎り豆が香ばしくて美味しかったなという記憶が残っています。

 

父は、季節毎の行事は割とまめに行う方で、いろいろ思い出に残っている事も有ります。

その父が亡くなってもう25年以上も経ちます。

父は耳下腺がんという珍しい病気で亡くなりましたが、大きな病院で診断結果が出る日に、私も同行して医師から話を聞きました。

父は、診断結果にもあまり動揺する風でも無く、心配するといけないので母には病名は言わない様にと私に言いました。

その後手術を受けましたが、結局1年後に亡くなりました。

 

両親は、無理をしながら子供たちの進学や就職などを希望通りにかなえてくれたように思います。

誰でもそうなのかも知れませんが、生前父とはもっといろいろ話をしておけば良かったのにという悔いが少々有ります。

 

連れ合いと話をしていると、最近結構昔ばなしをしていることが多くて、歳をとってきたせいかなと思う事が多いです。

 

春の到来が待ち遠しいこの頃です。