毎年、今頃になると行っている車庫のシャッターのペンキ塗りを数日かけて終えました。
車庫は、1台用と2台用のが別に有ります。
それぞれが小屋状でシャッターが付いてます。
1台用のはとっくの前から倉庫にして使ってまして、私の釣道具や電動工具・作業台・ポンプ・洗車セットなどで一杯になっています。
もう一つの2台用の車庫は、車は1台しかありませんが、植木剪定用の3,5mの梯子・2連梯子・これとは別の4mの折り畳み梯子を壁にロープで掛けてます。
それでも、2台用の広い車庫なので、スペースはゆったり有ります。
屋根だけの車庫だと、固定資産税不要ですが、壁で囲ってある車庫だと建物とみなされ税金をとられます。
しかし、こちらの地方は日本海に面し、一年中風も強いので塩害がひどいのです。
それで、屋根・壁対きの駐車場のお家が多いです。
家の建物の一部が車庫になってる家も結構あります。
海岸線には防風・防砂用の松林が続いてますが、冬場日本海を渡って吹き付ける季節風はとても強くて、海のしぶきを吹き上げた霧状の水滴が、かなり内陸部まで届き塩害を受けます。
従って、屋外にある鉄のもの、例えばエアコン、看板、トタン屋根、シャッターなどはすぐ錆びてしまいます。
アルミ製だと錆びの心配不要ですがとても高価です。
雪国の自動車は融雪剤の材料に含まれる塩化物により、車体の足回りやドアなどが元々錆びやすいです。
さらに風に運ばれる海水の塩害のダブルパンチで、余計錆びにやられます。
余計な費用が掛かりますが、小屋型の車庫にしているお家が多いということになります。
我が家のシャッターは一般的な蛇腹式じゃなくて、オーバースライダー型です。
これは、天井に大きなバネが組み込んであり、手で持ち上げようとすると、両脇のレールにそってバネの力で軽く持ち上げられる仕組みのものです。
それで、2台用の車庫にも真ん中に柱が無いので、車を入れやすい利点が有ります。
消防署などのシャッターはこれの大がかりなのが採用されています。
もちろん、今は電動式のシャッターが多くなっているようで、これなら開け閉めに力は不要ですけどね。
さて、いよいよシャッターのペンキ塗りです。
毎年手入れしているのですが、シャッターの表面には、ところどころに錆が浮いています。
まず、サビパンチという防錆液を塗ります。
これは、化学反応で錆び(Fe2+)を錆びない錆び(Fe3+)に変えて安定化する優れものです。
十分乾燥させた後に、さび止め用の下地塗料を塗ります。
さらに、その上に上塗り用の塗料を塗ります。
下地用・上塗り用塗料はそれぞれ2度塗りします。
以上で完了ですが、天気予報に注意しながらペンキは塗らないといけないので神経を使います。
ペンキ屋さんに頼めば楽だし、プロの塗装なら毎年ペンキ塗りしなくても良いかもしれません。
しかし、リタイアした今は時間がたっぷり有るし、自分でできる事は出来るだけ自分でやるという主義なので、懲りずに続けてます。
今年は、車庫の屋根のペンキ塗りもしようと思ってます。