今日は、朝食後一服して近くに有る公園に散歩に出かけました。
ウオーキングと言いたいところだが、ゆっくりのんびり歩くのでウオーキングというよりやはり散歩が正しいです。
広大な松林が有る自然公園で、ジョギングやウオーキング・ノルディックウォーキングなどめいめいが自分の好みのやり方で楽しんでおられる。
疲れたら、無料の温泉の足湯で足の疲れをとることもできます。
朝方雨が降りましたが、この辺りは砂地なので水はけが良く足元もそう悪くありません。
土の上を歩くのは足への負担も少なく気持ちがいいです。
涼しくなったそよ風を頬に感ずるのも爽快です。
散歩しながら気が付いたのですが、黒松林のところどころに赤茶けた松の木が見えました。
松くい虫にやられた松です。
5月頃に被害に遭い、今頃枯れてくるのです。
こうなったらもう切り倒すしかありません。
庄内地方の海岸線は、33Kmにも及ぶ全国でも有数の庄内砂丘が続いています。
砂丘の幅の広いところは3Kmもあります。
400年ほど前、庄内地方は日本海から吹き付ける季節風が強く、押し寄せる大量の砂や潮風により不毛の地でした。
そこで、それらの被害から守るため、黒松の植林が始まったのです。
先人たちの多大の努力により、今の広大な防風・防砂林が出来上がりました。
(下記の写真は借り物ですが、庄内砂丘を北側から撮った写真です。緑の濃い部分が黒松林です。右が日本海です)
そのおかげで、米どころとして有名な今の庄内平野かあるのです。
この大切な松林ですが、最近は下草刈りなどの手入れが行き届かず、松くい虫による被害が拡大しています。
実は私の家にも松の木が数本有りまして、近所のお家で松くい虫の被害が発生するのを見ると、いつ我が家の松も被害に遭うかと冷や冷やものです。
松くい虫の発生予防の有効な手はありません。
白砂青松という日本の海岸線の原風景を守る方法が早く見つからないかなあと思っています。