最近全国的にお祭りが多い。
その中で時々見かけるのが「武者行列」
特に城下町だったところは定番ともいえる行事です。
わが町にも、昔支藩だったので1万石と小さかったが、城下町だった地区がある。
10数年前までは独立した町だったが、市町村合併により今の市に組み込まれた。
この町の地域のお祭りの行事に長年続く武者行列がある。
騎馬に乗った武将や、甲冑に身を固め刀・槍・火縄銃の武器を持った武者の列が続く。
昔の武士の子孫となる中学生たちが武者役の多くを務め、中には女の子もいる。
この町の人たちのこだわりがすごい。
山沿いにある小さい町だが、地区の住民にはやはり昔武士だったという誇りが今でも有るようで、代々伝わる能の舞台も毎年演じられている。
火縄銃の鉄砲隊もある。
そして市の催しなどが有ると、必ず甲冑の衣装に着替えて写真を撮ったりできるコーナが有り、この町の人たちが運営している。
今でもこの町の人たちは武家言葉で話しているのではないかと、ほほえましく思うほどです。
影響を受けて、我が家ではこの町の話題になると急に武家言葉になり、私が「そもじ、今日はどこまで参られるか?」と尋ねると、連れ合いが「お前さま。今日はお稽古にまいります」というような会話になります。