ひきこもりは増え続ける


 

今や日本のひきこもりの数は146万人で
 
その家族が両親2人+兄弟が1人いるとしたら
 
約450万人の人が家族のひきこもりに悩んでいる。
 
本人と合わせたら約600万人だびっくり
 
 
他人事と切り捨てるには
 
多すぎる数だと思う。
 
 
あなたの隣の誰かが
 
もしかしたら死ぬほど悩んでいる問題かもしれない。
 
 
社会問題ともなっているひきこもりについて

興味をもってこのブログを

読んでくれたら嬉しいな〜飛び出すハート
 
と当事者家族の1人である私は思うニコニコ

 

 

 

  結局、ひきこもりの原因って何なのさ?


 
私は、叔父、兄、息子、と3世代に渡り
 
ひきこもりの人の身近で生きてきた泣き笑い
 
 
私自身も毒親育ちゆえの生き辛さを感じる中
 
ひきこもりの根本的な原因というか
 
一つの共通項として
 

発達性トラウマ

 
が関係あるのではないか?と常々思っていた。
 
発達性トラウマ=幼少期に作られたトラウマのこと。大人のトラウマと区別してこう呼ぶ。
 
(その後遺症が複雑性PTSDとなる。)
 
 
でも、どんな本を読んでも
 
色んな心理学系の勉強会に参加しても
 
うっすら「関係性がある」という表現は
 
ちょこちょこあれど
 
はっきりと
 
ひきこもりの背後にあるものは
 
「発達性トラウマ」だ
 
つまり、親の育て方が原因なのだ

と明言しその上でどうしたら良いのか
 
道筋を立てて説明してくれる人・本はなかった。
 
 
 
 
それが!!
 
やっと見つけたのだ。
 
 
 

精神科医の宮田量治先生の本。
 
もちろん宮田先生も
 
ひきこもりの人の100%がそうだなどとは
 
おっしゃっておらず
 
統合失調症や発達障害が原因の場合もある。
 
なので、何割かの人に当てはまるのでは?
 
という見解だ。
 
 
また、子どもの心の発達の権威である
 
杉山登志郎先生は
 
随分前から
 
発達障害と診断された子の中には
 
発達性トラウマが原因で
 
発達障害の子と非常に似た症状を出すために
 
診断されている子がいる
 
と著書で書かれていた。
(本のタイトルはすぐには思い出せないけど、ネット記事にもあるので興味のある方は検索してください。)
 
 
 
実はまだこの本の
 
半分ほどしか読んでいないのに
 
どうしてもこの興奮を文章にしたくて
 
ブログを書いているダッシュ
 


  トラウマとひきこもりの関係

 

そして前半を読んで
 
色々書きたいことはあるけれどまず一つ。
 
 
『外傷性ひきこもり』は2021年の発行だけれど
 
それより以前にトラウマとひきこもりの関係性を
 
唱えていた方はいたらしい。
 
 
それは英文論文で世界に初めて「hikikomori」を
 
国外に報告した研究者の服部雄一先生だ。
 
服部先生は、2005年発行の著書で
 
「ひきこもりにおける精神病理はトラウマ性のもので、PTSDにより説明できる」
 
と、実例を上げて詳しく書いていた。
 
しかし今の日本ではその説は完全に無視されてしまった。
 
なぜひきこもりになるのか

なぜ精神症状を出す子どもがいるのか
 
その原因が親の不適切な養育のせいだと

はっきり言うことは
 
当時の日本では

受け入れられなかったのかもしれない。
 
 
まだ毒親問題とかが浸透してない時代だからね知らんぷり
 
親のせいにするとは、けしからん!!
 
っていうのが一般的だったのだろう。
 
 
だから、精神症状が出れば
 
うつ病だの強迫性障害だの発達障害だのと
 
次々と診断名をつけて薬を処方する。
 
 
でも、全然よくならないんだよね滝汗
 
私の兄は、30年ほど前から
 
精神科で治療を受けているけれど
 
良くなったためしがない。

むしろ副作用でおかしくなっていった。
 
 
何かもっと診断名とは別の原因があって
 
そこにアプローチしていないから
 
改善しないのだろうなあ
 
と身近で見ていてそれだけはわかった。
 
 
 
 
私は今、トラウマの専門家のサポートを受けていて
 
幼少期のトラウマって
 
ひきこもりに限らず
 
なぜ自己肯定感が低いのか
 
なぜ「ねばならないこと」に縛られるのか
 
なぜ自分の本音がわからないのか

なぜ人の目や評価がきになるのか
 
といった漠然とした疑問が
 
するすると解消していくのを実感している。
 
 
ああ、だからか~!!という
 
発見と納得の連続だびっくり
 
 
なぜひきこもるのか?
 
っていうことに真摯に検証したこの本は
 
新たな視点もあってとても面白い。


全部が全部真実だとは思わないけれど
 
家族のひきこもりに
 
モンモンとしている人におススメしたい。
 
視点を変えるのに役に立って
 
本人を理解する一助となるかもしれない。
 
てか、まだ私も半分しか読んでないけどねニヤニヤ
 


 
 
 
 
イベントバナー

 

 
秋物