傾聴と会話のキャッチボールの狭間
最近の私は
ひきこもり息子の話を
できるだけ傾聴しようと心がけている
でも、息子は私に頻繁に質問を投げかけてきて
かなり突っ込んだ質問だったりして
そんな時、どう答えたらよいのか
わからなかったけれど
傾聴講座に通い始めてからは
それがわかってきた
息子が私に質問した時は
それを真に受けて
即座に自論を展開するのではなく
「私に聞いてみたいと思っているん?」
とまずは息子に聞いてみる。
人の意見を聞いてみたいと思っているのか?
それはなぜなのか?
ということに焦点を当てる。
話の主軸は常に息子のままにする。
意見を求めていないのに質問してくる
息子と話していて
本当に私の意見を聞いてみたいと思っている時と
別に私の意見なんて求めていないのに
私に質問してくる時がある。
意見を求めていないのに
私が真面目に質問に答えたりすると
会話が変な方向にいって
お互い疲弊する
そんな時の質問には
「う~ん。どうなんだろうね?」とスルーしたり
「息子はどう思うの?」と
投げ返すだけでよかったんだ
本当に意見を求めてそうな時にだけ
「私に聞いてみたいって思っているの?」
と聞いてから
私は話をすればよかった。
そして、本当に私の意見を求めている時は
ほとんどないのだった。
その区別が難しかった。
壁打ちキャッチボール
会話のキャッチボールとは言っても
対大人のそれとは違う。
私は母親の立場だから
基本姿勢は受容だ。
息子が壁とキャッチボールをしているのを
見ていてほしい
という時がほとんどで。
壁打ちの自主練を
母である私に見守ってほしいのだ。
(上記サイトより引用させていただきました)
壁打ちとは、ビジネスにおいては、話を誰かに聞いてもらって考えを整理することを意味する言葉。アドバイスや意見への答えを求めるのではなく、考えたことの整理を主な目的として行われる。
どんな球でもキャッチしてやるぞ
私と会話のキャッチボールをする時も
普通のキャッチャボールじゃなくて
私はキャッチャー役なんだな
息子の投げかける色んな球を受けとめる。
私が球を投げ返す時は
息子が必ずキャッチできる球にする。
どんな剛速球も
ただ受けとめるだけなら
なんとかできそうだ
投げ返す時には
優しく誰でも受けとめられる球にする。
こんなこと、毒親育ちの私は
親にやってもらったことが一度もなかったので
今更ながら親業を学んでいる。
哺乳類は親がしていたことを
無意識に真似てしまうので
親とは違うことをしようと思うならば
意識的に取り組まないといけない。
行動を変える
という明確な意志と
具体的な策が必要なんだな。
親から学んだ子育てプログラムが
間違っていたので
おや?って思ったことを見つけては
日々コツコツと更新していくのだった。