中1秋から不登校になり、現在17才になる息子は高校に行っていません。
家族関係を徹底的に見直し、自分、夫、息子の育て直しを同時進行で進めています。
欲張りかっ（笑）
モラハラ、アダルトチルドレン 、毒親関連に不本意ながらも(?)詳しくなってしまいました
これからは、そういった負を解消するために使っていたエネルギーを、自分のために使っていきたいのです。
現在、アドラー心理学を勉強中です
ある日の心理学トークセッションにて
私が相談したこと。
「兄の精神疾患の病状が悪化していると
母から電話で聞きました。
私は最近全然実家に帰っていないので、
『兄が悪化したのは自分のせいだ』
と思いました。
でも、それがおかしなことだというのも頭ではわかっているんです。
だって一緒に住んでいないし、1年以上実家に帰っていないので私が兄に悪影響を及ぼすはずがないからです。
でもそれを母から聞いてからの1週間くらいは
ふとした時に
『兄が悪化したのは自分のせいだ』
という思いがむくむくと浮かんできて
「いやいや、そんなはずはない！！
私のせいじゃないよ！！」
と自分で否定して、何とかかき消しました。
この
『兄が悪化したのは自分のせいだ』
と思ってしまうのは、
どう考えてもおかしいので、
今後はやめたいのです。」
これを聞いて、他の参加者さん達は
「いや、それはあなたのせいではないと思います。」
「むしろ、なぜそんな不思議な考えが浮かんでくるのですか…？」
「お兄さんの状態を実際に見ていないから、不安が暴走しているのではないですか？」
とそれぞれに思ったことを言ってくれます。
なぜそう思うのか？
の理由を私が答えたりしていると
ある参加者さんがこう言いました。
「お母さんはあなたを責めるような口調ではなかったかもしれないけど、無意識に「あなたが実家に帰ってこないからお兄ちゃんは悪化したよ。」というメッセージを持っていて、それを受け取ったからではないですか？
本来なら、精神疾患の子どもを支えるのは親の役目だけど、もしかしたらずっとその役割を背負わされてきたのではないですか？親子逆転みたいな形で。
だから、家を出て一緒に住んでいなくても、お兄さんを支えるのは自分の役目だから、「私のせいだ」となったんじゃないでしょうか？」
図星でした
10代で精神疾患を発症した兄の話を聞くのは
ずっと私の役目でした。
父は兄を否定する言葉しか言わないし
母は兄を怒らせる言葉しか言わないので
兄が癇癪を起こしたり
落ち込みがひどい時は
興奮状態がおさまるまで
いつも私が話を聞いていました。
私が高校生や大学生の頃から
兄の話を聞いていました。
兄が落ち着くまで
一晩中話に付き合ったことも
数えきれないほどあります。
私以外に兄の話を聞く人がいなかったからです。
ここでカウンセラーの先生がこう言いました。
「『私のせいで』っていうのはね
うまくいかない時はそう思うけど
うまくいっている時は
『私のおかげで』って思うものなんですよ。
だからね、私のせいで、と思うのも私のおかげで、と思うのも同じことなんですよ。」
⁇⁇⁇
え？どういうこと？
よくわからないな…と思ったのですが
そこで私の持ち時間は終わり
タイムアップしたので
後でよく考えてみようと思いました。
罪悪感と貢献感
私のせいでこうなってしまった。
というのは
罪悪感を感じている。
私のおかげでうまくいっている。
というのは
貢献感を感じている。
これが同じっていうのはどういうことだろう？
自分は相手に、良くも悪くも影響を与えることができる存在だ、と思っている。
おごりがあるってことかな？
自分の言動が
自分が思うように
相手に影響を与えている
って思うこと自体が
勘違いってことじゃない？
なんかムショーに恥ずかしくなってきたぞ
ということは、これ。
めちゃくちゃ境界線を越えてるってことだ…
執着した思い
私がなぜその役目を
手放すことができなかったのか
を考えてみると…
貢献していた、と信じたい理由は
自分の人生の時間の使い方が
無駄だったことを認めたくないからかも。
家族に精神疾患者がいる人にはわかると思うけど
話を聞くと言っても
相手は普通の状態じゃないので
めちゃくちゃ疲れるのです。
私も兄の話を聞いた後は
頭痛や吐き気、肩こりで
寝込んでいました。
だから
兄の話を聞いていた事は
無駄じゃない、意味があった、貢献していた、
と思い込みたかったんです。
じゃないと、あの頃の私が可哀想だし
自分のバカさに直面してしまうから。
貢献感も罪悪感も手放す
私が若い頃
親の代わりに兄の話を聞いていたことは
実は無駄なことだったんだな。
あんなに頑張っていたけど
意味のないことだった。
それを認めたくなかった
でも、認めよう。
私は無駄なことをしていた、と。
私のエネルギーを奪った
あの時間、あの我慢、あの努力、あの根性は
全部無駄なものだった、と。
荒れる兄に全力で対峙していたけど
貢献なんかしていなかったんだって。
だから、罪悪感を感じる必要もなくて。
ただただ、無駄な時間を過ごして
無駄な労力を使っただけだった。
それを認めよう。
過去に無駄なことばかりしていた
おバカな私を受け入れよう。
ヨシヨシ、よく頑張ったね
お役目御免して、もういいんだよ。
あなたはあなたの人生を生きていいんだよ。
家族のことより
自分のことを優先して考えてもいいんだよ。
もう犠牲にならなくてもいいんだよ。
そう書いていたら
自然に涙がこぼれてきました
共依存は手強いなあ。
あ、ちなみに私の解釈が
間違っているかもしれないけど
自称カウンセラーの方々、
「正解」を教えてくれなくてもいいですヨ。
間違えるのも迷走するのも私の勉強で権利なので。
試行錯誤の過程に意味があるのです。
「失敗させる」大切さってヤツ？です。
もちろん、一般の読者さんの
「それってこういうことじゃない？」
「私はこう思うよ。」
「私は別の意見だよ。」
っていう感想コメントは大歓迎です
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