私は退院の約1ヶ月後、仕事に復帰しました。
内容は事務職。
基本、座ってパソコンに向かって行う、動きの少ない仕事です。
復帰前も毎日散歩に出掛けて体を慣らしていたつもりでしたが、やはり仕事となると、たとえ事務職でも運動量が違います。
だって、通勤というものがありますから。
普通なら、徒歩と電車で片道約45分。
または、自転車で約20分。
復帰して10日ほどは無理をしたくなくて、贅沢にもタクシー通勤をしていました。
体を使う仕事に比べればデスクワークの負担なんて微々たるものですが、それでも意外と辛いものです。
普通に座っていると、もろに傷口のあたりに腹圧がかかってしまうから。
あまり圧がかからないようにふんぞり返って座ったら、それはそれでお尻や腰が痛い。
多分、入院と療養による筋力低下も原因になって、ただ長時間座ることがかなり辛かったですね。
そして通勤だけでなくやはり多少の動きはありますから、毎日毎日、帰宅する頃には歩く度にお腹の中の傷がジンジンと痛みます。
夜のうちにおとなしくしておくことでなんとか回復させて、翌日朝は痛みなし。
そしてまた帰宅する頃には痛い。
そんな日々が続きました。
さらに、退院後1ヶ月半以上経った頃のこと。
仕事中の午後、突如強めの腹痛が。
内部の、刺すような痛みです。
強い痛みはすぐに治ったため、緊急受診は考えず、様子見としたのですが、その後あきらかにおかしくなりました。
前々から時折走るチクチクやズキっとした痛みが頻回になり、歩けばすぐに傷に障っている感覚。少し気分も悪い。
また、タクシー通勤に逆戻りです。
この痛みが結局なんだったのかは分からずじまいでしたが、待ちに待った次の受診の際には、念のため血液検査と尿検査をお願いし、大丈夫そうだということを確認しました。
この検査も自分からお願いしないことには、きっとやってもらうことはできませんでした。
先生の表情と口ぶりは、「今もう治まってるなら、そんなのやらなくても…」な感じ。
内診もしてもらえなかったですし。
とにかく血液検査で炎症反応が出ていなかったからOK、ということで、自分を安心させた私でした。
腰とお尻が辛すぎて頼ったのがこれ ↓↓↓